公安部アカメリウム対策課 作:息抜き梓太郎
「気づいたかい?東野君」
「えっ?」
そう言われて、九条は頭を回す。
杉宮自身は今の情報から何かに気づいたのだろうか?
いや、今の口ぶり確実に気づいたことがあるのだろう
九条は先ほどの盗聴した情報と今の写真の内容を脳内で整理する。
(盗聴して得た内容は全て重要な気もするが、組長がアカメリウムの取引をしていたというのは特に重要な内容だよな)
あとは鬼瓦刑事の話も、よく考えれば可笑しい。
九条が犯人を追っているときに既に鬼瓦刑事には通報がいっていたようだった。
だが、あの時、組長が殺されているのを知っているのは潜入調査をしていた九条と杉宮、あとは二時島組のメンバーだけだ。
二時島組の組員が組長を殺されたからと言って直ぐに警察に助けを求めるだろうか?
アカメリウムの取引だってしており、後ろ暗いこともあった筈なのに……
それに、あの話しぶりではまるで九条と杉宮が殺したと伝えられているようだった。
そこまで考えて九条はもしかしたら犯人が通報をしたのではないかと、考える。
そして次に写真について、だ。
(写真に関しては屋敷内を取っている一枚目と、組長が殺されている二枚目が重要だよな)
一枚目は床が抜けていた。
九条が屋敷の案内を受けたときはかなり頑丈に出来ており、普通に走るだけで底が抜けるとは考え難い。
つまり、底が抜けたのはそれだけ力強く床を蹴ったことと重量の問題、その両方が考えられる。
二枚目の写真で言えば胸に空いた穴はどう考えても通常の武装でつけられるとは思えない。
やはり、アカメリウムで殺されたと考えるのが妥当だろう。
九条はその内容をそのまま杉宮へと伝える。
1つ1つの情報を分析し、それを羅列しただけで、何か新たな気づきを得ることが出来なかった。これが九条の精一杯だった。
しかし、杉宮はその内容に大きく頷く
「言い着眼点だね。僕もそう思っていたところさ」
さて、ここで問題だ、杉宮はそう言うと人差し指を立てる。
「これらの情報から犯人は初めから、組長を殺すことを考えていたと分かる。まぁ、アカメリウムを扱っている以上は組織で動いているから突発的犯行なんてあり得ないし、当然と言えば当然だ。」
九条はそれを聞いて、確かにそう言われるとその通りだと思った。
少なくとも相手は、就労社の人間が取材に来ること、そして鬼瓦刑事の電話番号の情報を事前に得ていた。
自分たちのことに関しては組の人間の誰かが、雑談の際に口を滑らせていても可笑しくはないが、鬼瓦刑事の電話番号に関しては事前に調べておかなくてはいけない。
「それで、だ。なら当然だけど、相手は脱出経路を確保していても可笑しくはないんじゃないかな?」
それは、確かに
実際、九条と犯人との距離は一五メートル程度しか離れていなかったにもかかわらず、見失ったのだ。
最初はあの超パワーを活かして速力で振り切られたのかもと考えていたが、曲がり角に鬼瓦刑事がいた時点でそれはあり得ないだろう。
いや、もしかすると
「鬼瓦刑事に化けていたのか?」
そう考えれば納得がいく。
刑事の電話番号を知っていたのも、あそこに鬼瓦刑事がいたのも、もしかしたら記者である自分たちが二時島組に接触するのを見計らっていたのかもしれない。
鬼瓦刑事に変装していれば、職質というていで接触することが出来る。
今回、九条と杉宮に接触したように
実際、あの時も職質の割には直ぐに解放された。その違和感が九条の中で自身の推理を補強していた。
しかし、杉宮は首を横に振るう。
「それはないと思うよ。初めに話したと思うけど、ノートパソコンに収納されている盗聴器は正確には発信器の役割の中に盗聴器の機能が含まれている物だ。
そして、発信器の情報だと鬼瓦刑事は犯行時刻別の場所にいたみたいだ。
電話が来てからこちらに移動してきている情報もしっかりと記録に残っていたよ。
……まぁ、相手は未知の物質アカメリウムだからね。
鬼瓦刑事の動向に関しては別方面から調べてみるというのも手だね」
九条は自信のあった推理が外れたことにガックリと肩を落とすが直ぐにならどうやって犯人は逃げたのかという思考にシフトする。
アカメリウムを使っていると考えれば、透明化や瞬間移動も考えられるのでは無いだろうか?
