赤い霧が三度帰ってきました   作:AZAZEL

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ラマンチャ〜(気軽な挨拶)
肉斬骨断イベント最中にこんにちは

キムサッガッ先生カッコよすぎ、ねじれても普通にカッコイイんですがそれは

末兄リカルドくん抹殺の為にわざわざツヴァイイッシュを同期IVまで進めたんだぞ感謝しろよ中指が
そんな事してると帳簿に名前書かれそう

ではほんへどうぞ


12話

「……そう言えば最近、エマを見ないな」

 

「ああ、彼女ならお母様が危篤とかで長期休暇に入ってますよ」

 

「ウチって福利厚生そんなに良かったんだ……」

 

「いや、役員ですよね赤い旦那」

 

エマ、もといジェーンがK部署の総務を何日も休み続けているらしい……あの人の性格上、逃げるなんてことは絶対にしないだろう

 

別の仕事でも入ったんだろうな、潜入捜査官なんて忙しくない訳が無いんだし

 

「お母様の容態が落ち着けば戻ってくると言っていましたし、今は余計なことを考えさせない方がいいですよ」

 

「まあそれもそうだが……俺の気にする事でも無いか、業務に支障はないんだろ」

 

「ええ、それは勿論です」

 

「なら問題は無い、そのまま業務を続けてくれ」

 

ビナー様もジェーンが離れる事に対して特に何か言ってくる訳でも無いし…恐らくは問題は無いのだろう

 

おや、向こうから歩いてくるのは……うーん、ちょっと微妙…あんまり会いたくは無かったかな

 

「おや、これはこれは…赤い霧様、御久し振りですね」

 

「……昨日の約束、久し振りだな」

 

「そんなに警戒なされなくとも、わたくしは貴方に『契約』を持ちかけたりしませんよ」

 

「どうだかな…まあ確かに、お前の『契約』は物によっちゃ使い易いが……俺は御免蒙る」

 

「赤い霧様はわたくしの『契約』など無くとも、お強いではないですか」

 

『昨日の約束』……プルート

 

青キチことアルガリアの率いる残響楽団の一員……こっちの世界でもビナー様と共に『契約』を結ぶ仕事をしている

 

勿論だが都市にいた時に使っていた『契約』では無く、ちゃんとした仕事の契約を取りに行っている…まあ都市で使ってた『契約』も使える様だが

 

「それで何をしてるんだ」

 

「少々、契約者の方へ用事がありまして」

 

「契約者?会社の契約か?」

 

「いえ、個人的なちょっとした『契約』です」

 

「……それ誰と契約してるんだよ」

 

「ホロウ内にて徒党を組んでいる者達です、名前は確か……そう、山獅子組…でしたでしょうか」

 

山獅子組…?確かジェーンのイベントでそんな組織の名前を見た気はするが、正直その辺のストーリーはちゃんと読んでないんだよね

 

てことは、やっぱジェーンは他の仕事が入ったのか

 

と言うか、よりにもよってプルートと契約しちゃったんだ…かわいそ

 

「内容は?」

 

「我々にエーテルと少々の資金提供をして頂き、その見返りにエーテル耐性の高い防護服を貸出しております」

 

「何でまた防護服なんて貸してるんだ、ホロウ内で徒党を組んでる輩は自前のが有るだろ」

 

「調べによれば、治安局から隠れる為に零号ホロウへ逃げ込んでいる様ですね」

 

「治安局相手にはしっぽ巻いて逃げるとは、獅子と言うより猫だな」

 

「そんな事を言っては可哀想ではありませんか」

 

零号ホロウに潜る為の防護服をウチから借りてるとはな……コイツが持ち掛ける契約が普通な訳がないだろうに

 

絶対何かしらの罠を張ってるぞこの感じ

 

「それで、その山獅子組に何をしに行くんだ」

 

「ここ最近、提供される資金とエーテル量が少しづつ減ってきておりまして」

 

