IS~ある少年の過去と記憶   作:1056隊風見鶏少尉

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色々と忙しかったり、書いていたもの、バックアップ共々ぶっ飛んでいたりと色々ありまして遅れたことすみませんでした!!
ちなみにこの話は戦闘回で一応説明は書いていますが、使う武器一覧みたいなものをのせときます。

強襲迎撃パッケージ『空母』
空母並みの火力を誇ることから名付けた。
内容は以下。
・誘導ミサイル『イージス』
背部装備する、相手を追尾するミサイル「ジャベリン」が三つ格納されているロケットポット

・アサルトライフル『レッドパレット』
7.62㎜ライフル弾を使用。最もポピュラーな銃。

・スナイパーライフル『サテライトレイ』
機構は現存するボルトアクションのスナイパーライフルと同じであるが、50口径の弾を使用。

・ガトリングガン『レイジング・ビー』
このパッケージのメイン武装。現存兵器M134と似た武器。
7.62㎜の弾丸を使用し、毎秒百発もの弾丸を撃ち出す。この武装のなかで一番弾数が多い。
撃つ際に、五秒のインターバルがある

・ショットガン『オクトパス』
弾は通常の規格よりも少し大きいオリジナルのショットシェルを使う、そのため一回りほど大きい。散弾とスラッグ弾がある。

・グレネードスカート『コールザムーン』
腰部に脚を覆うように、二つに別れたスカート型の装甲を展開する。内部にグレネードが計30個蔵されており、一つずつ切り離して使用することができる。


頼んだ最大火力武器

・カノンランス『カニバリア』
一見すると、巨大なランスのような外見だが、筒状の穴が空いている。その内部に一発だけ 戦車砲弾頭『APFSDS弾(離脱装弾筒付翼安定式徹甲弾)』
が装填してあり、撃てば、筒がはじけ、中から弾頭の矢が超高速で飛んでいく。
衝撃を逃がすために、発射機構のところにはマズルブレーキ用の穴と暴発を防ぐために弾丸自体が露出している。
しかし、セシリア戦では弾を改良し飛翔体である矢の威力、強度共に落としている。


といったかんじです。
戦闘描写は下手かもしれないですがそれでもウェルカムだったら嬉しいです。
それではどうぞ


四話『勝者と敗者』

「ふん、逃げずに来ましたわね」

 

「…………」

 

「わたくしが勝ったときは、わたくしとイギリスを侮辱したことを謝罪してもらいますわ。それにそうですわね…………あなたにはわたくしの召し使いにでもなってもらいますわ」

 

オルコットはとんでもないことを言うが、凛はそれを承諾した。

 

「いいだろう、ならばお前は謝罪してもらうぞ」

 

「あなたにですか?」

 

「――いや、『あいつら』に、だ」

 

「……まぁ良いでしょう。それならば、最後のチャンスをあげますわ」

 

訝しく思ったが、オルコットは二の句を告げた。

 

「……何?」

 

「わたくしが一方的に勝利を獲るのは当然のこと、今ならまだ土下座をする事で私とイギリスを侮辱した事、恥を掻かせた事を特別に許して差し上げてもよろしくてよ?」

 

オルコットの言葉に凛は見せつけるように、親指を立てた右腕を下に振り下ろした。

 

「お前は潰す、それだけだ」

言葉に怒気が混じっている凛。

 

「……残念ですわ。それならば…………」

 

オルコット自身が持つ「『スターライトMK-Ⅲ』を構え、射撃体制をとる。

 

――試合開始!――

 

「お別れですわね!!」

 

閃光がまっすぐと凛に迫る。だが凛はそれを軽々と避けてみせる。

 

「踊りなさい!わたくし、セシリア・オルコットとブルーティアーズの奏でる円舞曲(ワルツ)で!!」

 

その言葉を皮切りにオルコットの銃から放たれるレーザーが次々と放たれる。だが凛はただ避けることだけをする。 はたから見れば、手も足もでない、といった様に見えるだろう。しかし、凛はまだ換装装備(パッケージ)を出してすらいないのだ。

 

「逃げてばかりで怖じ気づきましたの!」

 

オルコットが攻撃を止め、凛に挑発をする。

 

「バレバレの射撃だ。それでも狙撃手(スナイパー)か?」

 

挑発を挑発で返す。相手が怒り、単純化を狙う凛。

 

