どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ   作:マリーを妹にし隊

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北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム⑩

「対戦、ありがとうございました」

 

俺は目の前のサーヴァントを殺した上で一礼する。無駄だってわかっていても、やらないといけないっすから。

 

「…じゃあな」

 

あっちの方も終わったみたいですね。

 

「よし、終わったなら帰ろうぜ。やりにくい相手だしまたなんか来ても困るしな」

「…そうっすね。サーヴァントがまた集まるかも知れませんし、理論武装も壊れちゃいましたしね」

「まあ、そりゃ最後油断したしなぁ…多分やってた感じ喋らないで5分が経過したら強制解除って感じか。あんな馬鹿みたいな言い合いをする度にリセット…そう考えると結構使いにくそうだな。ま、魔力は循環するからほぼゼロの燃費最高って訳か」

 

…ふと思ったんですが、これを観察すると言ったキャロさんはどうやって見ているんでしょうか?

魔術の監視とかでしょうかね。

 

「ん?ぼーっとしてるんなら背負ってくぞ」

「あ、いえ気にしなくていいっすよ」

「…いや、お前を背負う」

 

言うなり抱き抱えられました。お姫様抱っこ、ってやつっすか。

 

「やめてくださいよ、恥ずかしい」

「うるさい。蘭太郎と私じゃ足の速さが違うんだよ」

 

フードの奥に見えたのは眼帯でした。

 

「…あ、それ…」

「これか?あぁ、そういや喋ってなかったっけ?折角だし洗いざらい話すか」

 

気安そうに話している衛宮っすけど、大分触れづらそうにしてました。

 

「これは単に虐待の跡だっての。昔オレは物わかり…ってか頭悪くてさー。そん時に英才教育をばっかみたいに強要してきたクソババアがブチギレて飯に毒仕込んだり目玉ぶち抜いたりしてきてよ…ほれ、オレ全く食わなかったろ?今ならハーブティーと一緒ならある程度のもんなら食えるけどな。

ま、一応5歳位から庇ってくれた人がいたからなんとか6歳まで生きられたんだ…」

 

 

 

「そんで、そん時にオレを守ってくれた人が旅行に連れて行ってくれてよ、丁度いいからそれで逃げ出したんだ。申し訳なかったけどよ、そうでもしないとまた戻されると思って!それで、必死に生きてたところを貴族様に拾われて門番になったんだ」

 

 

 

 

「正直最初の頃には舐められたけどローブを貰ってからはそんなことはなくなったし、元々そういう戦闘とか護衛の才能はあった。それにな、あそこは俺が私らしくしても殴られなくて…ともかく、凄くオレに合った生活だった。教育とかはもともとオレには要らないぐらい充分受けてきてたし高校にも行く必要はなかったんだけどよ…貴族様に頼まれたからには行かなきゃいけないと思ったんだ」

 

 

 

 

 

「そんで、入学したらあそこに入れられて…お前と会って色々と散々な目に会った訳だ。もちろん死んだ後に大体どんな状況になってたのかわかったしさ〜…あん時にお前を庇っていてよかったと思ったんだよ。真実を知った後にまた会えるとは思ってなかったんだよ。安心しろ。今回は守りきってやるよ」

 

…なんでこんな湿度高いんすかねえ。いつの間にか暗くなった空を見ながら、ぼんやりとそう思いました。




さて、一体とんなのと混ざっているんでしょうね?

52とv3、救われないとしたら?

  • 52
  • v3
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