どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
それが、間違った方に進むとしても。
「…夢…だよね…?」
起きた私は、嫌でも夢と現実を重ねてしまう。
知らない天井。見覚えのない部屋。妙に快適な部屋。
頭がぐるぐる混乱する。吐き気がこみ上げてくる。
(どうすれば…)
目の先にあったのはトイレ…じゃなくて窓。遠くの景色でも見ればきっと、心が落ち着くはずだ。カーテンを一思いに開け、外の景色が目に入る。
…外の景色は、私が予想していたものとは違ったけど、吐き気を抑えてくれた。
その代わり、私は誰かに問いたださなければならないと思った。
マシュでも。
マリーさんでも。
とりあえず話せれば、不安を少なくできれば、誰でもよかった。
扉を開け、部屋の外へと走り出した。
(皆、どこにいるんだろうか…)
ふと、思ってしまった。これが夢で、現実があっちだったら。
背筋が寒くなるのを無視して、永遠にも思える廊下を走り出した。
「…どうしたんすか?」
そして、走って見つけた、さっき嗅いだような匂いが漂う食堂に。
さっき慰めてくれた時と同じように笑いかけてくれて。
心配なんか気にしないでいいと笑っていて。
あれもこれもそれも。
ぜんぶぜんぶ、さっきの
私が泣いてしまうのには、充分な理由だった。
「…大丈夫っすよ。きっと、なんとかなりますから」
…やっぱり、頼れる大人の人ってこういう人のことを言うのかな。
「…おちつきましたか?」
もちろん、そこまでおちつけた訳じゃなかった。結局、他の謎がどんどんと出てきただけだった。
ただ、それは今から
「あの…なんで外が暗いんですか?
さっき、部屋の窓を開けて外を確認したんです。そうしたら、何も見えなかったんです
どうなってるのか、教えてくれないですか?」
もちろん、地下にあるとか、窓を黒く覆っているとか、何かしらの事情があるのかも知れない。
それよりも、誰かからの情報がほしかった。
「…マスター、ハーブティーに合うスコーンでも作っておこう。それに、どうやら君には女難というのがぴったりだろう」
後ろにいた赤い髪の人─多分、
そう言って厨房に戻っていったサーヴァントの人を見送り…いつになく真剣な表情でこっちを見つめる
「おちついて聞いてくださいね…」
そういって、私に語り始めたことは、到底信じられるものではなかった。
召喚したのは
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セイバー(円卓関連)
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アサシン(v3)
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その他(感想で教えてほしいっす)