どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ   作:マリーを妹にし隊

30 / 74
デジャヴってよく起きる気がするんすよね。…妹を慰める時は、なおさら。


カルデア⑮

…ふう。

 

「一仕事終えたようで何よりだ、マスター」

「…ちょっと悪意がありますよね、この巡り合わせ」

「さて、どうだか」

 

まさか、こんなことになるとは思いませんでしたからね。

すやすやと腕の中で泣きつかれて寝ている立香を横に寝かせます。

 

「マスターは少女に兄呼ばわりさせて昏倒させる…その手段に驚いたね」

「言い方に悪意ありませんか?」

 

まあ、言われたこと通りのことをしましたしね。

 

「にしても、外の世界の真実っすか…」

「ん?なにか引っかかることがあったのかね?」

「ああいえ、気にする程のものでもないっすよ。単に聞き慣れてるってだけなので」

 

あの頃より成長したと思いたいんですけどねえ。

…あいにく衛宮さんも冬雪さんも、あの頃の俺を知っている皆と会えることはもうないんでしょうけど。

 

「そうか。ではあらためてどの特異点に行くつもりなのか教えてくれ」

「いきなりそこっすか」

 

ロマンさんの話から、特異点については理解している。

エミヤさんとしては人に教えたいんですね。ここは甘んじて聞いておくとしましょう。

 

「どうせだし、振り返りをしておこうじゃないか。

 

君たちが解決した特異点─炎上都市冬木。ここで人類史が途絶えていた、というのが全ての始まり。それから幾つもの特異点が発見された。

 

フランスの百年戦争のオルレアン。一応、年代としては中世に属する時期─この時期は丁度、ジャンヌ・ダルクが魔女裁判で弾劾された直後の時期だな。

 

古代ローマのセプテム。この頃はネロ皇帝が治めていた時代だな。特にそこまで争乱が無かった時期であることから、敵の予想という面だと難しいかもしれない。

 

オケアノス─最果ての海。特異点発生地点が大航海時代の最中であるから海賊が主に猛威を奮っていた時代だ。まあ…エドワード・ティーチなど黒髭などと出会える機会があるだろうな。

 

ロンドン─この中で最も有名であり知られている都市だろう。産業革命の泰明期とのことも相まって、霧が濃く暗殺がしやすい。最も、この時期位には有名なジャック・ザ・リッパーもいるだろう。

 

アメリカ独立戦争。自由の国であるアメリカが独立し国としての起源を作る時代だ。少なくとも荒野が多く発展途上の地点の為、移動することも大変になることが予想される地域だ。

 

エルサレム─十字軍によって滅ぼされた時代だ。そもそもここについてはよくわからない点が多い。ただ、どうやら別の聖地がそこに存在しているが故に時空が歪んでいる、とのこと。

 

最後に、学園都市江ノ島。今のところ、最も放置しても良い特異点だ。冬木と同じようにそれ以降の人類史は途絶えているが、向こう十年は問題ないそうだ。

 

さて、マスター。君は何処から行くつもりだい?」

 

「俺は────」




この小説のバーに色がつきました。…ありがとうございます。

召喚したのは

  • セイバー(円卓関連)
  • アサシン(v3)
  • その他(感想で教えてほしいっす)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。