どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「西って言ってたけど、アメリカだし広いんだよなぁ…現地民いない町にも寄れないからな、補給とかは大丈夫か?お前だけ生身の人間だろ?」
「まあ3日間程度なら。幸いプレーリードッグとかもいますしね…」
「…本当にマスターの人生が気になるところだね。魔術師でもないのにイカれてる。その上で女難とは…」
「ん?こいつのどこが?」
「…いや、君に話しても無駄か。そもそもエミヤだって同じだろう?」
「うぐっ…って言いたいところだがちげぇよ。私は普通に金稼いで平和に生きて巻きこまれて死んだ。少なくとも兄貴の思うような人生じゃあねぇよ」
「そういう訳ではないんだがな…」
「つーか蘭太郎、お前死んだんじゃねぇよな?生きてるよな?」
「そうじゃなきゃここにいませんよ…ほら、マスターがサーヴァントなんてお笑い草じゃないっすか」
「それもそうじゃねえか!すまねえな、疑っちまって!」
「…やめてくださいよ…」
…衛宮さんと最後に会った時、俺は同じセリフを聞いた。そしてその次の日の朝、…考えるのはやめましょう。
本当に、やめてほしかったっす。
とはいえ、衛宮さんに指示したところでどうしようもないっすからね。
どうしようもないので無理矢理話題をかえます。
「それで、さっきの連中はなんなんすか?バーサーカーにしか見えませんでしたが」
「わからんけど話は通じない。あの頃の私より会話は成立しなかったな。人間相手だと思うよりフェイント入れてこない動物って認識の方がいいぜ?
あと知性がないな。落とし穴に落ちても槍を手放さなかったりそのまま進軍しようとする辺り、おおかた人形とかそんなところだろうよ」
ふむふむ…人形、っすか…
そういえば、一人いましたね。
そんな不安を理解したのか、首を振る衛宮さん。
「ああ、安心しろ。少なくとも私を知ってる奴がいない時点で
「…よくわかりましたね」
「仮にも3週間一緒に居たからな。それに妹関連になるとすぐぽんこつになるからわかりやすい」
「なんすか、それ」
そこまでわかりやすいんですかねえ。俺としてはそこまで変わらないと思うんですけど。
そんな愚痴をこぼさないよう、平静に頭に手を当て笑います。
「つーよか、あそこに見える土煙なんなん?ほれ、あそこの」
衛宮さんが指さした先には徐々に近づいてくる土煙が。少し光ったところを見るに、なんか金属の武器を持ってるのは間違いないっすね。さっき言ってた人物でしょうか。
「…まあ戦闘準備だけはしておこうか」
「蘭太郎、後ろ下がっとけよ?」
「生憎、守られるのは嫌なんで戦いますよ。アーチャーの方が後ろ下がってくれればいいんですけどね」
「…あぁ、確かに有効だな。では後ろに戻らせてもらおう」
…もう、守られてばかりじゃごめんですしね。
52とv3、救われないとしたら?
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52
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v3