九条は試しに今思ったことをそのまま口に出す。
「例えば透明化や瞬間移動の線というのはあり得ますか?」
「ふむ、少なくとも僕はあり得ないとは思わないね。
実際、アカメリウムで作られる兵器はSFそのものだ。」
「なら!」
「ただ、仮に透明化出来るのだとすれば、態々真正面から乗り込む必要は無かったんじゃないかな?
それは瞬間移動に関しても同じだね」
杉宮の鋭い反論。
九条は口を噤む。
ただ、頭までだんまりを決め込んでいる訳ではない。必死に頭を回転させて自身の推測に必要なピースを探していく。
先ず、透明化が出来る前提で考えよう。
確かに、無条件に透明化出来るのなら説明はつかないが、仮に何らかの条件、欠点があるのだとすればどうだろうか?
例えば、発動までに時間がかかる且つ長時間は透明化出来ない、とか
瞬間移動もそうだ。
移動するためにワープポイントを設置しなければいけないと考えれば、どうだろう。
そういえば、近頃はドローンが飛んでいたと言っていた。
なら、実はドローンにワープポイントの機械を運ばせていたとか
(これなら、どうだ!?)
試しに九条は今の内容を杉宮に話してみる。
すると、杉宮は少し感心したように肩眉を上げる。
「成る程……。面白いね。」
「よし!」
九条は杉宮を納得させたと思い、大きくガッツポーズする。
しかし、そこで、あることに気づいたように杉宮は首を傾げる。
「ただ、もしそうなら、犯人は動きながらでも透明化が出来るんだよね?
東野君が追っている時に透明化したんだから。
だけどそれなら別に殺して直ぐに透明化出来るように調整しても良かったんじゃないかな?
瞬間移動に関しても、ドローンにワープポイントを運ばせてたって話だったけど、それなら猫にちょっかいをかけるのは理に適ってないよ?
猫がドローンに飛びかかってワープポイントが壊れたり、変な所に落っこちたら、大変じゃない?」
それは、確かにそうだ九条も思わず納得してしまう。
しかし、九条も直ぐに切り返す。
「それは……そうだ!
だから猫の嫌う刺激物を内蔵してたんですよ。近づいてきた猫を追い払う為に。
本当は猫にちょっかいをかけていたわけではなくて猫がちょっかいをかけていたんですよ!」
鼻の穴を膨らませて、自信満々に思いついた推理を披露する。
「でも、餌はあげてたそうだけど?」
それを杉宮が一刀両断。
今度こそ、九条はぐうの音も出なくなる。
他に何か無いかと、写真と睨めっこしながらも考える。
そこで九条はあるものを見つけてしまった。
それは町であればどこにでもあるもの。
というか、人が住んでいる場所であれば、基本的にどこにでもあるもの
そう、つまり
「分かりました。犯人はマンホールを使って逃走したんです。
本来であれば、マンホールはそう簡単に持ち上がりません。
しかし、犯人の超人的なパワーがあれば話は別!
あのパワーを活かしてマンホールを開け、中に逃げ込んだんです!」
渾身の推理。
透明化や、瞬間移動などよりも現実的な方法だろう。
自分で言っていてもこれしか考えられないと思えてくる名推理だった。
九条は思わず自身の機転の良さに頬を緩めてしまう。
(推理の才能はないと思っていたんだが、俺の頭も捨てたものじゃないな)
杉宮も「確かに、その可能性は高いな」と思わずを口からこぼす。
勝った!
