カミキヒカルアナザールート   作:だめねこ

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第127話

 浮気の定義は果たしてどこからなのだろうか……

 大前提として彼氏・彼女の関係なのは至極当然だと思うし、その状態で浮気となれば大体の人が他の人と肉体関係を持った時点で確定と判断するだろうし、束縛の強い人間ならば手を握っただけで大騒ぎしてしまうだろう。

 

 じゃあ俺はと言えば……ゆらは正式に付き合っている訳だし、それ以外の女性はニノやカナンを筆頭に愛人だけじゃなくてセフレだって多数いる訳だし、どうしようもないクズ野郎なのは間違いないな。

 

 俺自身がこんないい加減な事をしてる以上女性陣だって浮気してもおかしくは無いだろうが文句を言えた立場じゃ無いけれど……そもそも俺以上の男なんて上原パイセン位しか居ないから他の男に目が行くとは思えない。

 後昔は数々の女性を引っ掛けていた上原パイセンも今じゃあ女性は愛梨パイセンしか抱いて無いから浮気ではないと世にも不思議な事をのたまっていたが……まー愛梨パイセンがその事について何も言わないなら問題無いだろう。

 

 そして俺の判定は何処からかと言えば……既婚者とヤったら浮気だと思っている。

 そんな訳でアイとヤっても浮気では無いし、ゴローさんに対しての罪悪感は一切無いが……それとは別にゴローさんには思うところがある。

 

 何故アイの制御に失敗しているのか?

 

 そもそもの話……アイとゴローさんをくっつけるように仕向けたのは俺だし、2人がホテルに行って関係を持っているのは当然理解している。

 だから、そういう時は喜んで協力していた訳なのに……アイツ上書き失敗してるじゃねーか!

 

 ……そもそも女性は初めてを奪った相手を神聖視する傾向があるようだけど、俺はわざと手を抜いたんだから、アイに行為で求められる事は有り得ないと思っていた。

 なのに……アイからは何かあれば体で払うとか言われるようになったし、寧ろ悪化してる様に見える。

 

「ヒカルく~ん♡」

 

 今も口をタコの様に伸ばして迫っているし、俺もやりたい一心ではあるが……流石にグレー過ぎるし、正直言うとイラっときているのだが……挿入はまず駄目だし、キスも辞めて置こう。

 しかし、そうなると問題はアイの感度の悪さだ。

 初めてヤった時はマグロだったのは覚えてるし、胸やお尻はあんまり反応しなかった。

 そんな訳で現在のアイの反応が正直どうなのかも気にかかるが、時間を掛けられない今の場合胸・お尻・股間への愛撫は辞めて置こう。

 

 俺でも女性のそれは演技なのか本気なのかは実際問題見て見ないと判断出来無し、ゴローさんも性格上そんなに無茶な事はしないだろうし、そもそもアイとの年齢差も有り体力的にキツイかもだから満足させ切れていないのかもしれない。

 その辺りはニノもカナンも同じアイドルだから俺も理解出来る。

 

 アイを満足させる……挿入はしないし、愛撫は軒並みしないとなればかなりハードルは高くなるが……かの有名なゴールドフィンガーは女性の手のひらをなぞっただけでイカせたと伝説がある訳だし……確かアイは耳が良かったハズなので、そこを責めれば問題無いだろう。

 

 目を瞑り迫り来るアイの口に指を突っ込むと……

 

「ちゅ~……ん? んん! ひふぁるくん!?」

 

 目を見開いて驚きつつも、口の中に入れられた指を丹念に嘗め回していた。

 俺はそのまま指を舐めさせつつアイの背後に周り……

 

 にゅるん

 

「!? ……んー!ちゅ……ちゅ……」

 

 アイの耳に舌をねじ込み嬲る。

 思った通り、アイにとって耳は性感帯の様で顔を真っ赤に染めてしまい、体の力が抜けたようで俺に寄りかかって来た。

 そうなると舌の動きが悪くなるので今度はこちらから扱くようにしつつ、アイの耳も責めるとすぐさま体を震わせている事から達した事は分かったが……これだけで満足出来るならば苦労する事は無いし、もうまもなく麗民さんも来ることだろうからアイにはお休み頂こう

 

「んー! んー! んー!」

 

 目を潤ませてこっちを見ているようだけど……こっちにも事情があるので耳と口だけで我慢して欲しいものだ。

 

 

 

 それから20分後

 

 ようやくアイも満足出来たようで、今じゃあ横になって寝ているけれど……時々体をビクビクさせている事から……俺はゴローさんの上書きをしてしまったのかもしれないな。

 

「ヒカルさんお待たせピヨ」

 

 そんな事を考えて居たら待ち人である麗民さんがようやく来てくれた。

 

「麗民おねーちゃん全然待って無いよ。……ところでヒカルお腹空いちゃったし、何か食べたいなぁ~」

 

 俺がそう言うと麗民さんは腕時計を確認し始める。

 

「……確かにちょっとばかし遅いし、先にご飯にするピヨ。……その後は」

「たーっぷり楽しもうね麗民おねーちゃん♡」

 

 麗民さんに正面から抱き着き、目を潤ませて除き込むように言うと麗民さんは一気に顔を赤く染めだした。

 クールで長身のお姉さんキャラとのおねショタは最高だぜ。

 

 とりあえず、寝ているアイを置いて俺は麗民さんと楽屋を後にした。

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