どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「俺は何が出るんすかねえ…っと…」
最初から出ちゃ駄目なもんが出てきましたね。
「バッジ…だよね?」
「これ、俺の母校のバッジっすよ。まあ、概念礼装ってことは何かの魔術になるんでしょうけど」
術式の中にあったバッジを拾い上げると、表面は綺麗だった。…でも、裏面の血の量を考えるとこれは俺のものっすね。
「お兄ちゃんの母校のこと知りたい!教えて!」
「そう、ね…お兄ちゃんの話、私も聞きたいわね」
「それはまた今度、ということにしてくれませんかね?あんまり周囲には聞かれたくない話なんで」
そもそも聞かせられるものなんすかねえ。
「まあ、坊主の昔話にゃ興味あるがな、その前にさっさとガチャを終わらせてくれや」
「それもそうっすね」
クーさんのパスをありがく受け取り、魔力を注ぎ込みます。出たのは…
「アイパッドだね…妙に極彩色であること以外は特に異常じゃないかな?」
「…いや、ロックがかかってるぞ」
ロック…っすか。そういえば、これって…
「ちょっと貸してみてください」
「え、天海くんってこれ解けるの?一体君は本当になんなんだい?」
「多分このモノパット、俺のっすから」
055102428100。
冬雪さんが勝手に変更したパスワードですけど、不思議と由縁を知るとすんなり頭の中に入りました。
入力が終わるとモノパットは起動。やっぱりこれは俺のなんすね。
「まあ無用の長物ですんで気にしなくていいです。強いて言うならハッキングをしやすくできるツールになったんすけど…そんなん特異点じゃ何の得にもなりませんしね」
最も、もしこれがあの時と同じ用途で使えるんだったら…っと。そんなイフは考えても仕方ないんすけどね。
「とりあえず俺の高校のマップとマップ写真ぐらいしか見れなさそうっすね。果たして何の使い道があるのやら…」
「お兄ちゃんの話をするのに使えるじゃない」
「すごっ!マリー、やっぱりすごいすごい!」
何をそんな当たり前の事を、そう言わんばかりのマリーのセリフ。ケルもいるとどうしようもないっすねえ。
「諦めてるところ悪いけど、これって何処の学校だい?全くわからないんだが」
「俺もあんまり言えないんすよ。ぶっちゃけ学校かどうか怪しい場所なんで」
「ん〜?ケルにも話せない?なんでなんで?」
「…悪いけど、そういう機密事項なもんとしか答えられないっす。というか、秘密にしないと冬雪さんにも怒られるんすよ」
冬雪さん、あんまり男の気配を感じさせると駄目とのことらしかったからすねえ。そもそも箔付きの為に行きたい人も多いそうなんで。
「冬雪、ねえ…坊主、その女の人は…」
「ただの有名なSNSサイトの活動者のことらしいっす。俺もそんな詳しくは知りませんね」
そもそも俺も知らないことが多いですし。
「…まあ、今度調べてみてください。そんなことよりガチャを引きましょう」
このままじゃ埒が明かないので、俺は魔力を流して無理矢理進めることにしました。
召喚したのは
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セイバー(円卓関連)
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アサシン(v3)
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その他(感想で教えてほしいっす)