長月幻想記   作:珠子玉

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今回は人里でお昼までです。
適当なもんなんで適当にどうぞ


人里の饅頭屋

命蓮寺の門へと行けば聖と響子、そして門に倒れかかって寝ている川内と隼鷹のがいた。

聖「ご出発ですね。隼鷹さんはお返しします。」

長月「もう少し鍛えてもらってもよかったがな」

聖「隼鷹さんが仲間と共にいたいというなら私には引き止められません。」

修業逃れの口実じゃないだろうな

長月「それじゃあ、また来るかもしれないが。世話になった」

聖「また何時でもどうぞ」

私は聖に別れを告げ、二人を抱えて歩き出した

 

上の目を盗んで騒ぐのも悪くなかったな。一度提督抜きの艦むすだけの宴会でもやろうか・・・規律だけでのまとまりは我々には向かないだろう

隼鷹・川内「・・・・」

そろそろ起こすか

長月「そろそろ行くぞ、起きてくれ」

揺すって起こす

隼鷹「んあ・・・ああ、何処?」

長月「人里への道だ、そろそろ自分で歩いてくれ」

隼鷹はん〜と伸びをし立つ

川内「・・・Zzz」

川内は起きない

元気なのは朝だけだったようだ、夜勤明けに直接寝ずに来たのだろうか。

長月「隼鷹、手伝ってくれ。人里の適当な店にまで行くぞ」

隼鷹「はいよ〜。そういえば川内って鎮守府にいたんだねえ、あたしぁ気づかなかった!」

長月「初期にはいたんだがな・・・お前が来たときにはそんな扱いだったのか」

隼鷹「提督はよくあたし出してくれるけど、日頃鎮守府に埋もれてるのもいっぱいいるけどそれ?」長月「それだな」

隼鷹「それで、長月は帰りかた知ってるから迎えに?」

長月「その辺りは面倒なことになってるが、何とかするさ」

 

〜艦むす移動中〜

迂闊にも、酒のせいか完全に失念していた。こいつ(隼鷹)が揉め事をおこした奴だったということを。

適当な店に入り川内を置いて休むつもりだったが・・・揉め事を起こした人外というだけあり同然警戒される・・・どうしたものか隼鷹「ほんとゴメン、今やらかしたって反省してる」

長月「過ぎたことだ・・・しかしどうするか」

寺子屋の慧音に頼んで世話になるか?それとも貸本屋の子鈴に頼んでみるか?

そう悩んでいると、男の声が私を呼んだ。

饅頭屋「おうい、お嬢ちゃん」

寺子屋の場所を教えてくれた親父さんだ

長月「ああ、あの時の」

饅頭屋「よかったらうちに上がって饅頭でも食っていかねえか。金はもらうが味には自信あるんだ」

笑顔で私らを誘ってくれる

長月「親父さんのお誘いはありがたいが、こいつがな・・・」

私は川内で手が埋まってるので顎で隼鷹をさす

饅頭屋「気にすんな気にすんな。どうせそんな流行ってない饅頭屋だ」

おおらかに親父さんは笑う。

長月「なら親切はありがたく受けよう。金銭は今日はあるぞ」

懐から袋を出して見せる

饅頭屋「おーおー、着てる服も地味に見えていいもんだし、あんたほんとのお嬢様か?」

長月「貰い物と借り物だ。私は金持ちなんかじゃないさ」

饅頭屋「ま、うちの饅頭でそいつを吐き出してってくれ。」親父さんに案内されて中に入る昼近くだが人がいない。

饅頭屋「適当なとこに座ってその娘寝かしてやんな。そして注文決まったらまた呼んでくれ」

そう言って表に戻っていく

隼鷹「いやあ〜、いい人だねえ。なかなかいないよあんな人」

長月「そうだな」

我々の世界程必要に迫られていないからだろうか。もしそうなら必要の二文字に一体どれだけ縛られているかがよくわかる。

川内をとりあえず座敷に座布団を枕に寝かせて、何があるか見る。

隼鷹「甘酒とかないかな〜」

長月「頼んでもいいが自費だぞ」

隼鷹「冗談だって、普通に表で焼いてたの美味しそうだからあたしは焼き饅頭がいい」

確かに旨そうだった、素朴な感じの饅頭ではあるが串で焼かれ練り込まれた材料が辺りに誘っていた。

長月「なら土産分の焼き饅頭多めでここで昼も済ますか」

隼鷹「川内の分も残してやりなよ」

長月「わかっている。焼き饅頭を10本程、蕎麦を2つか?」

隼鷹「蕎麦食べながらアンコってどうさ」

長月「なら団子はデザートだね」

長月「おーい。親父さーん、蕎麦2つ、饅頭を10本くれ」

饅頭屋「あいよー。おーい、蕎麦2つだ」

奥に注文をリピートする。

女「はいよ」

女の声が返す。どうやら夫婦でやっていてそれぞれ別れているみたいだ。

 

注文をし二人まったりしていると

女「3人だ、いいかな?」

饅頭屋「はいはい、こんな流行らない店何時でもいいですよ、神子様。」

女3人の団体が入ってきた。

 




そろそろ一区切り
次回は饅頭屋〜人里出発まで予定
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