鏑木にアイと一緒に居るところを見られてなし崩し的に恋愛リアリティショーに出る事になってしまった。
内心ため息を吐いてしまうが……思い返して見れば今生では恋愛なんてしたことが無い事に気が付いてしまい益々憂鬱になって来た。
恋愛を通り越して、結婚はしては居ないけれど……大輝君はまぁー良いとして、アクアやルビーが別れたとは言え、居るわけだし……困ったものだ。
カナンとニノにも一応話して置かないといけないよなぁ~
「……ヒカル君さっきから元気が無いけれど大丈夫?」
アイは心配そうに俺の顔を覗き込んで見て来たけれど……もしかしたらこういった事は遅かれ早かれだったかもしれないな。
「大丈夫です」
「なら良いけど……何かあったら相談してね」
アイはそう言ってウィンクして来たけれど……原因がアイなんだよなぁ~
「ええ……機会があればお願いしますね」
「うん♪」
なんだか機嫌が良さそうなアイだけど……もしや番組を利用して公式に彼女になる気か?
それはそれで今度はゴローさんの問題が出て来る訳だけど……その辺りこのアッパッパーは考えて居るのだろうか?
アイの顔を見て見ると物凄く機嫌が良い為、最悪の状況というものをあんまり考えてはいなさそうだった。
これはゴローさんにも相談して置かないといけない事案だな!
「アイさんでは早速お願いがあるんですけど……良いですか?」
「うんうん♪ 皆まで言わなくても分かるよ。お腹も膨れた事だしホテルだよね♪」
何故こうも頭の中ピンクなのか分からないが……とりあえず否定だけしておかないとな
「違いますよ」
「違うの!?」
アイは驚愕の表情を受けべて居るけれど……何故イケると思ったのかそれが分からない。
「恋愛リアリティショーに出るにあたってゴローさんを含めての話合いをしたいんです」
「え!? ゴローさんを交えての? ……私の体持つかな~」
アイはそう言うと一瞬で顔を赤らめ始めたけど……何で複数プレイを想定してるのか分からないが、この辺りも踏まえてゴローさんにはアイの管理を徹底してもらわねばいけないな!
「勘違いしてるようですけど……3Pなんてしませんよ?」
「……冗談だよヒカル君」
声のトーンを落としてガチ目にアイに告げるとアイもようやく我に返ったみたいだけど……間があった事から割とガチ目に3Pをしたがっていたようだ。
「ゴローさんなら今日は休みだし、大体20時ぐらいには起きるからその位の時間に来てくれれば問題無いかな~」
「……ではその位の時間になりましたら迎いますね」
「うん待ってるよ~」
とりあえず……今晩の内に話合いを行い、恋愛リアリティショーについての立ち振る舞いをお互いに明確にすることにして、乗り切ろうと俺は思っていた。
お互い同じマンションで同じ階で隣同士と言う俺にとっては逃げ場の無い環境だけど……まぁーこういった時はありがたくも感じていた。
「じゃあまた夜会おうねヒカル君!」
「ではまた」
バタンとドアを閉めて俺も部屋に入ると珍しい事にカナンの靴があった。
「ただいま帰りました」
「あっ! カミキお帰り~」
カナンはパタパタと駆け寄って来たと思えば……クンクンと俺の匂いを嗅ぎ始めた。
「どうかしましたか?」
「待って! クンクンう~ん……酢の臭いにどこか女性と煙草の臭いが混じってる……キャバクラでも行ったの?」
寿司を食ったから酢の臭いはあるかもだけど、女性の匂いと煙草の臭いって……あっ!アイが近くに居た訳だし、煙草は鏑木の所為だな!
あいつら……本当に余計な事をしてくれる。
「いえ……キャバクラなんて行ってませんよ。アイと一緒に競馬と寿司を食べて来ただけです」
「アイと一緒に競馬と寿司? それは分かったけど……煙草はどうして? 二人とも吸わないよね?」
「煙草に関しては鏑木Pに寿司屋でばったり会ってしまいましてね。恐らくその時に臭いが付いたんだと思います」
「ふーん? カミキちょっと良い?」
「何でしょう?」
カナンはそう言うと抱き着いて来たかと思えば……
「ペロペロ……うーん嘘は吐いて無いね」
首筋を舌で舐めて嘘を吐いて無いか確認し始めたが……お前はブチャラティかと!? 思わずツッコミを入れたいところだけど……まぁーカナンがそれで納得するなら好きにすれば良いよ。
「……信じて貰えて何よりです」
「うん……ぺろぺろ……まだニノとかなはまだ帰って来ないから、私の事を可愛がってくれる?」
カナンから吐かれた甘い言葉に俺は行動で示す事にした。
「分かりました。それではベットに行きましょうか?」
カナンを抱きかかえて自分の部屋に連れて込む。
まだ時間はたっぷりあるし、最初にカナンから説得するとしよう……
移動の合間カナンは俺の腰に足回して離れないようにして、そのまま俺の首筋を舐めていたが、そうなれば俺も両手に余裕が出てくるのでカナンのお尻を触り感触を思う存分楽しむ事が出来た。
「さて、ベットに着きましたよ」
「ハムハム……しばらくこのままが良い♡」
可愛い事を言ってくれるじゃないか……
~~~~~~~~~~~
「ただいま!」
今日一番遅く帰って来たのはかなだった。
とは言え……時刻は18時と夕方である。
カナンと楽しんでいたら30分後にニノも帰って来たので強制的に巻き込んでそれから2時間ほどは3人でたっぷりと楽しむ事が出来た。
まー今頃カナンとニノは2人一緒にお風呂に入ってるから後は俺の部屋の換気さえ済んでしまえばバレる事は無いだろう。
「お帰りなさいかな」
「カミキ……なんか首筋に赤いマークがいっぱいあるんだけど?」
今度からは首筋のキスは厳禁と二人に厳命しないといけないな!
