どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ   作:マリーを妹にし隊

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カルデア⑩

さて、何を祈ればいいのかわからないんすけどね。

 

「強い戦力でも願いますか」

 

無難ですけど、強い戦力があって困ることはほぼありませんから。

 

程なくして出てきたのはアーチャーの…誰でしょうか?

 

「サーヴァント、アーチャー。真名はエミヤ。よろしく頼む、マスター」

「…俺は天海蘭太郎っす。よろしくお願いします、エミヤさん」

 

サーヴァントを引けたし、成果は上々と考えて良さそうですね。

 

「とはいえ、これだとあんまり意味がないかも知れないっすね。感情の固定はかなりの難題ですし、そればっかに頼ることもできなさそうっす」

 

「なんでなのかしら?…ああいや、お兄ちゃんに、反対って訳じゃなくって…理由を知りたいのよ。ほら、わざわざ特定のサーヴァントを呼び出せるのに、不特定にする理由が知りたくて」

 

「マリーが尋ねるのも無理はないっすよねえ。難しいのもそうなんすけど、単純に危険なんすよ。これだと途中で一瞬でも別の意識を入れてしまえば何がでてくるのかがわからない…ってのが問題点として挙げられます。…それに、自分の思い出も関係してるって考えるとケルみたいに混ざる可能性もゼロじゃないっす。ケルはこんな感じで危害を加えてこない優しいケルっすけど、そうじゃなきゃ殺される可能性があります。そうなった時に混ざる前のサーヴァントが強かったら?」

 

ケルの頭を撫でつつ、マリーに問いかけます。お兄ちゃんとして、妹に考えないお人形さんにはしたくないんすよね。

…本当は、コロシアイの黒幕達を呼びたくないって理由をバレないよう必死なだけっすけど。

 

「…止められないわね」

 

「そういうことっす。それならまだ不明な方がいいでしょう?」

 

「…坊主にしちゃよく考えてんじゃねえか」

 

「これでもお兄ちゃんなんで」

 

そんな便利な言葉ではないっすけどね。

 

「ねー!ねー!早く引いて!エミさん以外みたい!」

 

「ちょっ、押さないでください…って、あれ?」

 

ケルに押された衝撃でポケットから落ちてきたのは聖杯を守っていたセイバーの髪の毛でした。そういえば、これは聖遺物として使えるんすかね?

 

「この髪の毛、そういえばセイバーさんのものっすよね。結局真名はわからずじまいでしたけど…」

 

「う〜ん…キャスターの俺なら知ってるかもな。ま、呼びたきゃ勝手にしろよ」

 

どうせ敵対勢力を削がなかった時点で分かりきってんだろ。

 

そう言い終えて槍を構えなおしたクーさん。

 

「どうであろうと問題ない…と、思いますしね」

 

俺は魔術陣の中に髪の毛を置き、魔力を注ぎました。

召喚したのは

  • セイバー(円卓関連)
  • アサシン(v3)
  • その他(感想で教えてほしいっす)
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