カミキヒカルアナザールート   作:だめねこ

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第21話

 高校受験も定時制と言う事で比較的楽に合格した俺は保健室登校を気楽に行っていた。

 元々のクラスの奴らに関しては……俺が勉強を教えていた女子達は進学高に見事合格しており、俺と共に気楽に登校をしていた。

 

 男子達に限って言えば、陸上で1位を取った奴だけスポーツ推薦を見事に勝ち取り陸上で有名な高校に入学確定したけど……

 そいつの取り巻き達は見事に爆死しており、高校はかなりヤバめな高校への入学らしい……

 勉強なんてのは一朝一夕で出来る物じゃ無いし、この結果は妥当な物だろう。

 なので、クラス内の空気はお通夜と天国状態真っ二つに分かれているのだ。

 

 そんな訳で卒業式を無事に迎える事が出来て俺は中学を卒業した。

 

 

 

 アクアも一歳になり、赤ちゃんの時とは違い……違い? 基本大人しいから……暴れる事は無いし……車のオモチャを渡したらひたすらブーブー言って遊んでいたけど……今思えば、俺が思う暴れるとアイと雨宮さんの言う暴れるは意味合いが違うのではないだろうか?

 アクアから見たら車のオモチャもアイのグッズも大差無く、等しくオモチャ扱いだけど……

 雨宮さんやアイ自身からすればオモチャ扱いされるのは精神的にきついのでは無いだろうか?

 まー赤ちゃんの前でそれを不注意で置けばどんな事になるか……ルビーの所為で判断出来なかったのかも知れないが……まー恐らく、この推察が当たっているのではないだろうか?

 

 ……とは言え、俺が見ている限りアクアは大きな声を上げる事も無く基本的には大人しいし、誰かほかの人が見て居れば恐らくだけど問題無いんじゃないかなー?

 

 そうなれば俺もモデルの仕事を再開する事は出来るし……やっぱりお金はあるけど収入が無いのは辛いのだ!

 

 そんな事を考えて居る時だった。

 

 スマホを見ると丁度四条社長から連絡が来た。

 

『あっヒカルちゃん今大丈夫?』

「……勿論大丈夫です」

『そっかーじゃあちょっとヒカルちゃんの状況教えてくれる? 出来ればモデルに早く復帰してもらいたいからこっちでも出来る事があれば対応するわよ?』

 

 流石四条社長だ! 本当にありがたい

 

「そうですねぇ……撮影の間だけでも面倒を見てくれる人が居れば問題無いかと……」

『そっかー……それならなんとでもなるわね! 丁度暇なのが一人居るからその子に面倒を代わりに見て貰えば大丈夫よ』

「……四条社長ありがとうございます」

『良いのよ。だって私とヒカルちゃんの仲じゃない♪ じゃあ明日から復帰お願いね』

 

 明日って急だけど……まぁ俺も助かるし問題無いだろう……

 

「分かりました。それでは明日からまたよろしくお願いします」

『ええ……よろしくねヒカルちゃん』

 

 スマホの通話を切ってきゃっきゃと笑っているアクアを一旦撫でるとアクアは目を細めて嬉しそうにしていた。

 

 アクアの為にも頑張んないとなぁ~

 

 とりあえず……アイから大量に送られてくるメールは無視して、明日に備えて英気養う事にした。

 

 

 

 

 

「初めましてお姉ちゃんの妹の四条みゆです! よろしくねカミキさんとアクア君」

 

 モデル現場に行くとそれはそれは物凄い美少女がおり、発育もかなり良く……四条社長の妹らしいけど……スタッフと書かれたキャップを被っている辺り……スタッフなのは間違い無いだろう。

 

「よろしくお願いします」

「んー」

 

 俺もアクアもそう返すとみゆさんは物凄く目をキラキラさせてこっちを見て来た。

 

「いやー生で見るのは初めてなんだけど……カミキさんすっごい可愛いねぇ~……もしよかったら時間がある時一緒に楽しまない?」

 

 ああ……これはまごう事なき四条社長の妹だわ!

 本来なら一も二も無くすぐさま堪能したいところだけど、流石にそれはアクアの教育に悪いので、今は我慢しなければいけないな! ……と自身を戒めつつもアクアがある程度大きくなれば問題無いだろうと安易に考えて居る自分も存在しているので、結局の所俺の本質はどうにもならない女たらしって事を再認識してしまった。

 

「……そうですね。それは大変魅力な提案ですけど、今は遠慮しておきますよ。アクアの教育に悪いですからね」

 

 我慢は体に悪いけど……こればかりは仕方が無い!

 しかし、年単位の禁欲って大丈夫なのだろうか?

 

 そんな事を考えつつも早速スタジオに入り、かなりの数の服に着替えては撮影してを繰り返す事……約3時間が経過した。

 

 その間みゆさんがアクアの事をちゃんと面倒って言うか……一緒に遊んであげたりするのは問題無いが、みゆさんの豊満な胸にアクアの顔が埋まっているのを見ると俺としては変わって欲しい位だけど、当のアクアはそんなに興味は無いようだった。

 アクア……そう言うことが無条件で許されるのは今だけだから……思う存分楽しめ!……と心の中でエールを送ったが、恐らく届く事は無いだろう。

 幸いアクアは嫌がってる訳では無いけど、まっこればっかりは個人差もあるものだししょうがないか……

 

 

 そんなこんな有りつつも、無事に撮影も終えて帰宅しようとしたところ……

 

「ヒカルちゃん……お仕事お疲れ様」

 

 四条社長がスタジオの入口から現れた。

 

「四条社長お疲れ様です。今日はありがとうございました」

 

 俺がそう言うと四条社長が俺の耳元に口を近づけて囁いた。

 

「……この後みゆの相手もお願いしてもいいかしら? アクア君はその間私が見ているから……ね♡」

 

 それはまさに願ったりかなったり……

 

「……そう言うことなら」

 

 本当ならアクアの為にも早く帰って寝た方が良いんだけど……ま、俺も禁欲していたからどこかで発散しないとな

 

 そんな事を考えつつみゆさんの方を見ると……俺の事をまるで獲物を見るような目で見ていた。

 ……面白い! どっちが獲物か教えてやる!

 

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