───ッ。
……現時刻を持ってこの場を放棄します。
いいえ、恐らくは問題ないでしょう。
第二中継地点まで一時撤退を。
それにしても……流石と言わざるを得ませんか。
「思ったよりしっかり調べていて、驚いたわ」
そう言ってヒナさんはこちらの境界線側にある瓦礫の一つに腰掛けてから、銃を手放した。
「貴女達、下級生でしょ?
「ええっと……あの、トリニティの図書館委員会の……」
「ん……ああ、彼女。流石ね、後輩への指導もきちんとしているし今度シャーレで会う機会があればお礼を言わないと」
笑う彼女に悪い含みとかはなく、純粋にウイさんへ感謝しているような口ぶりだった。
「貴女達の言う通り、彼女にまつわる事件はゲヘナではタブー。特にその忌まわしい遺産についてはね」
彼女はつまらなさそうに足元の小石を軽く蹴って転がされます。
可愛らしい仕草でしたけど小石とつま先に挟まれたそれより小さな石が、蹴られる寸前に砕けて粉塵になった事について私は見なかった事にしました。
「ただ調べた通り、貴女達の知りたい教会自体と雷帝に直接的な関わりはないわ」
教会が作られた経緯とかは聞いている、と尋ねられたので頷きを返せば空崎先輩はその先を話し始められました。
「そう、なら省略するけど。教会は雷帝シンパによって建設された。彼女は当時別の件で動いていたからそんな物に関わる暇はなかった」
遠い目で、きっと二年前の情景に想いを馳せながら、いつの間にかオレンジ色が混じり出した空を見て彼女は続ける。
「ただある時、彼女達は雷帝が面白半分で出した依頼は引き受けた。途中まで作ろうとして破棄した計画の引き継ぎを」
その続きの言葉は、私達にも馴染みのあるものだった。
「───トリニティの地下にあるカタコンベの再現を」
「とはいえ技術的に未熟だった彼女達に雷帝の真似事は難しくて、結局各自治区の境界線近くまでしか掘れず、おまけに三人程度の幅しかない道。あそこにあるのはカタコンベの再現を出来なかったただの地下壕とそれを偽装する為の教会もどきだけ」
模造品としても失敗作だったと彼女ははっきりと言った。
その言葉には寂しげな憐れみがあるような気がした。
「それでも幾ら出来損ないと言えど、カタコンベを再現しようとしただけあって内部はかなり複雑だし、何より自治区内で終わった話といえど境界線付近まで伸びた地下壕だから、あまり他自治区に聞かれて嬉しい話ではなかった」
それは、そうです。
もし自治区境界線を越えていたらそれこそ大問題になっていたでしょうし、そうでなくてもその近くまで地下壕があるとなれば他の自治区にとっても決して
それこそ、下手すれば糾弾され兼ねない話です。
「危険性自体はとても低いけど、そういう政治的な問題もあるし腐っていようとあれは雷帝に通ずる物。本来は完全破壊したいところだけど、地下に作った以上、下手に壊せばどうなるか分からない」
地下の物を壊すとなれば埋め直すか、それこそバンカーバスターでも叩き込むしかありません。
そしてそれをするとなれば前者であれば相当な人員と資金が。
そして後者であれば最後は自治区境界線付近も爆破しないといけない以上は、内密に事を進めにくいし崩落の危険性もあります。
「だから当時は他の遺産関係の中でも優先順位を下げて、ひとまず隔離する形にしたの。臭いものにはなんとやらってところね」
その結果が特別指定危険地域としてその一帯の封鎖、だったわけなのだと腑に落ちた。
「さっきも言ったように、教会も地下通路も危険性は低いし何より雷帝が作った物じゃない……だけど政治的な問題だけはあった」
彼女はそう言ってからスマートフォンを操作し始める。
装飾のない無骨なそれはきっと風紀委員会で支給されている、プライベートな物とは別のなのだと想像できた。
そして彼女はその画面に映し出された写真を私達に見せてくれた。
「私達が結局手をこまねいたのはそれが理由。あろう事か便利屋の子達は教会を拠点にした」
夜に撮ったのか暗がりになっているが、小さくアルさんのような人の後ろ姿がそこには映っている。
「それがどんな意味を持っているか、分かった上で彼女達は……いえ、鬼方カヨコさんはその選択をした」
また、今回もカヨコさんの名前が出ました。
確かカヨコさんは二年生や一年生のアルさん達より年上なのだと聞いた事がある。
彼女は雷帝在任時を知っていて、そして教会の調査を任せられる立場にあった。
「事実上の人質ね、少しでも干渉したらこの地下通路の事を他自治区に言いふらすぞっていう脅し」
拠点をそういう風に活用する、というのは考えた事がありませんでした。
合宿所を選んだ時はとにかく中心地から離れるように、今のも拠点だって整備すれば工場として活躍できる理由はあれど『廃墟』というミレニアムを戦いに巻き込まないで済むっていう理由からです。
