転生したら死んでました   作:生転

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白き世界

うしろから強烈な衝撃を受け大きく吹っ飛ばされる。

どうして⁉何が⁉

慌てて後ろを見ると先ほど倒したはずのムカデが私に突撃してきていた。

なんで動けて⁉

いや。今はそんなときじゃない。

この状況はやばい。

前を見るとそこにはもう一匹のムカデが私に向かって突撃してこようとこちらに向かってきている。

大ムカデは的確にこちらに向かって魔法を打ってきていた。

アイテムボックスを開き自分を守るようにジャイアントの手を出し魔法を遮りムカデに対しては骨の壁を出す事でどうにか対応した。

だが大ムカデは魔法とともにこちらに向かって突撃してきた。

ジャイアントの手では完全に防ぐことが出来ない。

軽々とジャイアントの腕を破壊し私に向かって攻撃をしてきた。

それより一歩早く自身の本体である頭を遠くに投げつることによりどうにか回避する事が出来たが、体は粉々に砕け新しく作るMPももう残っていない。

しかも3体とも確実に仕留めるためにこちらに突撃してきている。

もうどうしようもない。

短いスケルトン生だった。

はは。走馬灯が見えてきた。

ああ。運よく転生で来たのに何もできなかったな。

もう一度親友に会いたかったな~。

―――――――こんな事であきらめるのか。お前は怠惰だな。

『強い意志を確認しました。スキル「怠惰」を獲得しました。』

そんな声と表示が見えたように思ったけどそこで意識が飛んでしまった。

◇◇◇

スケルトン劇的な変化があった強力な回復系のスキルは封印されていたはずだったがそのスケルトンはどんどんと回復していき完全に回復した。

「ぎゃゃゃゃゃゃ。」

大ムカデは再び叫ぶと大ムカデたちが出てきた場所から大量のムカデが波のようにそこから這い出てきている。

そしてそのムカデたちはスケルトンに向かって一直線に向かっていった。

「白世流・白斬」

それは白き魔力が籠った斬撃だった。ただその攻撃によって数十匹を切り裂いた

それは余りにも異質だった。

「白世流・白突」

それは白き魔力が籠った突きだった。ただその突きは無数のムカデを貫いた。

明らかに先ほどとは別人。

その攻撃を受けてしまえば死んでしまうことを本能的に感じるほどの殺気が籠っている。

大ムカデは魔法を無数に放ち一刻も早くこのスケルトンを排除しようと動き出した。

「白世流・白防」

それは白い魔力の膜だった。その膜に当たった魔法はすべて無効化された。

そして繰り返される虐殺。

ムカデでの数は一瞬にして数を減らしていった。

側近であった2体のムカデはそのスケルトンを囲み粉々にしようと突撃をしたが、また魔力の膜によって威力を殺され

「白世流・白斬」

さきほどより、切れが増したその斬撃のより一匹は切り裂かれた。

「白世流・白突」

急所を突かれ絶命した。

大ムカデは負けず魔法を放つが一発も当たることなく魔力の膜によって防がれていた。

大ムカデは魔法や数による攻撃は無意味と感じたのか残りのムカデと共にスケルトンに向かって突撃を仕掛けた。またその際に魔法を放つがやはり効いていない。

そしてスケルトンとの間が1メートルになるとスケルトンは動いた。

「白世流・奥義白死世界」

それは白い世界だった。スケルトンのまわりを囲む様に現れた白い空間はどんどんと大きくなりすべてのムカデを覆い切り裂いた。

その攻撃は白い世界が広がり死を宣告する故に白死世界。

そこには大きくへこんだ地面とスケルトン以外存在しなかった。

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