カミキヒカルアナザールート   作:だめねこ

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第25話

 アイ達との顔合わせも終えて自宅に帰宅した。

 

 アクアは帰宅してる最中に目をシパシパさせている事から大分眠たいのだろう。

 

「ぱぱ……抱っこ!」

「分かりましたっと」

 

 この位の子ならご飯を食べ終わったら、お昼寝なんかしてもおかしくない訳なので俺がアクアを抱っこして数分後には安心しきってしまい途端にスヤスヤ寝てしまった。

 さて、家に帰ったらお風呂の掃除もして、夕飯も準備しないといけないし……仕事は無くても忙しい事には変わりは無いのだ。

 

 

 

 

 

 次の日

 

 今日から高校に通う事になるけど……生憎と定時制なので、仕事が終わってからになる。

 

 一応モデルの仕事は14時までとなっているし、今日から授業が始まるので宿題も何も無いのだ。

 教科書も確か授業中に配るって話だし……ま、なんとでもなるだろう。

 

「ぱぱ、はやくがっこういこー」

 

 アクアは大変乗り気だけど……学校は17時からなんだよね。

 

「アクア……楽しみなのは良い事なんですけど、私の通う高校は17時からなので、まだ行かないです」

「えー!? じゃあそれまでなにしてるのー?」

「お仕事です」

「じゃあ、あのびじんなおねーさんにあえるの?」

 

 アクアの言う美人なお姉さんってみゆさんの事か? 確かに可愛いし、スタイルも良いし、性格も良さそうだけど……アクアにはまだ早いと思う。

 ……というか、もしかしてアクアみゆさんに惚れたのか?

 いや、まさか……そんな筈無いよな? だってアクアまだ1歳だし、でも恋愛をするのに年は関係無いけど……みゆさんの事この前落としちゃったからアクアには靡く事は決して無いし……これは困ったなぁ~

 

「……まぁー仕事中は会えますね」

「やったー」

 

 このアクアの喜びようを見て俺はみゆさんを落とした事を若干ではあるものの後悔した。

 これはNTR扱いになるのだろうか……でも、実際にアクアがみゆさんにそう言った気持ちが有った場合は間違いなくアウトだよな~

 

 内心ため息を吐いてしまうものの……ヤッた事実は変わらないし、今後もみゆさんとの関係も続いて行く以上、アクアには新しい恋に走って貰いたいものだ。

 

 

 

 

 パシャパシャと写真を撮る音とフラッシュライトが眩しく光る、このモデルの仕事……

 

「はーいカミキさーんこっちに視線を送ってくださーい」

「こうですかー?」

「OKーバッチリです。……じゃあ一旦確認しますので、カミキさんは次の衣装に着替えてください」

「分かりました」

 

 カメラマンからそう指示が来たので、俺は試着室に向かった。

 今着ているタキシードを脱ぎ捨てて、用意されたラストの衣装を持ち上げて見ると……

 

 ふんだんに使われたフリル

 王道なエプロンと茶色のワンピース

 しかも……猫耳カチューシャに黒いリボン

 そして極めつけは大き目な猫の手グローブ

 

 うん、メイド服やな……

 

 まー女装なんて今更だし、気にはしないけど……アクアの前でこれを着てポーズ取るのかぁ~

 

 ま、仕事だし……ギャラは高いから文句を言える立場じゃないし……何より……仕事だ!

 

 

 

☆☆☆

 

 

 ぱぱがしちゃくしつ? にはいってなかなかでてこないけどどうしたんだろう?

 さっきまではすぐでてきていたのに……なにかあったのかな?

 

「……ぱぱおそいなぁー」

 

 ぼくがそういったらそばにいたみゆおねーさんがたのしそうにしてこたえてくれた。

 

「大丈夫だよアクア君……カミキさんが遅いのは着るのに手間取っているだけだから……ここで大人しく待っていようね」

 

 みゆおねえさんはそういうとぼくにえがおでこたえてくれた。

 みゆおねえさんのえがおをみるとぼくのむねのあたりがぽかぽかするけど……これってなんなんだろう?

 ぱぱのことはしんぱいだけど……ぼくはおとなしくまつことにした。

 

 それからしばらくたってもでてこないからぼくは……

 

「みゆおねえさん……ぼくぱぱのきがえてつだってくる!」

「あっ 駄目だよアクア君!」

 

 ぼくはぱぱがきがえているしちゃくしつ? にすぐさまむかったときだった。

 

 かわいいねこさんがあらわれて……あれ? どうしたんだっけ?

 

★★★

 

 

 少しばかり着替えるのに時間が掛かったけど……まーその間にキャラ設定も思い着いたから問題無いだろう!

 

 試着室のカーテンを開けると……そこにはアクアが目の前に居たからちょっとばかしからかってやろうっと!

 

「にゃん!」

「きゅ~」

「あ、あれ! アクア大丈夫にゃん!」

 

 アクアが顔を真っ赤にして倒れてしまった。

 

「流石カミキさん……その姿も可愛いですね」

「みゆにゃん……そう言って貰えると嬉しいにゃん」

「!!!?」

 

 みゆさんがあわあわし始めたのでちょっとサービスしてやるか……

 

「みゆにゃん大丈夫かにゃん? 膝枕してあげるにゃん」

「……カミキさん? あっちでちょっと気持ちいい事しませんか? ちょっとだけ! ちょっとだけだからね!」

 

 それは嬉しい誘いだけど……

 

「ごめんにゃん……お仕事が終わったら、学校に行かないといけないにゃん」

「そんなぁ~」

 

 まぁー実際時間は有る訳だけど……アクアをないがしろには出来ないから今日は我慢してね。

 

「あっカミキさん準備出来たらこっちに来て欲しいです」

「分かったにゃん♡」

「あっ……そのキャラ良いですね~」

「それは良かったにゃん」

 

 気絶してしまったアクアと悶々としているみゆをよそに本日最後の撮影も無事に終わった。

 

 しかし、アクアの様子を見るにちょっとやり過ぎてしまった感があるけど……コレも一つの経験って事で流してくれないかな?

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