その場所を拠点にする事自体が学園や自治区に対する切り札になる、なんていう事は私には思いつきも出来なかって、そしてある意味で有用な戦略でもありました。
「危険性は少なかったし、彼女達からの被害だって……まあ、あの程度のやんちゃはいつもの事だし」
いつもの事だと済ませるゲヘナの懐の深さに驚嘆しそうになるけれど、それもヒナさんの顔を見てすぐ落ち着いた。
「ただ、私とマコトはそうも言っていられなかった。他ならぬあの鬼方カヨコが自分で雷帝にまつわる存在を利用してまで聖杯戦争に臨んでいる……その事実は私達にとっても大きかった」
彼女の顔にあったのは、深い憂い。
鮮やかな紫の宝石は沈んだ陰りを見せていた。
「いくら危険性は低くても、どんなに優先順位かま後ろにあってもアレは雷帝に関わる物。下手をすれば二度とゲヘナ自治区やD.U.では暮らせなくなる。その覚悟の上で彼女はそういう選択をした」
それだけの覚悟を持って、カヨコさんは、アルさんは、『選択』をしたのだと私達の目を見て彼女は教えてくれる。
その事実はしっかりと私の心に重さを感じさせた。
「それが今、私から話せる全部ね」
「……あの、その……いいん、ですか?」
誰も何も言えなかった中で、おずおずとコハルちゃんが口火を切りました。
それは、そんなに話して大丈夫なのかという心配の籠った問いで、ヒナさんもそれが分かってか薄く笑って答えた。
「ええ、問題ないわ。勿論、この話を公表されたら困るけど……貴女達は先生に信頼されている子達だし。それに最悪の場合でも、この事実だけじゃ今のゲヘナは揺るがない」
その言葉には慈愛だけじゃない、はっきりとゲヘナ学園に対する強い信頼のような何かがあった。
それは単純な感情ではなく、もっとずっと強くて優しくてだけど哀しくて、苛立ちもあるような、複雑な何かだった。
「ヒナ、それなら教会の調査はどうでしょうか?アリス達は探索クエストを考えています」
「調査の許可、は難しいわね。少なくとも教会側から地下通路に入る事はその一帯を封鎖している以上、私は許可できない」
アリスちゃんからの質問に少しだけ渋い顔をしてからそう答えて。
「これでも私は風紀委員だから、規則は率先して守らないと他の子に示しがつかないから」
それから彼女は少しだけおかしそうに、どこかチェシャ猫のように悪戯めいた顔で微笑んでから。
「ただもし、封鎖していない場所……例えば別自治区との境界線にある出入り口から間違えて迷い込んでしまったら……それは仕方ないかもしれないけど」
そんなヒントと携帯の通知音を私達にくれた。
「さて、もう聞きたい事は十分?」
そしてそんな風に尋ねてくれる彼女に対して私達は───。
「アルさん達は……これからどうなるんでしょうか?」
気になるのはアルさん達の処遇です。
それに対してヒナさんはあっけらかんと軽い調子で答えてくれた。
「初めに聞く事はそれ?それが先生の言う『らしい』なのかしら……そうね、便利屋の子達については丸っ切り全部お咎めなしとまでは言わない。けど現状のやんちゃぐらいならゲヘナの事なら内々に処理するわ」
アルさん達の事をやんちゃ、の一言で彼女はすっぱり言い切ってしまう。
穏やかな方だけど、剛毅というか器が大きいといいますか。
ただ一つ気になったのは。
「それは、ゲヘナ内での事はって意味ですか?」
ゲヘナの外、トリニティや他自治区で動いた事については後々追及されるのではと不安に思って尋ねると彼女はバツが悪そうに補足してくれた。
「不安にさせる言い方になったわ、ごめんなさい。彼女達が例え他自治区で多少暴れても、それこそ死者でも出さない限りは私達は
彼女、そう言ったヒナさんの顔にはどこか懐かしむような表情が浮かんでいる。
少なくとも、アルさん達についてはゲヘナ側で庇ってくれるのだとホッとしたところでハナコちゃんが得心がいったように呟いた。
「……なるほど、人質とは言い得て妙ですね」
「流石、あの舟を任せられただけはあるわね、浦和ハナコ。露呈させたくない事実を握られていて、過度に罰したりその経緯を紙で残せばそれが公になってしまう。だから庇わなきゃいけないし、マコトも静観する事にしたのよ。当事者達に自由にさせた方がいいって……そういうのを全部計算した上で、博打に出た人があの中にはいるのよ」
あの人、というのが誰かなんとなく分かってきた気がする。
もしかするとアルさん達について知るならその人を取っ掛かりにするのも一つの手なのかもしれない。でも『誰に』繋いでもらいましょうか。
「だから貴女達も仮に街中であの子達とぶつかる事になって、ゲヘナの中で
最後の一線とはつまり誰かを『殺してしまう』という事。
その一線をアルさん達に踏み越えさせては、いけない、そう堅く心の中に刻みつける。