別に勝負では無かったのだが、心の中でそう呟く。
しかし、再度杉宮は首を傾げる。
「そういえば、犯人は両手に、恐らく銃を持っていたよね。
つまり、マンホールを開ける際は両手の銃を地面に置いたと思うんだ。
脇に挟んだ可能性もあるけど、一〇〇センチはある銃を脇に挟むのはマンホールを通る上で邪魔になりそうだよね。
それに、マンホールに入るには減速して一度マンホールの前で止まる必要がある。
それらを踏まえると九条君と犯人の間にかなり距離がないとマンホールに入る所を見られる可能性がありそうだね」
そこまで杉宮の話を聞き、九条は犯人を追っていたときのことを思い出す。
あの時は確か一五メートル程度しか離れていなかった。
仮に相手がマンホールに入ることに慣れておりスムーズに隠れられたとしても、急いでマンホールに隠れれば蓋の閉まる音で中にいるのが分かるのでは無いだろうか?
となると、自身の推理は間違っている、と言うことだろうか?
九条は思わず頭を掻きむしる。
「くっそ、全然分からない。」
「そうかい?凄く言い推理だと思ったけど」
「でも、杉宮さん全部推理の穴をついていったじゃ無いですか」
「はは、まぁ、仕事柄ついね」
杉宮は九条の言葉に苦笑する。
そして、「じゃあ、今度は僕の番良いかな?」
その言葉に九条は目を丸くし、どうぞ、と先を促す。
「先ず、最近二時島組一体を飛んでいたドローン、それが犯人のものであるというのは僕も同意見なんだ。そして、犯人が逃げたのでは無く一端姿を隠したのというのもね。
ただ、僕の場合はマンホールでは無く家屋に隠れたんじゃ無いかって思ったんだ。」
家屋、そう言われ、九条は四枚目と五枚目の写真に目を向ける。
1つはコンクリートの地面に監視カメラのついていない家、もう一方は監視カメラにふかふかの土が敷かれた地面、背の高い木があるためそれがあれば姿を隠すことは出来るかもしれないが決して隠れやすい立地では無い。
しかし、
「杉宮さんはどう考えているんですか?」
九条は杉宮の意見を聞くことにした。
何となく、コンクリートではない方と答える気がしたのだ。
そして、杉宮は九条の質問に
「僕は五枚目の家屋に隠れたと推理したよ。」
「どうやって?」
鋭い視線で杉宮を見つめる。
そう言い切るからには何か根拠があるのだろう、と九条は思った。
それに対し、杉宮は穏やかな笑みを浮かべる。
「先ず、写真を見れば分かるとおり、僕は敷地の中に足を踏み入れているんだ。その時に車の下とかは確認しているんだけど、残念ながら見つからなかった。
まぁ、東野君から逃げている際に車の下に滑り込むなんて中々出来ることでは無いだろうね。
話を戻すよ。
つまり相手は簡単には見つけ出せない場所に隠れたか、若しくは何か隠れる能力があるのかも、と思ったんだ。
それこそ、東野君も言っていたように瞬間移動に透明化、若しくは小さくなったんじゃ無いか、とも考えたくらいさ」
小さくなった、の所で杉宮は六枚目の写真を指さす。
ただ、それらは先ほど杉宮自身が否定した。
「ただ、さっきも言った通り、隠れる能力というのは現実的では無かった。
だから、僕は簡単に見つからない場所に隠れたという方向で考えることにしたんだ。
じゃあ、簡単に見つからなくて、比較的容易に侵入できる場所ってどこだと思う?」
九条は五枚目の写真を睨み付ける。
家の中であれば、見つからないだろうが、スマートに侵入するのは容易ではないだろう。
土の下は?
いや、土の下に潜っている間に九条が追いついてしまうだろう
なら、屋根、だろうか?
