訳あり荘   作:にわtyan

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前回までのあらすじ
カヤと話す
「なんか雑じゃないですか!?」


サオリの場合

俺の朝は遅い

9時に起床し身支度や朝飯などを済ませ

10時から18時までが管理人の仕事…なのだが…

「やることがねぇ…」

そう、やることがないのである

このアパートの入居者は今のところ3人しかいないし、

周りは緑が生い茂ってる訳でもないため

たまに生えてる雑草を取るだけで終わってしまうのだ

「はぁ…暇だ…」

「暇なら少し手伝ってくれないか?」

「あ、サオリさん」

この人は錠前サオリさん

一番最初にアパートに入ってくれた古参の住民さんだ

てかそれまではまともに働きをしてなかったのやべーなこのアパート

"前"の管理人なにしてたんだよ…

「何手伝えばいいんですか?」

「あぁ…少し買い物を手伝ってほしくてな」

「わかりました、ちょっとまっててくださいね〜」

「感謝する」

「いえいえ〜」

 

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「でも驚きですね」

「?なにがだ?」

「だって入居当初はサオリさん人を全然頼らなかったじゃないですか

最近は入居者の人ともよく話すようになったし」

「頼ってもいい事をある人に教えてもらったからな」

「シャーレの先生ですか…サオリさんには申し訳ないんですけど俺あの人のことちょっと苦手なんですよね」

「そうなのか?」

「えぇ、まあサオリさん的には先生は仲間を救ってもらった恩人だと思うのであまり言いたくなかったのですがやっぱ話題に出ちゃうと自然とこぼしちゃうんですよね…俺の悪い癖だ」

「そんなに気にしなくて大丈夫なんだが…私たちの仲だろ?」

「…やっぱやめときます、もうそろそろ店にもつきますし、この話題はまた今度ということで」

「…わかった」

「ありがとうございます、では買い物を済ませちゃいましょう」

 

 

 

 

 

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「結構買いましたね…」

サオリさんが買ったのは生活必需品や食料などだった

「あぁ…足りてないものが多くてな」

「こんなに量があるなら車だしといたほうがよかったですね」

「管理人って運転免許持ってるのか?」

「えぇ…買い物は簡単な場所で済ませたりするのであまり乗ってなくてほとんどペーパーみたいなものですけど」

「あんな安い賃金で働いてるのに車はもってるんだな…」

「サオリさんやめてください心にきちゃうから」

俺が即死ダメージを受けるほどの言葉を平然と放つなんて…恐ろしい子!

なんて冗談はさておきだいぶ変わったなこの人

入居当初のサオリさんからは考えられないほどに

「あぁ…すまない、気を許してる相手だとつい…」

「だ、大丈夫です致命傷なので…」

「それは大丈夫じゃないぞ!?」

「ツッコミもうまくなってますね…」

そんな他愛もないことを話しているとアパートに到着した

「今日はありがとうヒビノ」

「いえ全然、また呼んでくれれば手伝いますよ」

「感謝する」

「いえいえ、じゃあまた」

「あぁ、おやすみ管理人」

これでクロコちゃんに気づかれないうちに…

「ん、ヒビノ?サオリも一緒だけどなにしてたの?」

部屋にたどりつければよかったんだけどなぁ…

 




次回「修羅場の場合」
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