今回は先生とヒビノくんの関係性の話になります
カヤのエピソードでも断片的に語られていたようにこの作品の主人公は先生のことをあまりよく思っていません
先生アンチを含む内容になりますのでご注意を
「うおおおおお!急げ俺!セールが終わっちまう!!!!」
道を全力疾走してるこの生き物の名はヒビノ
訳あり荘の管理人である
「あと5分で終わっちゃう!早く、もっと早く!」
0.2秒の無量で空処な領域を展開する呪術師のごとく人を避けて全力疾走してスーパーにつく
目の前に天敵とも言える存在が現れる
"ヒビノ!久しぶりだね!"
「あっ、すいませんお腹が痛くなってきたので帰ります」
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「で?何の用ですか?先生
俺はできればもう2度と会いたくなかったんですけど」
はぁ…最悪だ…
まさかこいつと会うとは…
"私はそんなこともなかったけど"
いや知らねーよ
「…俺を呼び止めた用件を言ってください
俺は今あなたのせいでセール逃してめっちゃイライラしてるので
なるべく早くすませてくれると助かります」
"それは悪かったって…"
あぁ…まじ帰りたい
クロコちゃん大丈夫かなぁ…
またサオリさんの時みたいに心配させたくないから早く帰りたいんだけどなぁ…
"別に大した事ではないんだけど、カヤの様子を聞きたくて"
「不知火さんなら、ちゃんと一人で暮らせてますよ
少なくとも、連邦生徒会にいたころよりは幸せでしょうね」
"そっか…それならいいんだ"
「…俺からも一つ質問いいですか、先生」
"…私に答えられることならなんでも"
「あなたは、大人は子供達のために責任を負うという考えをお持ちになられてるんですよね?
なら、なぜその子供達の中に入っている不知火さんを救ってあげられなかったんですか?」
"それは…"
「確かに、不知火さんは許されないことをしたのでしょう
シャーレを傘下にしようとしたのも地区を消し飛ばそうとしたのも
とても許されてはいいことではないと思います
でも、それだからといって「謝りなさい」と言って不知火さん一人に押し付けるのは間違っているのではないでしょうか?
そのような失敗をした時に、責任を負って、生徒にやりなおすチャンスをくれるのが"先生"というものだと思っていたのですが…」
"…私は…"
はぁ…
本当に合わないな、こいつと俺
このまま話し合いを続けても無意味そうだし…
帰るか
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「おかえりヒビノ…ってどうしてそんな疲れ切った顔してるの?」
「あぁ…なんでもないよ、大丈夫」
「嘘」
一瞬でバレた?!
クロコちゃん勘良すぎるでしょ…
「ヒビノ」
「うん?」
「先生と会った?」
「…俺はあんま会いたくなかったんだけどね…」
うっへぇ、そこまでバレちゃうんだ
「…ヒビノの性格が先生と合わないのはわかってる、でももうちょっと仲良くはできない?」
「クロコちゃんごめん、無理
根本から考えが違うんだあいつと俺は
まあ、危害を加えたりはしないから大目に見てくれないかな?」
「…ん」
「ごめんね、クロコちゃんの恩人みたいなものなのに我慢を強いて
俺も次から感情抑えられるように頑張るから」
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"…私がもっと大人になれていれば、結末は変わったのかな…"