どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ   作:マリーを妹にし隊

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サーヴァント・エミヤ【???】③

宝具

揺れ動く勝利の槍(グングニル)

彼女がもう一つの人生を選んだイフで使われる宝具。その本領は投げたら戻る性質を利用した連撃─連続性もさることながらその攻撃の真価は貫通することにある。精密な貫通の連撃はオーディンにとって勝利を導く槍であった象徴。

 

「はいはい、見せたきゃ見せてやるよ…

 

天の光を纏いし槍よ、

勝利の道を貫きたれ。

揺れ動く運命(Fate)の中、

我が怒りごと貫きたまえ。

 

勝利こそが光たれ、全能の神を貫く矜持を見せつけよ。

 

揺れ動く勝利の槍(グングニル)!」

 

 

 

 

 

 

 

 

破滅拒む狂神の槍(グングニル)

 

彼女の固有結界をそのまま槍へと変貌させ、グングニルとして表層化させたもの。固有魔法にある『夜』がより強く作用し、『仇花』として敵を殲滅する。グングニルとしての特性を押し込ませた結果、全てのものを貫通する狂気の特性を持つに至った。どこか悲しみを感じさせる詠唱なのは、愛の暖かさを知らなかった代償なのか。

人間としての幸せを原初から失った少女の人生を象徴する宝具。

 

 

 

 

「ああ、ああ…こんなんいらねえ、いらねえんだよ…

起源の底よりいでし闇…

時ある間に紅き血を…

無限の絶望の深淵を…

理想郷へと辿り着けぬ…

汚れし彼らのレクイエム…

死に逃げする愚か者と…

正義の味方に仇なす者を…

狂神の槍にて死に晒せ…

狂気の底からおいでませ!

破滅拒む狂神の槍(グングニル)!」

 

 

 

 

 

 

 

【理論武装】

 

少女の救われたはずの可能性の世界で確認された宝具。固有結界を顕現させるのは変わらないが、最も違うのはその形態。

鎧となり槍となり狂気になり、彼女の助けとなるようになる宝具。故に実体がありながら実体のない宝具として認識されている。

【理論武装】と同系統の宝具として【王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)】が挙げられるが、あちらと違いこの宝具は誰か人として認識できる存在がいないと発動できない。反面、特化した宝具には過剰なまでに脅威であり、ただ投げつけるだけの宝具よりも恐ろしい。

少女として最愛の人からの愛情をもらったからなのだろうか、それとも『超高校級の門番』としての仕事を全うしたのが原因か。

いずれにせよ、この宝具は彼女は使いこなせないことだけは確かである。

他の世界線がどう幸せに過ごした人生であれ、彼女はバーサーカーとして現界している。自分の愛も知らない彼女には、妹として幸せを知らない少女には、使えない宝具。

本人からは使えないとしてマスターに口外することすら避ける。

 

 

 

「…理論武装。

やっぱり、使えないか…」

52とv3、救われないとしたら?

  • 52
  • v3
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