とある鬼畜の禁書目録   作:綿棒の棒の10円

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サボりすぎたわね。


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「巨人に苦痛の贈り物を《PurisazNaupizGebo》」

 

ステイル=マグヌスは笑いながら、灼熱の炎剣を横殴りに上条カズマ(佐藤カズマ)に叩きつけた。

それは触れた瞬間にカタチを失い、まるで火山の奔流のように辺り構わず全てを爆破した。

熱波と閃光と爆音と黒煙が吹き荒れる

 

「やりすぎたか、な?」

 

(あっぶねぇぇぇ!!!咄嗟に右手を出してなかったらお陀仏だったぞ!

しかもこいつ笑ってやがる...!なんでこんな時に限って人がいないんだ!幸運ってなんなんだろうな?)

 

「ご苦労様、お疲れ様、残念だったね。ま、ニートしてる君じゃ千回やっても僕には勝てないって事だよ」

 

「だーれがニートじゃ、喧しい。それに俺はまだ学生ですー。」

 

ギクリ、と。炎の地獄の中から聞こえてきた声に魔術師の動きが一瞬で凍結する。

轟!と辺り一面の火炎と黒煙が渦を巻いて吹き飛ばされた。

まるで火炎と黒煙の中央でいきなり現れた竜巻のように。

上条カズマ(佐藤カズマ)はそこにいた

 

「うーん爆裂ソムリエの俺から言わせてもらうと、何もかもゴミ。いやこれは爆裂魔法じゃないからしょうがないけど、やっぱりこう言う系は比べちゃうんだよな。てなわけで君には0点を上げよう。」

 

ステイルはとても困惑していた。そこのカズマに火炎の剣で叩きつけたと思ったらなんか無事だし、おまけに爆裂ソムリエとか言う聞いたことのない魔術の採点もされた。意味がわからない。

何故、どうなっていると思考を加速させていると、カズマが突っ込んでくるではないか。

ステイルは一言。摂氏三千度の魔術の炎をカズマに振りかざす。それにカズマはバースデーケーキに刺さった蝋燭をまとめて吹き飛ばすように手を振り払う。そこにあった炎がまるで最初から存在してないかのように消えた。

 

「邪魔ー!そしてなんか知らんけど1発殴らせろ。」

 

「ーーーーな、」

ステイルは理解不能な現象に危うく一歩後ろに下がる所だった。

周囲の状況を見れば、先の一撃が不発だったとは考えられない。だとすれば、あの少年は生身の体で摂氏三千度を受け止めたことになる。そんなことがあるとすればもうそれは人間ではない。

カズマはステイルの混乱なぞ気に留めない。ただ1発。かつての仲間以外に情が湧いてしまったあの少女の仇討ち。

カズマは拳を硬く握りしめ、走りながらステイルの元へ、近づいてゆく

 

「チッ!!」

 

ステイルは右手を水平に振るう。生み出される炎剣を同じように、勢い良く叩きつける。爆発は起きた。けれども少年はケガ一つもしていない。

・・・まさか魔術を?

即座に否定した。『歩く教会』が壊された場所を少しだけ観察していたがこの少年が魔術を行使した形跡も知識もない。なんなら魔術の存在を否定していた。しかも降臨祭(クリスマス)交尾(デート)の日と認識するような国に魔術師なんているわけがない。それに魔力を持たないインデックスが『魔術師』と手を組めばそもそも『逃げる』必要すらない。

それほどまでにインデックスが所有している禁書目録は危険なのだ。

十万三千冊の魔導者は、単に核ミサイルを持つのとは訳が違う。

生き物は必ず死ぬ、上から落としたリンゴは下に落ちる、1+1=2...そんな世界としては当たり前、神に定められたどうしようもない『ルール』をぶっ壊すのは魔神だけだ。魔界の神ではなく、魔術を極めて神の領域にまでたどり着いた魔術師、と言う意味の。

それなら目の前の少年は何か。しかし少年からは『魔力』を感じられない。魔術師ならば、一目で分かる。

あれは魔術師という『同じ世界の匂い』がしない。ならば何故?

 

「!!」

 

ぶるっと。全身に走る震えを誤魔化すように、さらに炎剣を生み出し目の前の少年に叩きつける。今度は爆発すら起きない。カズマが右手を目の前の虫を振り払うように右手で炎剣を叩いた瞬間、ガラスが砕けるように炎剣が粉々に砕け散り、虚空へ溶けるように消えてしまった。

 

 




一旦飽きたのでここまで次は来週の月曜日に!

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