屋根なら、そう簡単に見つからないだろうし、あの異常な膂力を持ってすれば屋根まで跳べる可能性はある。
そうでなくても、例えばベランダまで跳べれば、姿は隠せるだろう。
「屋根、ですか?」
「うん、僕もそう考えた。
だけど、1つ問題があったんだ。
一枚目の写真を見れば分かると思うだけど、勢い余って床に穴を空けてしまっているんだ。
仮にベランダや屋根まで飛ぶだけの力があったとしてもそれだけの力を込めれば、この床みたいにコンクリートが砕けてしまう可能性もあるんじゃ無いかな?」
確かに、だがそう考えるとどうやって屋根まで上るんだろう?
一応、木は植えられているが、この木の細さを考えると、足をかけただけで木が折れてしまいそうだ。
ならばふかふかの土を蹴った?
そしたら土にくっきりと足跡がつくだろう。
残念ながら五枚目の写真に人の足跡は無い。
じゃあ、違うのか?
「もしかして、屋根じゃないんですかね」
「う~ん、僕は屋根だと思ったよ。」
「でも、どうやっても証拠が残っちゃいますよ。」
「そうだね。でも、それを隠してくれる存在がいたとしたら?」
協力者がいた、と言うことだろうか?
ただ、あの時近くにいたのは鬼瓦刑事だけ
なら、やはり鬼瓦刑事がHCAとの内通者ということだろうか?
しかし、杉宮は九条の推理に首を横に振るう。
「少なくとも僕はそうは思っていないよ。
鬼瓦刑事は次の曲がり角から出てきたよね。すると、鬼瓦刑事は東野君が家屋のある道に入る前に犯人の手がかりとなる何かを隠し、急いで奥の曲がり角に隠れたことになる。
それ程までに犯人と九条君との距離が離れていたのならマンホールに隠れるか速力で振り切る方が現実的だ。」
「じゃあ、あの場には他に人がいたって事ですか?」
「いいや、人はいなかったんじゃないかな。一人で隠れるより二人で隠れる方が難易度は上がるからね。
だけど、君も二時島組の屋敷に行く前に見ただろう?」
見た?その言葉に首を傾げる。
二時島組の屋敷に来るときに見たのは鬼瓦刑事と……あとは猫だけだ。
「まさか、猫が犯人の手助けをしたとでも言うんですか?」
杉宮はその言葉にこれまでで一番大きく口角をつり上げる。
「そのまさか、さ」
「一体どうやって?」
「猫にはね
自分の嫌いな匂いのついた物を穴を掘って隠してしまおうとする習性があるんだ。
あの犯人、逃げるとき変な匂いがしなかったかい」
「しました。
ただ、仮に地面に犯人の足跡が出来たとしても足跡に匂いが移りますかね?」
当然の疑問を九条はする。
それに対し、その言葉が欲しかったと杉宮は声を少しだけ大きくする。
「そうだ!
そして、土が柔らかければそれだけ力も吸収されてしまう。そこで犯人は先ず初めに地面に銃を投げたんだ」
「銃を?」
「そう、そうすれば、銃の分の質量が無くなり軽くなる。それに両手も開く。
つまり、格段に跳びやすくなるんだ。それこそ、走っている分の勢いも合わせれば、地面を傷つけずに家屋の塀くらいなら乗り越えられるんじゃ無いかな?
そして、塀さえ乗り越えれば家屋の中に投げ込んだ銃を足場にベランダか、屋根まで跳んだ、なんてどうだい?
