どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「で、出てきた訳だけど…やりたいことは理解してんだよな?」
俺達はさっき衛宮さんが防戦一方だった場所で張っていました。確かにここならケルト兵が通って来ますね。
「理論武装─っすよね?」
理論武装─自身の才能に合わせた武装で論を展開する追い込まれた時の『最終手段』として使われる武装。正直、これそのものに強い要素はないと思うんですけど…
「そ、正解。宝具としてもとんでもない性能になるんだよ」
「どうやっても宝具の性能が強くなるとは思わないんすけど…」
「アホか。理論武装って理論が通じないと一切壊せないんだよ。一回使ってみたけど、そん時はケルト兵から攻撃当たっても無駄だったんだよ。ただ、どうやら定期的に喋らないと使えなくなるから誰かと一緒じゃなきゃ効果はなくなってくんだけどな。
…っと、ちょい移動するぞ。ケルトが町に侵攻する」
「…んで、どう出せばいいんすかね?」
「う〜ん…まあ、私は適当に念じれば出せちゃったからなぁ…実物と同じように議論でもして理論をぶつけ合うとするか。ほれ、前だってそんな感じだったろ?」
「そりゃまあいいんすけど…何を議題にするつもりっすか?生憎そんなもんを用意するような器用な真似はできっこないっすけど」
「…恋愛するなら姉か妹か、でどうだ?お前のことだしそういう目で見れはしないだろうけど」
…う〜ん…まあ、姉でやるなら充分でしょう。
「姉でやるんならできそうっすね。俺が姉でやるんで…」
「私が妹か。オッケー、そんじゃちょいと詠唱する」
「理論の海に浸り、真実の光を求める者よ。
今我ら道を違えて戦いをする修羅とならん。
我等の武装は常識を超えた思考の結晶、
無限の可能性を秘めし宝庫。
今展開し、剣を向け合わん!
その先に映るのは、ただの武器ではない。
人の信念、そして未来への求むる鎧。
【理論武装】!」
気づいたら、俺と衛宮は完全に武装状態になっていました。
衛宮が手に持っているのはさっき俺から持っていったグングニルの槍。後ろにあるのは
俺は手に持っているのは普通の短剣。妙に落ちつく武器ですが、それよりも格好の変化の方が気になります。デンガンロンハットや茶色いローブなど、『冒険家』らしい格好になりましたね。手元のポーチからはかぎ縄やライターなど探検に必須なものばっかが溢れ出てます。
「よし!じゃあ議論しながらケルト兵に突撃じゃあ!」
「…テンション高いっすね、本当に」
52とv3、救われないとしたら?
-
52
-
v3