長月幻想記   作:珠子玉

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なんとなーく作ってる物語です。
今更ですが元の作品の自分の解釈などがあります。
面白い話も戦闘もなく、あえて書こうとしていません。
それでもよろしいという方はようこそお話へ


大図書館

「ただいま帰ったわ、美鈴。」

「お帰りなさいませお嬢様。」

「そこの二人は?」

「パチュリー様にどうしても頼みたいことがあるらしくやってきた外の世界の者です氷精は暇をもて余したらしいです」

私は今は彼女らのやり取りを見るしかない。

垢抜けた雰囲気を持ち、洗練された立ち振舞いの一目でわかる一流のメイド。

その後ろにいる紫色の髪をし、ジト目と提督が呼んでいたような感じの目をした少女。

そして私や他の駆逐艦と比べても外見年齢の違いがないほどに幼い姿に悪魔のような翼をもつお嬢様と呼ばれる少女。

彼女がレミリアで紫髪の女が魔女だろう。

もっと悪魔らしい姿をした者だと思ったし、魔女はもう少し年をとった者だと思っていた。しかし、駆逐艦にも異能生存艦や油断すると馬鹿みたいな火力をとばす悪魔がいる。外見で判断をすれば痛い目を見るだろう。

「ふうん・・・後で来なさい。色々と話を聞かせてもらいたいわ。」

そう私に言うとレミリアは返事を聞くことなく館に入る。

「それでは、私も仕事ができましたので」

そう言うと、メイドは私の目の前から消えた。

「瞬間移動の能力まであるのか・・・」

「違うわね、咲夜は時間を止めてるのよ。」

残った魔女が訂正する

更にすごい能力だった。

魔女や氷使い、果ては時間を止める者の土産話は、センスが厨二っぽいらしい木曽の奴がみればどんな反応をしてくれるだろうか。

「私も外の世界の知識には興味があるから、頼みが何かはしらないけれど話くらいなら聞いてあげるわ。」

思いの他すんなりと話を聞いてもらえそうで何よりだ。

「こっちよ。氷精は連れてこないで。」

そう言って魔女は歩きだす。

「それでは、また後で。」

美鈴が見送る。チルノは彼女に相手してもらおう。

 

 

館の大きな扉を開き、魔女の後を続く。周りをみれば似たような容姿をした羽のあるメイドが窓をふいたりしている。妖精メイドとは彼女らだろう。そういえば鎮守府の廊下などは誰が掃除しているのだろうか。妖精さんか?ならばどちらも妖精が掃除をしているな。

そして家具や作りも立派なものだ。段ボールを机にした我らが鎮守府との格差に虚しさを感じる。

そんなことを考えていると。やがて一つの扉を魔女は開け中に入る。

後に続き私が目にしたものは本であった。

目の前に広がるいくつもの本棚、吹き抜けの構造の上を見上げれば壁にも本棚があり長く長く続いている。

おとぎ話の世界に紛れ込んだような錯覚を抱く。

「凄いな・・・」

「これが紅魔館の大図書館よ。私が書いたりしてるからまだ本は増えてるわ」

知識に限界はないというような話である

「まさかとは思うが、これを全て読んだのか?」

「100年以上のほとんどを本に費やしてはいるけど封印が施されたりしてまだ読めていない本もあるわね。」

やがて魔女は一つの机の椅子に座る。

「それで、私への頼み事は?」

本題だ

「実は、私は外の世界から来た、人ではない艦むすという存在で

鋼材や燃料を糧とする。

燃料がなくとも行動に制限がかかるだけだが鋼材がなければ動けなくなる。」

「それで何処からか私のことを聞いて鋼材を求めに来た。」

「その通りだ」

「対価は外の知識よ。」

「その程度であるならばいくらでも。」

「小悪魔」

「はい」

「このあいだの鋼材の余りを持ってきて。」

「わかりました」

一人の尾と翼を持つ少女が呼ばれ、去っていった。あっさりと私の問題は解決した。

「大方予想はついてたのよ、あなたに似たようなのが最近ここにきたから」

まさか・・・

「あなたの考えは多分合ってる。うちにいるから後で会えるから待ってなさい」

私以外にも幻想郷に?一体誰だ。

「待ってなさいと言ったでしょう?それよりもお茶と椅子を用意させるから対価を払いなさい。」

考えを中断され、私の話を求められる。会うまでわからないものだ、仕方ない。

「持ってきました。」

じゃらじゃらと鋼材が置かれる。

「お茶を淹れて、他の子に椅子を持ってこさせなさい。」

「わかりました」

「先にとりなさい。夜明けまで空腹だとつらいでしょう」

「わかった」

 

私は久し振りに補給をした。補給量から考えて結構消費していたみたいだ。

 

「ありがとう、本当に助かった。」

「さあ、落ち着いたら話をして。あなたのいた外の世界を教えてちょうだい。」

やや根暗な印象が第一印象であったが暗いというわけでなく、落ち着いた性格なんだろう。目の前にある知識に興味を隠せないようだ。

「そうだな・・・」

私は目の前にいる魔女に話を始めた

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