「とはいえ私が貴女達と一緒に戦うのはよほどの状況じゃないとまず無理だけどね。マコトは静観する姿勢を崩す気はない、逆に言えばこれ以上私達ゲヘナの生徒が殺し合いに関与するのを看過するつもりはないでしょうから」
そう申し訳なさそうにヒナさんは言う。
けれどアルさん達の立場の保障、そして戦闘の隠蔽もして頂けるなら十分すぎるほどです。
そう思っていると今度はモモイちゃんが左手の甲を、その手に淡く輝いている令呪を見せながらヒナさんへと声をかけられました。
「ええっと、ゲヘナの風紀委員長さん」
「ヒナでいいわ、アリスのところの子でしょ?話は聞いてるから」
「ならヒナで!……それでさ、ちょっと気になってたんだけど、ゲヘナでタトゥーシールがどうとかってなかった?もしかして私達の令呪、あーマスターの証?みたいなのと関係あるかなぁって」
タトゥーシールと言えば確かにそういう騒動があったのを思い出します。
「……そういう事か。いえ、ごめんなさい、こっちの話ね」
そのモモイちゃんの質問に何か納得するような顔をしてからヒナさんは私達に経緯を説明してくれました。
「タトゥーシール自体は半月ぐらい前からうちで流行り出したの。アコ、あぁ、うちの行政官が卑猥だとかなんとかって厳しく取り締まったんだけど、先週から脱獄した温泉開発部の子達とかが闇市なんてし始めてね。カイザー系列のダミー会社とまで手を組んで何をしてるかと思ったら……恐らくはカモフラージュだったんでしょ。脱獄に協力したのは便利屋の子達だったし」
あの時、スケバンのお二人から伺った話の中にあった温泉開発部の脱獄。その一件と、その後の闇市もどうやら便利屋68の方達が協力していた。
ならもしかすると温泉開発部の方に話を聞くというのも一つの選択肢かもしれませんね。
私やハナコちゃん、モモイちゃんからの質問を終えたところで、アズサちゃんも口を開きました。
「あのオートマタは雷帝関連のものではないのか」
その質問にヒナさんは少しだけ意外そうな、いえどちらかと言えば思ってもみなかった事を聞かれたと言わんばかりに目を少しだけ丸くした。
「オートマタ?……なるほど。そんな物まで買い漁ってたのか。さっきも言ったカイザー系の企業、どうやらあの子達と協力関係にあるみたいなの。オクトパスエンジニアリング……例の教会建設時の資金援助してた企業よ」
オクトパス、エンジニアリング。
協力関係にあるというのなら、アルさん達の物資関係はその人達が補給しているのかもしれません。
カイザー本社まではいかなくてもその系列企業なら十分大きな会社です。
資金面等が底を尽きる、なんてのを待つのはきっと悪手でしょうし。
何より。
「(アルさんが戦う理由にも関係があるのでしょうか……?)」
もしそうなら、もし大人に騙されているのなら。そう思って自然と私の『右手』は強く握られていた。
「じゃあオートマタはその雷帝とは」
「関係ないわね、そんな報告は当時上がらなかったし」
関係ない、とヒナさんは言い切った。
そうなるとウイさんが予想していた『中身』自体が別物のパターンが濃厚な線になります。ただその根拠は当時の『報告書』なのだとヒナさんは言う。だから思い切って私は尋ねてみた。
「……一応確認させて下さい、報告書に漏れは?」
「
それに少しだけ厳しい目をして、彼女は静かな声でそう言った。思わず、下唇を噛んでしまう。
「不躾な、事を言ってしまってごめんなさい」
「……いいわ。当時を知らないのだし、今貴女は厳しい状況に置かれているのだから」
こっちこそごめんなさいと彼女は言ってくれて、気まずい沈黙が流れた。
そんな沈黙を破ってくれたのは。
「僕からもいいかな?」
微動だにせず、ここまで一度も口を挟まないでずっと待機し続けてくれたセイバーさんからでした。
「……どうぞ」
少しだけ気まずそうにヒナさんはそう答えたのにセイバーはありがとうと一言お礼を言ってから、ひどく真剣な眼差しでヒナさんに尋ねた。
「喋るタイプ、君はそう言ったね?もしよければ君の交戦経験のあるサーヴァントについて教えてほしい」
言われてみて思い出す。
確かにヒナさんはセイバーさんやキャスターさんを見た時に『便利屋の子と同じで喋るタイプ』と言った。
それは裏を返せば、喋らないタイプのサーヴァントと遭遇した事があるとも取れます。
そんなセイバーさんからの質問に少しだけ『困惑』したように彼女は答えてくれました。
「別に、構わないけど……私が倒したサーヴァントは全部で四体」
倒した、そう彼女は告げた。その瞬間に私達は顔を見合わせてしまう。
まるで彼女の言葉に対して信じられないとでもいうような行動かもしれなくて、やってから申し訳なくなったけれど。
そうも言ってはいられない。
