どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「音楽性の欠片しかない音楽流れてんなぁ…」
「あっ!?そこの子犬、話がわかるわね!これから一緒に興行しない?」
「やるっきゃねぇよなぁ!」
「それでこそ子犬!名前はなんて言うの?」
「マーサ・ダークネスだ。これでもそこそこ楽器が出来るんだぜ!」
「伴奏と演出には充分ね!早速突撃よ!」
「いざファンを求めて三千里、ってな!」
音痴の2人が突撃する。周囲に音を撒き散らすはた迷惑な行為を添えて。
その後無理矢理にレイシフトされ、フランスにつきました。
「よう、ななにゃん。久しぶりだな」
「懐かしいっすね…」
いたのはケル達…と、ななにゃんさん。
「え?え?あっくん、と?」
「貴方の笑顔と安全守ります!美少女門番、サキちゃんです!」
思わず吹き出してしまった俺は悪くないでしょう。
「え、え〜っと…」
「エミヤだ。超高校級の門番…お前らと一緒にいただろ?さっきの挨拶で証明になるでしょう?」
「…うん、ちょっと待ってね。おちついて整理させて?」
すーはーすーはー。
一旦息をおちつかせたななにゃんさんは聞き始めました。
「衛宮ってそんなキャラだっけ?喋らない無口な人じゃ…」
「あーあーそうだよこんなキャラなんてやってねぇよ。あんたの文化祭企画でこれやらされた映像を死んだ後に見られた挙げ句自分のことを疑われてるエミヤサキモリだよ」
「…そりゃまあそうなんでしょうけど。自己紹介としてケル達もいるんですからもっとなんか、こう…ないんですかね?」
ちらっとケル達を見ると、わからなくてぽえぽえしてますね。あ、ケルの鼻にちょうちょが止まってますね。可愛いっすねえ。
「…でもまあ、あっくん達が来てくれて助かったよ。実は衛宮、もといアサシンのエミっちが暴れてて」
「おい呼び方変えんじゃねえよ。こっちをエミっちって呼べや」
「超ぐいぐい来るねエミっち。じゃあ衛宮のことなんだけど」
「あ、それはこっちでやっときますよ。寧ろ聖杯を奪うのをお願いしたいんですが…」
「う〜ん…それならあっくん御一行で全員くっついた方がいいっしょ。ほら、移動するときの通信の手間を省けるっしょ」
「そうっすね…っと、なんか聞こえません?」
「わぅ…?お兄ちゃん、耳が痛くなってきたよ…」
耳を澄ませると…確かに、聞こえてくる酷いメロディー。聞いてたら頭が痛くなりそうですね。
「…いや、待て蘭。歌声じゃない方を聞いてみろ。ななにゃん…は聞くのをやめといた方がいいだろ」
「にゃにを…うぐぅ…」
耳を澄ませた瞬間、ふらっと倒れるななにゃんさん。
「ななにゃんのガワでやってんなら猫耳のせいで聴覚は強くなってる…ってのにな。オレか蘭しか無理なのに」
「なるほど…ま、じゃあ聞いてみましょうか」
…確かに、聞き覚えのある音が入ってきました。
…あいつも、来たんすね。
52とv3、救われないとしたら?
-
52
-
v3