「ッ!なら、お行きなさい!ブルーティアーズ!」

 

案の定だった。四つのビットがレーザーを撃ち出し、変則的に凛に攻撃を行う。

飛んでひたすら避けることに徹する凛。

しばらくして、オルコットがビットを自分の所まで戻して口を開いた。

 

「なんですのあなたは!?何故避けてばかりで攻撃してこないんですの!?」

バカにしていますの、と凛に言うオルコット。

 

「……『空母』、展開」

 

口を開き、単語を口にする。すると凛が光に包まれ、次には凛のISには武装が展開していた。

 

「ふん、やっとですわね」

満足した、そういった表情で再びビットによる攻撃を始めた。

 

「――少しうるさいぞ、英国女」

 

そう言って凛は展開していた武装『レッドパレット』と『オクトパス』を手にし、オルコットへと攻撃をする。

ビットの連続射撃を避け続け、僅かな隙をつき、ビット二基に『オクトパス』、『レッドパレット』を向ける。

 

「墜ちろ、鉄屑」

 

『オクトパス』の散弾による広範囲攻撃。

――一発、二発、三発、四発。スキマを埋めるように撃ち込む。

『レッドパレット』による連続射撃。

間髪入れずに撃ち続ける。

『オクトパス』と『レッドパレット』による攻撃で二基のビットが被弾し爆発する。

 

 「なっ!?」

 

その動揺を、凛は見逃さない。

 

オルコットに左右の銃器を向け、弾切れまで撃ち続ける。

 

「キャッ!!」

 

隙は瞬間的なものだったので回避行動が速かったが、少なからず被弾し、エネルギーが削られていく。

オルコットはスターライトMK-Ⅲを凛に向かって撃つ。

 

「――隙を見せれば、死あるのみ。戦場ではそれが常だ」

 

避けながら弾の切れた武器を拡張領域(バススロット)にしまい、新たな武器を手にする。

スナイパーライフル『サテライトレイ』持った凛は、オルコットよりも上空に飛ぶ。

 

「っ、逃がしませんわ!」

すぐに凛を視界に捉え、撃とうとする。しかしオルコットのISが別のものを捉えた。

凛と同じ上空から落ちてくる丸い物体。

 

「なん、ですの?」

 

思わず手を止め、思考してしまった、それが命取りだった。

――丸い物体。それは凛の腰部に展開された『コールザムーン』から切り離された手榴弾(グレネード)とよばれる爆弾だったのだ。

「ッ!」

 

オルコットの手前で一つ爆発を起こし、次々に周りを巻き込んでいく。

間一髪で回避したオルコットだが、ISから警告音が鳴り響く。

 

「今度は何ですの!?――キャアッ!!」

 

弾丸が飛来し、オルコットのシールドエネルギーを削り取る。

 

「ぐっ、ブルーティアーズ!」

 

残り二基のビットを飛ばし何とか状況を打破しようとする。しかし――

 

「ふん!」

 

あろうことか、凛は持っていた長身のライフル『サテライトレイ』をバットのように振るい、ビットをあさっての方に飛ばした。そのせいで、当たった場所から少し曲がっているが気にしている様子はない。

 

「なっ!?」

 

思いもよらない攻撃手段に思考が停止する。

 

「当ててやるよ、英国女」

 

「!な、何をですの?」

 

「お前、あのビットを操ってるときは攻撃できないな?」

 

まさか、現時点でのブルーティアーズの弱点を言い当てられると思っていなかったオルコットはまたしても動きを止めてしまう。

 

「当たりか。まぁ、分かりやすすぎるがな」

 

いまだ上空にいる凛はそう言って、手に持っていた銃を落とし、拡張領域(バススロット)から武器を取り出す。

 

「ブ、ブルーティアーズ!」

 

吹っ飛ばされただけでまだ動かせるビットを凛に向けて放つ。

 

「タネが分かっているのにやってるくるとはな」

 

凛の持っている『もの』がゆっくりと駆動し始める。『それ』は五秒後にしか攻撃できない欠点があるため、今は相手の攻撃を避けることに専念する。

 

―一秒。

ビットが迫り、単調な攻撃をしてくる。

それを最低限の動きでかわす。

 

――二秒。

 

変則的な攻撃となり、こちらもそれに合わせて回避する。

 

―――三秒。

 

ビットが止まり、オルコットの狙い定めた一撃。

それを紙一重にかわす凛。

 

――――四秒。

 

