どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
砂煙がこちらまで近づくと、無音で止まって後ろから剣を突きつけられました。…どうやら、相手には俺がマスターだってバレてたみたいですね。
加えて後ろからなので相手がわかりません。
「…問おう。貴方が、マスターか?」
「ええ、そうですけど」
わかっているのに問いかけているのはなんででしょうか?やっぱり抹殺するため?
「落ちつけよ、蘭太郎。少なくともお前のこと知ってる時点でまともな人間だろ」
「…エミヤにバラしたのは失敗だったな」
すっと後ろからの殺気が消え、代わりに柔らかい感触が背中から伝わりました。
「…サーヴァント、セイバー。真名は…キャロライン・ペンドラゴン。君が召喚したアルトリアに関係するサーヴァントだよ。よろしくね、マスター」
「よろしくお願いします、キャロさん。俺は天海蘭太郎っす」
「…ああ、自己紹介か。私はアーチャー、エミヤだ」
「さっき助けてくれてありがとうな!私はランサーのエミヤだ!流石にややこしいからサキミヤって呼んでくれ!」
「なるほど…お二人共、よく似てますわね。皆様、よろしくおねがいしますわ」
…金髪のロール巻き、持っている剣は意匠は違いますがエクスカリバーだと見ていいでしょう。それに優雅な一礼の仕方はブリテンの貴族そのものっす。いろいろと理解はしましたが…まず、言わなきゃいけないことがありますね。
「衛宮さん?あんた女と男間違えてるじゃないっすか。記憶力落ちましたね」
衛宮さんにっすけど。あの頃はめちゃくちゃ記憶力良くて助けられることも多かったんですけどねえ。
サーヴァントってそんな記憶力落ちるものなんすかね?
「失礼だな、蘭太郎。私は君にだけは言われたくないんだよ。両方ともな!
…それに、鎧が完全武装なら君だって間違いなく間違えてたよ。断言できる」
「…?これが私の正装ですわよ。これ以上武装はしませんし…多分、敵対したお方と間違えたのではないかしら」
「うぐっ…」
衛宮さんは倒れこみました。…そんなショックだったんすね。
慌ててエミヤさんがフォローに回ります。
「ま、まあ次から気をつけてくれ。察するに、君は成人する前に死んだのだろう?流石にそこまで未成年に求める大人はいまい。なあ、そうだろうマスター?」
「あの〜…一応、俺も未成年っすよ」
よく間違われるんすけど、俺も一応永遠の18歳になったせいで未成年なんすよね。…あれで手に入れたものだから捨てたいのに、捨てられないんすよ。
「……アルトリア様と同じ気配を感じますが、まあ詮索はしないでおきましょう…さて、今後の話をしませんか?現状の説明ぐらいならば可能ですし」
「お願いします」
キャロライン・ペンドラゴン参戦…!
『人理修復を果たした皆様ならば必ず見ているはずですわ』
52とv3、救われないとしたら?
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v3