「虫に刺されたんですよ」
「……私ここで虫見た事無いけれど?」
苦しい言い訳になってしまった。
「それは毎日掃除してますからね。今日は外に出かけたのでその時に刺されてしまったんです」
「……ふーん。ま、良いわよ」
かなからの視線が突き刺さるが何とか納得して貰ったようだ。
「あっそうだ。ちょっとカミキ抱っこして貰って良い?」
「ええ……構いませんけれど」
かなから抱っこして欲しいなんて珍しい事もあるもんだ。
両手を広げてスタンバイしてるから脇に手を通して抱きかかえるとかなは俺の首筋に思いっきり吸い付いた。
両手はかなを抱きかかえて居るので離す事が出来ないので、結局俺はされるがままの状態だった。
それが10秒程度なのか1分位だったのか定かでは無いが……ようやくかなが離れてくれた様で、落とさないように地面に下ろすとかなはにんまり笑って答えた。
「あらあらカミキさん首筋に赤いマークが増えたわよ!」
ニヤニヤと笑ってるかなだけど……他のと同じか確認する為にわざと付けたようだが……
「これは……キスマークですね」
「うぐぐ……他のもキスマークじゃない!?」
「そうなんですか?」
「私が付けたのと全く同じだし! 虫に刺されたんならそもそもその中央に跡が残るじゃない!」
ズビシと指を指して証拠を突きつけられた。
「……モテますからね。そんな事もありますよ」
「いや……モテるからってすぐさまキスはされないでしょ?」
「いま、さっきかなもしてきましたよね?」
かなは顔を真っ赤にしてしまった。
「あーサッパリした」
「日頃の疲れが取れたよ~」
丁度ニノとカナンがお風呂から出て来てかなは二人に告げ口した。
「ちょっとニノとカナン聞いてよ! カミキの首筋にキスマークがいっぱい付いてるんだけど、絶対浮気してるわ!」
「ああ、それなら……虫に喰われたんじゃない?」
「……そうだよ。虫に喰われたんだよ」
ニノとカナンは明後日の方向を見ているけれど……流石に付けた本人がそんな事を言えるはずもなく、虫の所為にしているが……
「……その言い訳流行ってる訳?」
かなはジト目でニノとカナンを見ているけれど……やっぱり苦しい言い訳だよな。
「……ちなみにかなはどうしたいんですか?」
「……私はこの生活……気に入ってるから、崩壊するのは嫌なの」
かなは涙をぽたぽたとこぼしながら、そう呟いたけど……かなのこれまでの考えるとそりゃそうだよなぁ~
しかし、良いタイミングで良い台詞を言ってしまい、ニノとカナンはかなが醸し出す雰囲気に流されてしまい……
「「私達がカミキ(ヒカル君)に付けました」」
あっさり白状してしまった。
「ほらやっぱりキスマークじゃない!」
さっきまでの悲し気な雰囲気はどこへやらかなは正に鬼の首を取ったように勝ち誇った。
「かな……良い演技するようになりましたね」
とりあえずかなの演技力を誉めて見たが……
「本気半分演技半分ってところだけどね……とにかく嘘は辞めてよね!」
「分かりましたが……だからと言って全部が全部オープンはちょっと……」
「そ……そうね。それは考えものよね。ち……ちなみにカミキは私の事どう思ってるのっよ?」
いや……年の差がえぐいし……そもそも小学生に欲情するほど餓えて無いし……
「そう言うのは……もうちょっと大きくなってからで良いんじゃないですか? 具体的には16歳以上になってからですかね?」
実際早い子は早いので何とも言えないが……流石にね。
「そうだよかなちゃん! 慌てる事なんて無いんだよ。もうちょっと体が大きくなってからで良いと思うよ。具体的には身長150cm以上からかな?」
ニノはそう言うけどやたらと具体的な数字だな。
お隣さんのアッパッパーが確かそれぐらいだし……
「うん……おっぱいがもうちょい大きくなればカミキも欲情するわね」
「いえ……私は大きさにこだわりは無いんですけど?」
女性の胸が好きなので大きさにはマジでこだわってはいないけど、年齢だけはちょっとこだわらせて貰うよ。