どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
『…ちょっと、どういうことなのよ。お兄ちゃんがそんなことやってたなんて知らないんだけど』
「そりゃそうじゃない?当事者の私だって知らなかったんだもん。多分サーヴァント化してる他の皆も同じじゃないかな」
「他の皆…サーヴァントも含めて14名でしょうか?」
「はにゃ?サーヴァントとかは置いといて、集まってたのは16名だよ」
…
でも、そうなら納得できる。
「ケルも一緒〜?」
「そこは知らないよ。私だってさっきいった通り混ざりもののサーヴァントだからさ。君たちとなんら変わりのない一般人だって思ってもらって構わないよ」
というかさらっと流したけどこの人があのななにゃん?
猫耳萌えを量産していったななにゃん?
「…私達の味方ですか?」
「いいねいいねマシュちゃん!希望にすがりつかないで可能性を消していくその姿勢!
…で、その質問にはイエス。交換条件としてひとつ飲んでもらいたいけどね。それさえやってくれたら私は人理修復に手を貸すよ」
「…その、条件って?」
ニッとななにゃんは笑ってそれを言った。
「コロシアイに関わった─黒幕以外の皆と合流すること。話したいことも説教したいこともたくさーんあるからね。それに、死んだ後の心境聞ける機会なんてないじゃん?
しかも今回ってケルちゃんも他の特異点ででたんでしょ?」
「ケルはねー、冬木ででたよー!」
「てことは確定だよ。あっくんに関係する人が混ざったサーヴァントが呼ばれてるんじゃない?衛宮しかり私しかり」
『衛宮?ちょっと待って、あのアサシンが?』
「ううん、違うよ?えっとさー…エルメロイ二世ってわかる?時計塔の魔術師の」
時計塔?魔術師?
なんのことをいきなり言っているんだろうか。私が知らない世界の話だった。
『ええ、知っているけど…それがどうしたの?それとエミヤが何の関係があるのかしら』
「大有りだよ。そこの門番を務めていた非魔術師の人間。それが『超高校級の門番』衛宮防人。…ま、私もそんな知らなかったけどね」
『…ちょ、ちょっと待ってくれよ!もしかして、あの事件で50名の魔術師全員殺したのは…!』
「そ、下手人は一人だってことだよ。衛宮は魔法についてすら知らない状態だからね?
ななにゃんの宝具で抑えたけどさ…それだってきっと理性が残ってるからだろうし…
うん、本来なら5秒もかからず破られたんじゃない?」
『…それらしい資料は見つかったわ。ななにゃんが言ってることが正しいみたいね』
「そもそも衛宮だって音速の槍ぐらいなら避けれたからさ…多分前よりも強くなってるんじゃない?」
ななにゃんの言葉で、もうくらくらしてきました。
「う〜んとね、一応弱点はあるけど今はつけないからなぁ…
ま、正面から戦ったら勝てないね」
あっさりとした希望を砕く一言。
本当にできるのか、不安にしかならなかった。
52とv3、救われないとしたら?
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52
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v3