「……アイさんが復縁を迫っている事は分かりましたけど、今は私がヒカルさんの彼女なんですから、一番に扱ってくれないと嫌ですからね!」
「勿論です。でも、ゆらさんには寂しい想いをさせてしまい申し訳ありません」
俺はゆらに頭を下げて謝る。
「じゃ……じゃあ……ヒカルさん続き良いですか?」
「ええ……」
ゆらを抱き寄せて、再度行為を始めるとゆらも昂っていたのかすんなり受け入れてくれた。
まー分かってくれるまで、何度もイカせ続けた訳だし……やっぱりこの手に限るなっと改めて思ってしまうが、どう考えてもクズの所業で有る事に違いは無いのだから、このまま行くと俺はろくでもない死に方になりそうな気がするな。
「んぅ♡……やっぱり……ヒカルさんの……気持ち良すぎるよぅ♡……」
とろんとした目でゆらは嬉しい事を言ってくれた。
「ゆらさんの体はゆらさん以上に把握してますからね。チュ……れろ……」
「ヒカルさん……ちゅ♡……ちゅ♡」
そして、俺は舌を絡めながらもゆらと体を重ねて、その後も思う存分楽しんだ。
時刻は明け方で4時を過ぎた辺り……夏から秋に変わりつつあるが、外はまだ暗いのでタクシーを呼びゆらを家に送った。
「それではゆらさんまた今度デートしましょうね?」
「うん。今度は絶対にヒカルさんを酔い潰すからね!」
「……お手柔らかにお願いします」
体調が悪く、お腹も空いてる状態なら俺だって酔いつぶれる事はあるけれど……昔は兎も角今は栄養バランスを考えてちゃんとご飯を食べているので、体調不良になる事は無いのだ。
まーゆらからすれば彼氏の弱い部分を見て見たいという、可愛らしい我儘なのだから酔いつぶれた振りでも良いけれど……実際に俺を酔いつぶしたとしてゆらは俺をどうしたいんだろうか?
ゆら主導のセックスをしたいのであれば、それは勿論ウェルカムだしなんら問題無いけれど……幾ら俺が男性として小柄で体重も軽いものであったとしても、女性であるゆらかすれば重い事に変わりは無いのだし、運ぶのは大変なハズなのだ。
次にゆらとデートするときはゆらのリクエストに答えようと考えこんでいた時だった。
「お客様着きましたよ」
タクシーの運転手はそういうと車を道路に止めた。
そこまで距離が離れていた訳では無かったが、考え事をしていた所為かすぐに着いたと錯覚してしまったが、ラブホを出てから既に20分は経過していた。
「ありがとうごうざいます。ここまで幾らですか?」
ゆらはそう言いながらお財布を取り出そうとしたので、それを止める。
「ゆらさん支払いは大丈夫です」
「いやいや、ヒカルさんいくら何でも悪いですよ。お酒代にホテル代も出して貰ってる訳だし……」
「私はゆらさんの彼氏ですからね。彼女の前では格好つけたくなるのです」
「もぅ~ヒカルさんたら~」
ゆらはそう言うと顔を赤く染めてもじもじし始めた。
こう言ったゆらの仕草は小動物を連想させてしまい、ホテルで散々楽しんだのにも関わらず、今すぐにでも抱きたいと思えた。
「それではゆらさんお休みなさい」
「うん……ヒカルさんまた今度ね♡」
ゆらが家に入るのを確認してからタクシーを出して貰い、俺が帰宅したのは明るくなり始めた時だった。
「ただいま~」
明け方近くの時間帯という事もあり、我が家に住む住人は殆ど寝ているはずなのにで起こさないように声量を抑えて、中に入ると……タンクトップにホットパンツとラフな格好をしているカナンが居た。
「おかえり~」
タンクトップ姿なのでカナンの健康的な身体が良く分かる。
ここにあゆみが居なければ……いや、かなが居る以上は流石に不味いなぁ
「実況中ですか?」
「ううん、今丁度終わったところで、これからお風呂にはいるんだけど……ヒカルも一緒に入る?」
カナンはそう言うと蠱惑的な笑みを浮かべて、タンクトップの胸元をはだけさせてこちらを誘い始めた。
不味いな……酒が入ってる所為か普段よりもブレーキが利かない。
「……偶には良いでしょう」
「そう来なくちゃ♡」
俺はカナンの腰に手を回して一緒にお風呂に入る事にした。
「ヒカル……ちょっと手が厭らしいよ♡」
「これからお互い恥ずかしい事をする訳ですし、カナンも期待しているんじゃないんですか?」
カナンの腰に回した手を徐々に上にあげつつ、顔をじっと見つめる。
「うん……期待してるよ」
「それでは、カナンの期待に応えれるように頑張らないといけませんね」
「んっ……あっ……ちょっと……ヒカル♡……まだ、脱衣所だから……」
カナンの体に触れると、吐息と共に声が漏れてしまうのか自身の口を手で押さえ始めたので……
「じゃあ……脱ぐのを手伝ってあげますね」
「ヒカルのエッチ♡」
カナンはそう言うが……その表情は蕩ける程に悦んでいた。