再びのビット攻撃、だがまたオルコットの一撃が迫る。それをかわすとビットの攻撃が始まる。

オルコットの急な技術の向上に凛は内心驚いていた。

 

―――――五秒。

 

ゆっくりとまわっていた銃身が次第に速度を上げ、瞬間、怒り狂った蜂の羽音の如き不快音を起てた。

 

『それ』は文字通り弾を吐き出し、射線上にいるだけで一瞬のうちにビット二基を破壊してみせた――――ガトリングガン『レイジング・ビー』はその名に恥じぬ威力を叩き出す。

 

「!?」

 

それだけでは止まらず、オルコットに銃身を合わせる。

 

「ぐうっ、キャアアアァアッ!!」

 

ズガガガガガガッ、と無数の弾がオルコット飛来し、シールドエネルギーを肉薄にせんとする。

 

一秒間に数百発という弾丸の波に、耐えきれず墜落していまう。

 

「――目標補足。発射」

 

最初に展開していた背部追尾ミサイル『イージス』のミサイルポットからジャベリンが射出される。

放たれた追尾ミサイル、ジャベリンが昇っていき、途中で急降下を始め目標を撃墜せんと迫る。

 

「くっ」

 

落ちながらも正確に一つ、二つと当て、体勢を整えていく。

 

「ラストですわ!」

 

最後、三つ目のジャベリンを破壊。いつもの表情に戻っていたがすぐに瓦解した。

爆発した場所から凛が飛び出し、オルコットに向かう。銃身は回転し始めていた。

 

「これで終わりだ、英国女」

 

オルコットの目前まで迫る凛。だが先程浮かべた焦りの表情はもう無い。どこか待ち構えているような――

 

「……しくったな」

 

「かかりましたわね!ブルーティアーズは六基ありましてよ!!」

 

腰部から小さい砲身の様なものをこちらに向ける。そこから小型弾頭が二つ射出し凛へ向かっていく。

 

緊急停止し、回りきった銃身から弾丸が吐き出されるも、近すぎた。

迎撃するも爆発に飲み込まれ、続いて二つ目が着弾、爆発を起こした。

 

「ふ、まぁ頑張りましたわ、わたくしをここまで追い詰めるとは。でも甘かったですわね」

 

勝利を確信した笑み。終わった――そう思っていた。

 

「――そうだな、俺もまだまだだったようだ」

 

「!? 何ですって」

 

再び爆発から出てきた凛は異形の物を携えていた。

銃というにはあまりに不釣り合いな形、ランスというにはそぐわない風貌。

――カノンランス『カニバリア』。食人者の異名をもつ巨大なランス型の大砲を手にしていた。

 

「ぁ――」

 

オルコットが何かを言う前に構え、狙い、撃った。

凄まじい爆音とマズルブレーキから出る火花。

こちらも加速装置(スラスター)を使わなければ、大きく飛ばされてしまうほどの反動。

 

「がっ!!」

 

弾頭の矢はとちゅうで余分なものを剥離させ、さらに加速してオルコットにぶち当たる。

 

そのままなすすべもなく飛んでいったオルコットは壁に激突し、落ちた。

 

「気分はどうだ、英国女」

 

落ちたオルコットに近づき、問う。

 

「ぁ、あなたは、ぃ、一体、何者……なんですの……?」

 

辛うじて意識のあったオルコットは凛にそう問う。たしかに、ただの男ならこれほどまでに戦闘慣れしているはずがない。

 

「……俺か、俺はただ――」

 

「幸せになりたかったがなれなかった、憐れなガキだよ」

 

この時、俺は『あの時』と同じような顔をしているんだろう、あいつらはどう思うだろうな。笑ってくれるかな? 叱ってくれるかな? わからないよ俺はもう――

 

「そう……ですか、負け……ましたわ」

 

[勝者、――]

 

シールドエネルギーが0になったオルコットは最後に負けを認めた。

 

[――――星野凛!]

 

「俺、やったよ。――――。――――。」

 

最後に何かを呟いたが巻き起こった歓声で誰も聞こえることはなかった。




特に理由の無い暴力が一夏を襲う。それに加わる凛。どうなる一夏!?
次回予告「血塗られたパーティ」
デュエル、スタンバイ!
(嘘予告)

すいません、やってみたかったんです、後悔はしていない。
次回は短いと思うので早めに投稿できると思います(これは本当)
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