どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「という訳で着いたんですけど」
『毎回思うけど本当に君逸般人だよね』
のんぴりと会敵しないようにマリー達と一緒に両親の部屋についた。
『これは…英霊召喚の魔法陣!?なんでこんなものがあるんだい!?』
「知るかって話っす。俺はただ実家にあったってだけっすよ」
単に知らないことばっか多いのが両親ですからね。あんまり信用してはいけないいい例なんっすよ。
「わぁ…!」
藤丸さんが恐怖に負けて尻もちをついたその瞬間、魔法陣が光り輝きだす。
「何が出るんでしょうかね…?」
「どうせお兄ちゃんのことだし碌でもないでしょ」
マリーからの辛辣な発言に凹みつつも、出てくる存在に注視する。
「お兄ちゃん!」
出てきたのは上から三番目の妹。
「うわっ、と!」
もちろんお兄ちゃんとして受け止めない訳にもいかず、全力で踏ん張らないといけない。
案の定、妹には勝てずに押し倒された。
『あの、どういうこと…?英霊召喚って、個人を呼べるっけ…?』
「この女誑し…お兄ちゃんが言ってた上の妹ってこと?」
ロマンさんとマリーが驚いているが、それよりも速く落ち着かせないと。
「ちょっ、ケル…っすよね?」
「そうだよ?お兄ちゃんこそお兄ちゃんだよね?」
黒い尻尾と犬耳がふりふりとはちきれんばかりにふれている。
『ケル…まさかケルベロス!?なんでそんなものが…?』
「しょうがないじゃん…お兄ちゃんに呼ばれたならたとえ座の中門の中!」
どうやらケルはケルベロスと一緒になってサーヴァントになったらしい。
「これ、ケルはデミ・サーヴァントにはなるんですか?」
「そうね…多分、普通のサーヴァントになるんじゃないかしら」
マリーが疑問に答えてくれた。嬉しい限りっすね。
「一応、デミ・サーヴァントは普通の肉体とサーヴァントの霊基が融合することが条件だから。ケルお姉ちゃんはただのサーヴァントだし」
「ん…?ねぇお兄ちゃん、この女の子って妹?」
マリーとケルが話してる姿で浄化されていると、ケルが質問をしてきた。やっぱり妹達は賢いっすよね。
「そうっすよ。十二番目の妹のマリーっす。ほら、所長さんもやってる凄い妹っす」
「…一応、挨拶しておきましょう。オルガマリー・アニムスフィアよ。よろしく、ケルお姉ちゃん」
「あっ、何も関係ないけど藤丸立香です!よろしくね、ケル姉さん!」
「マシュ・キリエライトと申します。よろしくお願いします、ケルさん」
「…俺はキャスター、嬢ちゃんにはもしかしたら師匠が迷惑かけたかもな」
『僕はロマン。Dr.ロマンだよ』
とりあえず喋れる時に皆で自己紹介…みたいな状況になりました。わちゃわちゃしているのもやっぱり嫌いじゃないっすね。
…妹が2人いる、っていうのも拍車をかけていると思いますけど。
「あ、そうそう!お兄ちゃんにプレゼント!」
ケルから渡されたのは木槌っすね。やけに軽いですけど、妹からのプレゼントなのでオッケーっす。
「あとね、変な血の匂いもする!あっちあっち!」
ケルが指をさした方向はかすかに黒い鎧が動いている。さっき召喚されたサーヴァントだろうか。
「…よっし!お兄ちゃん行こう!」
そういえばケルはどんどん先に行ってましたね…
懐かしく思いながらも、ケルに腕を引っ張られてました。ちょっとだけ、昔を思い出すっすね…
なんで木槌なんかを渡したんですかね?
立花ちゃんは?
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妹にする
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妹にしない
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そもそも男
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姉にする