修羅場
「ヒビノ…私心配したんだよ?帰りが遅かったから…
それなのにヒビノはサオリとデートしてたんだ…」
「ごめんクロコちゃんまじでごめん、サオリさんと買い物行くの伝えとけばよかった
ね、サオリさんただの買い物ですよね?」
「…デートだ」
何言ってんだこの人!?!?!?!?
「やっぱり…この前も告白やんわり断られたしヒビノは私のこと嫌いなんだ…」
やばい…サオリさんから想定外の言葉が出たせいで状況がどんどん悪くなっていく
とりあえず誤解を解かないと
「そんなことはないよクロコちゃん、俺はクロコちゃんのこともサオリさんのことも大好きだよ!!!
サオリさんとは買い物で行っただけでそれ以外にはなにもしてないよ!!!!!」
なんかサオリさんが不満そうな顔してるけどあなたの発言から始まってますからね?
とりあえず本音を伝えたぞ…これでなんとかなるはず…
「…じゃあどちらかと言われればどっちの方が好きなの?ヒビノ」
どちらかと言われれば!?!?!?!?
「ど、どちらかなんてそんな…」
「答えて」
あっ、これ答えないとやばいやつだ
「もちろん私だよね?ヒビノ?同棲もしてるし、一緒の部屋で寝てるもんね?」
クロコちゃんからの圧がすげえ…
てか一緒の部屋では寝てないだろ…
クロコちゃんが俺の布団に毎晩入ってくるだけで
「…同棲してるのか?ヒビノ?」
「な、成り行きで…」
「ん!ヒビノだったら私の全てを好きにしていい」
えぇ…
「…私はヒビノに見られたことあるが、あなたは?」
「…見られたって…なにを…?」
「タオル姿だが?」
あっやばいこれ
跡形も残らなくなるわ
「ヒビノ…?」
「ストップサオリさんマジでストップ俺ほんとになにも残らなくなっちゃう」
「しっかりきっちり見てたからな、私の身体」
見てねえよ!?!?
「それって本当なの…ねぇ、ヒビノ…?」
「ち、違うんですよあれは本当に事故というかタイミングが悪かったというか」
「あんなじっくり見てたのにか?」
わりぃ、俺死んだ
「…私はヒビノの家の風呂を"毎日"使ってるけどね」
クロコさん!?!?!?!?
「私はこのアパートの"最初"の住民だけどな」
もうやべーわこれ、収拾つかんわ
どーしようかなぁ…
ダメもとで声かけてみるか
「ほらクロコちゃんもサオリさんもストップ!
こんな口論したって何もないから!今日はもうやめときましょうよ!」
「…私を心配させたヒビノが全部悪い」
「それはごめん」
「ん…とりあえず今日は引く
サオリ、また今度詳しく教えて」
「ああ、そっちもな」
なんかさっきまでバッチバチに争ってたのに意気投合してね?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…ヒビノ」
「な、なんですかクロコちゃん」
「今日は絶対離さないから、絶対一緒に寝るから」
「え」
「ん、決定事項」
「いやダメだって、いつも布団入ってきてる時も言ってるけどクロコちゃん女の子でしょ、一緒に寝るのは恋人とかに…」
「ヒビノ?」
「ごめんなさい、このヒビノ全力でクロコちゃんと一緒に寝させていただきます」
その晩、クロコちゃんのいい匂いや俺の背中に当たるクロコちゃんの立派なやつのせいで全然眠れなかった…
感想よろしくお願いします