どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「…なるほど。事態は理解しました」
…さっき戦ったあの槍兵の小隊の方が聖杯で生み出されたものであり、その上で独立しようとしているアメリカと戦争をしていると。
対してアメリカは量産型の機械兵を使用して侵攻を食い止めていると。
聖杯を持っている陣営はケルトに関係する存在が多いこと。
ここにいるジェロニモさん率いるレジスタンスは元の状況に戻そうと奮闘していること。
その上で、もし共に戦ってくれるとありがたいと。
「…おい、受けない道理はあるか?」
「ないっすね。一応聞きたいんですが、アメリカ側と交渉はしましたか?」
「ええ。私が行きましたが聖杯にかける願いが違いました。『永遠にアメリカの繁栄を』。…もし叶えられたとしたら特異点はそのままになり人理は消滅するでしょう」
「…わかりました。天海蘭太郎、マスターです。よろしく頼みます、皆さん」
「アーチャー。エミヤだ」
「ランサー。エミヤだ!兄貴との違いは…まあ、頑張ってつけてくれや!」
「…キャスターのジェロニモだ。よろしく頼む」
「アーチャーのビリーだよ。気軽に呼んでね」
「アーチャーのロビンフッド。…よろしく頼むぜ」
「セイバーのラーマだ」
「セイバー、キャロライン・ペンドラゴンですわ」
……ふむふむ、なんか結構はちゃめちゃな呼ばれ方してるんですね。ビリーさんとジェロニモさんはアメリカの土地だから呼ばれたんでしょうけど、ラーマさんはインドですし。
「で、仲間を増やすのか?それとも聖杯陣営に奇襲?どちらにしたってある程度猶予はあんだろ?」
「…だったら仲間を増やしたいな。今判明してるだけでも厄介なのが5人いる。どうせ隠し玉とかいるだろうし備えておいて損はないよ」
「…それに、奇襲をしかけるにしたってケルト兵をどうにかしなきゃならない。そちらの対応もしておきたい」
「ケルト兵、か…あの喋れないやつか」
「そうですわね。基本的には意思疎通ができないので戦い以外は無理でしょう」
「それならケルト兵は俺達でやれる。蘭太郎も俺が教えたらできるだろうから気にしなくていい」
衛宮さん、何いってんすかね。俺達ができることでケルト兵に対応できそうなのはないと思うんですけど…
いや、アレなら可能っすね。
「…あぁ、あれっすか。それなら確かにケルト兵に有効っすね」
「わかってくれたか!一回練習で戦場で試してみて引き寄せられそうならそれでなんとかなる」
生前にもやっていない筈のがなんで宝具になるんすかねえ。確かに俺にも使えますが。
「それならこちらの方で中継点を作成しておきますので、試してきてくださいませ。それに私としてもマスターの戦闘が気になりますので」
こうして、俺と衛宮さんで戦場に出ることにしました。
52とv3、救われないとしたら?
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52
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v3