疎遠になった幼馴染の距離感が最近になってとても近い気がする 作:ひざぎ
あとがき ~今作や次回作になる別ルートについて~
お疲れ様です。いつも僕の作品を見てくださっている方、本当にありがとうございます。
というわけで、『疎遠になった幼馴染の距離感が最近になってとても近い気がする(原題:彩る季節を選べたら)』の後書きとか、補足とか、いろいろ語っていこうと思います。以降はタイトルが長いので、原題の方で呼んで話していこうと思います。
『彩る季節を選べたら』は、去年の10月中旬あたりになんとなくで書き始めた作品でした。
中旬あたり、公募に送ることを目標にしよう、というのを勝手に文芸部の裏目標と定めていた時期なのですが、どうもその公募の難易度というか、「文章ってなんだ?」となることが多くて、結局公募については断念することになったのですが、そんな残念な気持ちの解消に書き始めたのが『彩る季節を選べたら』でした。原題は『手向けに花を』ですが、原題を考えると幸せな結末を迎えることが出来たと思います。
『彩る季節を選べたら』を書く上では定めていたことがいくつかあって、その中で一番重要にしていたのは『何も起きない話を書く』ということでした。
個人的に好きな文章を書く人がいるのですが、その人いわく『何もない話を書くことは出来ない』とのことで、その人自身も一度挑戦したが結局何かしらの出来事は生まれてしまった、という話を聞き、「嘘つけや、なら俺がやってやらぁ!」という気持ちで書き始めたのが、これです。
まあ、最初こそは特に何も考えてませんでしたけど。
ただ朝、眠ることが出来ずに携帯のメモ帳欄を開いて適当に文章を書いて「あれ、これもしかしたら長編にできるな」とか、「どうせなら何もない話にも挑戦してみよう」という思いで続きを書き始めた感覚です。
でも、ここまで入り組んだ、というか、傍らに重さがかかるような話になるとは思いませんでした。
『何も起きない話』を書く上で、プロットを定めたら良くないな、と勝手に考え、二章段階まではプロットを作らずに、その場の流れだけで文章を連ねました。劇的に雰囲気が変わったのは二章終わり、三章始まりくらいだと思います。
『何もない話』を書いているつもりが、文章を連ねれば連ねるほど、確固たる登場人物の自我が生まれてきて、その自我がどうやって形成されたのか、だんだんと頭の中で登場人物の過去が固まってきたのは不思議な感覚でしたね。「ああ、だからこのキャラはこんなことをしているのか」となるんですよ。
その自我が固まってからは、無難にプロットを作ることにしました。自我が固まってしまったが故に、物語内で問題とされるべきところが出てきたからですね。
プロット、と言っても、作品内でやりたいことリストを作った、という具合でもあります。
その内容としては……。
・主人公が各々と和解
・主人公が煙草を吸う
・主人公が生徒会を拒否する
・主人公が正しさを肯定しない
・主人公が天体観測をする
という感じ。
三章以降はその目的を達成するために文章を連ねました。それが『彩る季節を選べたら』です。
四章で描かれたアレについては、つまりは二章段階から思いついていたことになります。あの描写が必要だったのか、自分でも、今でも分からないところではありますが、それでも書いてよかったな、とは思います。
まあ、書く上でのメンタル面とかはそんな感じ。
途中途中、プロットが定まったり、定まんなかったりで登場人物の軸がぶれることはありましたが、基本的な流れはぶれてないから、これでいいんだと思います。
ここからは内容についてを色々と漁っていこうと思います。
この作品を書いていく上で、面白かったことは『派生となる作品が色々思いついたこと』が挙げられます。
言わば、彩る季節を選べたらのルートとしては愛莉ルートなのですが、皐ルートだったり、伊万里ルートだったりが書いているうちに発想出来てしまうんですよね。
三章を書いている段階で、そんな派生のルートも現実にしたいな、ということでルート分岐をする場面をあえて書いて、選択をする主人公を書くのが、どこかノベルゲームを書く楽しさと似てました。……ノベルゲーム、書いたことないけど。
そうして出来た設定は、今のところ七つあって、来月からはそのうちの一つを改めて書いていこうかな、と思っている所存です。
それくらいに主人公には色々な可能性があるんですよね。主人公が無視してきた、もしくは目を逸らしたことが沢山にあるので、それらをいつか回収したい気持ちで今はいっぱいです。
……これって内容についての話なのか? という疑問も残りますが、まあ、いいかな。
そもそも内容が内容なんで、言葉で語るのはなんとなく難しさがあります。後の派生ルートにも繋がることだからこそ、ここで言葉を尽くすことを遠慮している部分もあります。だから、後書きだとしても詳細を語ることが出来ない感じです。
それでも言葉を紡ぐとしたのなら、ルトのようなキャラクターは味があっていいよな、とは思います。アイツがいなかったら翔也は正しくないことを肯定できなかったと思うので。だから僕はルトが好きです。
……それくらいかな。
やっぱり、何度後書きをしてみても、適切な表現が苦手だな、って思いますね。後書きにも慣れなきゃいけないとしみじみ。
ということで、ここまでを後書きにして締めたいと思います。
次回は翔也くんの別ルート『妹とゆるゆる同棲生活 〜まさかの幼馴染が居候で修羅場の危機?!〜』(原題:解け落ちた氷のその行方)https://syosetu.org/novel/351861/でお会い出来ればと思います。
また、この作品の後日談「彩る奇跡を選べたら(R-18)」を短編で上げるので、よかったらのぞいていただけると幸いです→ https://syosetu.org/novel/351860/1.html
こんなところまで見てくださり、本当にありがとうございました。
『妹とゆるゆる同棲生活 〜まさかの幼馴染が居候で修羅場の危機?!〜』(原題:解け落ちた氷のその行方 https://syosetu.org/novel/351861/
「彩る奇跡を選べたら(R-18)」 https://syosetu.org/novel/351860/1.html