だってその数は可笑しいのだから。
「……貴女達にとってその数は何か気になる事があるのね」
「すみませ「謝らなくていい」……ぁぅ」
「ああ、違うの、ごめんなさい……少し言葉が足りなかったわ。貴女達にとって私が遭遇したサーヴァントはイレギュラー、なんでしょ?」
こちらの考えをさらりと察して彼女は詳しい話を聞かせてくれた。
そしてそれは。
「私が知っているサーヴァントはうちの風紀委員の子達やアビドスの小鳥遊ホシノと戦った便利屋のサーヴァント。そしてゲヘナで『噂』になっていた夕方から夜にかけて路地裏に現れる存在……私が倒したのは後者の方よ」
「いずれも影みたいに靄がかかった不定形の物。辛うじて人の形をしてたけど喋る事もなかったし、戦闘中も反射的に動いているようで、自我が希薄な気がした。貴女達のように他の生徒も見かけなかったし」
「あれをサーヴァントと判定したのは生徒でもオートマタでも何でもなかったのと、一様にソレらが口にした『聖杯』という単語があったから。そして───」
「倒したらそれこそ霧みたいに消えて無くなったわ」
まるで私達も予想していない情報だった。
「……なるほど。ありがとう、ヒナ。とても有益な情報だ」
「そう。ならいいの」
セイバーさんは暫しの逡巡の後、お礼を言ってまた後ろで静かに待機をしてくれている。
何か思い当たる事があるのかもしれません。
私達の知らないサーヴァント、それが存在していた。
その事実に嫌な汗が背中を伝う気がしました。
「あの、ヒナ先輩」
「なにかしら?えぇっと……」
「才羽ミドリです、アリスちゃんと同じゲーム開発部に所属してます」
「そう、ミドリね。よろしく……それで何が聞きたいの?」
「はい。ヒナ先輩は聖杯戦争についてどう思われますか?思う事を教えて頂けないでしょうか?」
ミドリちゃんの質問に少しだけ悩ましげに眉間に皺を寄せてからゆっくりと、言葉を選ぶようにヒナさんは答えられました。
「随分ざっくりした質問だけど……そうね、悪趣味だと思う、本当に」
悪趣味だと言い切る顔は苦々しいです。
やはりこのキヴォトスで『 殺し合いという命のやり取りは酷く重く、苦しく、そして許容できない物なのだと、第三者である彼女の顔を見て改めて認識させられます。
「生徒同士に縛りつける形で殺し合いを、それもサーヴァントという従者に命じさせて強要するだなんて、少なくともキヴォトスの住民の発想じゃない」
そう、この聖杯戦争はキヴォトスとは相容れない物です。
「……ゲヘナは他の自治区と比べて戦う事に大らかな土地柄よ。そして戦う時には必ず理由がある」
戦う理由、各々の願い。
「つまらない諍いから互いの矜持を賭けてする決闘まで、それこそ理由は沢山ある。なら聖杯戦争を胴元がさせたい理由は何か?」
私達にはそれがありますけど、では元々聖杯戦争をさせたがった人は、そのきっかけを作った人は。
何を考えていたんでしょうか。
何故、自害させる棄権の選択肢まで奪ってまでこんな戦いを強要されるのか。
マーリンさんはシステムについて触れる事をあまり強く進めませんでした。それはどうしてなのか。
全てと言わずともそれらについて深く知っているかもしれない人のところへいずれは訪れる必要があるのかもしれません。
「少なくともまともな理由じゃないのだから……貴女達も気をつけなさい」
『こんばんは、早瀬ユウカです』
『今回も物資リストを送るから必要な物を連絡して頂戴』
1話ごとの文字数で望ましいのは?
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3000文字〜4000文字
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4000文字〜5000文字
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6000文字〜7000文字
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8000文字〜90000文字
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9000文字〜10000文字
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10000文字〜12000文字
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12000文字〜15000文字
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15000文字以上