事前に銃に匂いを付けておけば、足場にした銃は猫たちが隠してくれる。」
「そう上手くいきますかね?特に猫が穴を掘ってってくだり」
跳んだというくだりまではまだ分かる。似たような環境で練習を続ければ出来るようになるかもしれない。それにそれで撒いたというのも、九条自身走っている状況で視野を広く持てる自身はないし、犯人が走っていた道路の方に意識が向いていたのも事実。視界の外に逃げられていれば気づけないだろう
だが、猫が穴を掘って隠したという話は正直アカメリウムを使った超常現象で隠したと言われた方がまだ納得が出来る。
その位には杉宮の推理は現実的では無い、というか、まぁ、運の要素が強いのではと九条は思ってしまう。
「東野君。
その通りだ。僕ですらそう思う。
犯人もきっとそう思っただろう。だからこそのドローンだ」
「ドローン?」
ここで何故その名前が出てくるのか?
九条は首を傾げてしまう。
しかし、杉宮は構わず自身の推理を話していく。
「僕はねドローンには4つの役割があったと思っている。」
「4つですか?」
杉宮は指を4本立てる
「そうだ。
先ず1つはドローンを飛ばしての周辺の調査、特に近隣住民の動向の調査を行っていたんじゃ無いかな?
住宅の敷地に逃げ込んでも、近隣住民に見られていたり、逃げ込んだ住宅に人がいれば直ぐにバレてしまうからね。
2つ鬼瓦刑事の巡回ルートの確認。
勿論、これに関してはその日その日である程度ばらつきはあるだろうけど、彼も人間だ。
無意識のうちにある程度見回りをする道、彼独自の巡回ルートみたいなものを作ってしまっても可笑しくはないんじゃないかな?
少なくとも、何時くらいにこの道を通るか頻度が高いか、反対に何時くらいはこの道からは見て遠くに行くのか、くらいは分かりそうじゃ無い?
そして3つ、組の動向の調査。
組長を殺害するためにも、彼らの武力や、組長がちゃんといるかなど、確認する必要があるからね。
最後に4つ目、これは猫の嫌がる臭いを調べていたんじゃ無いかな?
盗聴した内容の中に猫に何かを吹きかけていた、とあっただろう。
もしかしたら、あれが猫の特に嫌がる臭いを調べていた、と考えると説明が出来ると思うんだ。」
「成る程……じゃあ、餌に関してはなんで与えていたんですか?」
その質問に対し、杉宮は満足げに頷く。
「東野君はさ、オペラント条件付けってしっているかい」
「え?……いえ」
「簡単に言えば、良いことをすればご褒美が与えられて、悪いことをすれば罰が与えられる、みたいな感じかな」
「飴と鞭みたいな感じですか?」
「そう!有名な実験だと鼠のいるケースに餌が出るボタンを置いて餌は与えずに放置するんだ。鼠は何も食べ物が無くてその場をうろうろとするんだけど、そこで偶々ボタンを押す。
すると餌が出てくる。
初めは偶然でも二回、三回と続けば鼠は学習し、意図的にボタンを押すようになるって話さ」
「……成る程
でも、それが今回の話とどう関係があるんですか?」
「これは、情報には無かったけど、もしかしたら、嫌いな臭いを確認したあとその臭いがついたものを敢えて猫の近くに落としてそれを猫が穴を掘って隠したら餌を与えてたんじゃないかな?」
そこでストンと今までの不可解な謎が胸に落ちる。
ただ、そこで今度は九条が首を傾げた。
「でも、それだとドローンの役割は全部で五つですね」
「え、あ、ほんとだ!」
杉宮は九条の指摘に顔を赤く染め、頭をかく
その姿に場の空気が弛緩する。
それは謎が解けたことで九条の肩の荷が下りたのもあったのかしれない。
「でも、それなら後は犯人を捕まえるだけですね。今から向かいますか?」
「……今からだと間に合わないんじゃ無いかな?犯人も刑事の目が周辺地域全体に向く前、つまり、組長だけに注がれているうちに安全な場所に移動したいだろうし」
「え?じゃあ、今捜査に出ている刑事に情報を流しますか?」
「いや、実は初めからシモコック君にも来て貰っていたんだ。この情報は伝えているから多分もう犯人を捕まえている頃じゃないかな?」