その日私は偶々休みの日で、リビングでYouTubeを見ているルビーとアクアの様子を見ながらソファーに座っていると……
「マ……ママが! あれ……でも、これライブ配信だし? ええ~どうなってるの~?」
「ママが東大になんか行ける訳無いし……そっくりさんなんじゃないかな?」
ルビーは何やら物凄い驚いて私とYouTubeの画面を見比べているようだけど、いやいや私のそっくりさんなんかいる訳ないじゃん!
後アクアそれはちょっと酷くないかな? いや、確かに私中卒だし……成績も下から数えた方が早かったよ? だけどそれはやる気さえあれば……うん、全然……よゆーだし!
そんな風に心の中で言い訳をしつつルビーとアクアが見ているパソコンの画面を見る為に私はアクアとルビーを後ろから抱きしめるとルビーは嬉しそうにして、アクアは顔を真っ赤にして大人しくしてしまった。
何故かアクアは異性に抱き締められるとこんな感じに大人しくなっちゃう訳だけど、ヒカル君の子だからこの年にして女好きって……訳ないよね? ま、私が美人過ぎるからの反応だよね。
なんたって今をときめくアイドルなんだからね!
そんな事を考えながらも私もYouTubeの画面を見ながら答えようとしたけど……
「二人とも私の真似をする人なんて今じゃあごまんといるわけだけど、私が本物なんだから……ええ~!! 私じゃん! 何で! 一体どういうことなの!?」
最初は笑いながら見ていたけど……動画に出ているのは紛れもない私でメイド服を着ながら歌っていた。
「……やっぱりママなの!? でもこれ生放送だからそんな訳が無いし……場所だって東大なんだよ?」
うん? 東大? でも……まぁ~頭が良い人が集まっている訳だからもしかしたら私の見た目位なら再現出来てもおかしくないのかな?
「だけど、声もそっくりって凄いよね。見た目も声もそっくりならもう本人と言っても差し支えないし……」
む……アクアの今の発言はちょっとカチンと来たよ。
「……そんな事を言うアクアは……ぎゅ~っ」
「むぅぅ~……はふぅ~」
最初こそ抵抗するけど……やっぱり強く抱きしめられると最後は大人しくなるアクアきゃわわ!
だけど……ちょっとこの子の事気になるなぁ~一体誰なんだろう?
私の疑問とは裏腹に歌い終わった後にその子の名前が書かれたネームプレートが表示されて私は心底驚いた。
「アレ…カミキさんなの!?」
「やっぱりパパはママだった!? ……でも、パパはママみたいにおっぱい無いし……」
「いやいや……ヒカル君の役者スキル高過ぎだよ~」
アクアの発言に今回ばかりは私も驚きすぎてしまいツッコミを入れる事が出来ないでいた。
どう見ても私にしか見えないヒカル君の演技だけど……もしかしてヒカル君は私の事をアイドルじゃなくて、個人として見ていたのかな?
ならどうして、ヒカル君とのセックスは気持ち良く無くて、ゴローさんとのは気持ち良く感じたのかな?
私の事を理解していたヒカル君なら……愛を教えてくれたんじゃ……と考えて仕舞うけど、ゴローさんとのセックスが気持ち良かったのは事実である以上私はゴローさんに惹かれているのは間違いないのだ。
『それでは今年のミス東大を発表しまーす』
いつの間にか出場者は全員終わっており、ヒカル君もさっきと違いメイド服を着た美少女に戻っていた。
素でもこの美貌ならわざわざ私に化けなくても問題なかったんじゃないかなと思わなくも無いけれど……
『今年のミス東大は……前年度の覇者であるカミキヒカルさんでーす。皆さん惜しみ無い拍手を!』
トロフィーを司会の人から貰い嬉しそうにしてるヒカル君を見ると何故か胸が痛くなった。
「……何で男なのにカミキさんはミス東大に出場してるの?」
「そんなのパパが可愛いからに決まってるよルビー」
「なっ!? ママの方が可愛いいもん!」
アクアはヒカル君推しでルビーは変わる事なく私を推してくれてきゃわわって感じるけど、いつの日かアクアも私推しに変えて見せる!
何故なら私は一番星なんだから!
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ミス東大も無事に終了したし、今年も優勝トロフィーと賞金も頂いた事で懐も暖かくなったが……
「ヒカル! 私のお陰で今回も優勝出来ましたわね!」
厳密に言えばお前の所為で、迷惑を被った訳なんだが……姫野はその辺りの事を気にせずに俺の腕に抱きつき、豊かに実った胸に押し当ててきた。
「……そうですね。姫野さんの演奏は助かりました」
最初はカナンに化けてGetWildでも歌ってやろうかなって思ったけど、カナンから『私のハードルがまた上がるからやめてぇ~』と涙目で言われたからボツで、ニノはアイドルから離れたがってるように見えたから、選択肢に入れなかったが……その後涙目で無言の抵抗をしてきたので、ベッドに連れ込んで事なきを得た。
最後にアイを選んだ理由は……アイが売れなくなると子供達にも影響が出るから話題性の提供も兼ねてやっただけで他意はない。
まーそんな訳で姫野にB小町の曲を演奏してもらい優勝した訳だが……
「ふふっ……じゃあ、私に何かお礼はありますよね?」
姫野の目は既に情欲にまみれているところから、セックスをご所望のようだし、俺自身も姫野の欲情している。
「わかりました。では早速……」
「行きますわよ!」
俺は姫野をラブホに連れこんだ。