どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
『本当に大丈夫かい…?君、ただの人間だよね…?』
ロマンさんが心配するほどのものなんすかねえ。俺が対峙したものはスケルトンっすね。
「大丈夫っすよ。話が通じないだけなら殺すだけなんで」
たかだかこれなら関節を狙って壊せば簡単なんっすよね。
「あの、補助は…」
「ご厚意ありがたいっすけど大丈夫っす。これぐらいなら…っと、気づかれたんで気をつけましょう」
こっち側にふらふらときてますけど、索敵とかじゃなくて殺しにかかってますね。
マリーとケルに気づく前に速くやらないとっすね。
近づいて持っている剣を掠め取り、その勢いのままに腕の関節と背骨を斬ります。上手に斬れた甲斐あって頭から崩れ落ちましたね。
「これでいいっすかね?」
元々あんまり決め方としては悪いんっすけどこれが安全なんすよね。
「よくそんな躊躇なく踏み込めますね…」
「別に剣が伸びるみたいな特殊な行動をするようなスケルトンではなかったっすから。それに、今回の場合じゃ周囲に敵がいないっすから後ろからの挟撃を気にしなくて戦えましたからね」
単に妹達に武装した姿で怖がらせたくないってのが本当の理由ですけど。
「おっと、シャドウサーヴァントっすか」
こちら側にもう気づかれたんで逃げるのは無理っすね。マシュさんも気合い充分ですし、ここで倒しちゃいますか。
『ちょっと!?天海くん、下がって!』
「残念ながら退けないんですよねぇ…」
なーんか何してくるかわからないんすよねえ。変に小さいのも気になりますし。
「天海さん、来ます!」
マシュさんが防いでくれましたが、とんでもない量の武器が飛んできました。
「これ、全部使えそうっすね…!」
俺は一番使い慣れている短剣─多分俺ごときが使っちゃいけないような気もしますけど、それを手に取りました。
「次いなすんでどいてくれませんかね…?」
『だからそんな危険なことしないでくれ…!』
ロマンさんの言うことは最もなんすけどねえ。藤丸さんにトラウマを植え付けるかも知れませんし。
「まあ妹を守りたいんで許してください。守らなきゃいけない妹をおいて逃げる訳にはいかないっす」
瞬間、小さな宝具が俺の方に飛んできました。殺しにいくならこれで大丈夫という慢心ですかね。
最小限の動きでシャドウサーヴァントのもとに辿りついた俺は、短剣を正面から振り切りました。
『なんで君はサーヴァントを殺せたんだい…?』
「知りませんね。たまたま慢心されてただけですし」
「凄いですね…」
ロマンさんとの会話もそこそこにして、戻ることにしました。
ケルがどうなってるかも気になりますしね。
立花ちゃんは?
-
妹にする
-
妹にしない
-
そもそも男
-
姉にする