「成程、明確な契約違反はしょっぴかないとな」

 

「現状確認は行いますが、これ以上の違反は防護服を返却して頂かなければなりません」

 

「成程ねぇ……暇だしついて行こうか」

 

「それは心強いですが…赤い霧様の業務は大丈夫なのでしょうか」

 

何となく面倒事の雰囲気があるし……武力で解決出来るならそれに越した事ない、まあプルートだけでも平気だろうけど

 

まあこう言う荒事を片すのも元々は俺の仕事だったし

 

「今からW部署に行くのか」

 

「はい、その通りです」

 

「因みにだけど、契約違反されそうな雰囲気しか無さそうな連中だが…何で結んだんだ?」

 

「微々たるものですが、わたくしなりにこの会社へ貢献しようかと思いまして…まあ、元々そこまでの期待はしておりませんでしたが」

 

「ホロウ内のゴロツキにも支払える額なんだよな」

 

「勿論です、と言っても資金の方はオマケ程度です…エーテルさえ頂ければ特に問題はありませんでした、彼らにはエーテル採取用の機材も渡しているので不可能な事は有り得ません」

 

用意周到だな……ホロウ荒らしの事だし、採取するのも面倒になったんだろどうせ

 

それか、俺達から逃げ遂せる手段があるのか…はたまた、倒せる様な兵器でも見つけたか

 

何方にせよ喧嘩を売った相手が悪かったのに変わりは無いか

 

「もしかすると色々とかっぱらって逃げる積もりかもな」

 

「その可能性は高いと思われます、何せT部署の特異点を使った防護服ですから…エーテル採取の機器に関しては我社で開発した物ですし」

 

「売れば高値、そうでなくとも使い方次第で高利益を生み出し続けれる様な道具だわな」

 

「リーダーの方は自己誇示しか脳が無さそうでしたが、新参者と言われていた用心棒は相当頭がキレる方でしたね」

 

「……それ、ネズミのシリオンか?」

 

「おや?赤い霧様のお知り合いでしょうか、御明答ですが」

 

「あー……知り合いというか、何と言うかな」

 

やっぱりジェーン居るのか……まあ向こうから面倒事にはして来ないだろう

 

しかし残響楽団はジェーンの存在に気が付いてないのか…それとも、それだけ彼女の潜入技術が凄いのか

 

「あれ、プルートさんと赤い旦那…何処かに飛ぶ予定で?」

 

「はい、ホロウ内に用事が有りまして…『凝視者』様から頂いた座標へ繋げてもらえませんか」

 

「分かりました、お気を付けて」

 

裂けた空間を通り、ホロウへと侵入する

 

強化人間達、もとい残響楽団はエーテル耐性が天元突破してるの便利そうなんだがなぁ……かと言って人外になる積りは無いけど

 

ねじれでは無いにしろ、やっぱ特異点って凄いんやなって……まあクソリプお姉さんは要らないから良いんだけど

 

「なっ…!お、お前はガイコツ頭!」

 

「プルートです、『昨日の約束』でも構いませんよ…レイザーさんはいらっしゃいますか?」

 

「い、今は居ねぇよ…それより何の用だ!支払日はまだ先だろ!」

 

「この度は支払請求をしに来た訳ではありません、少々契約内容について改めて擦り合わせをと思いまして」

 

「どう言うことだ…?」

 

「一先ずは中に入れてもらっても宜しいですか、こんな場所で立ち話というのもお互い疲れるでしょう」

 

因みに俺は今、『赤い霧』装備ではなくT部署製の防護服を着ている

 

いきなり赤い霧として行ったら向こうも警戒MAXになるだろうし、あの装備は何時でも何処でもどんな時でも出せる

 

と言うか、ホロウ荒らし程度なら纏わなくとも軽くあしらえる

 

「い、今は色々と取り込み中なんだよ!……頼むからまた今度にしてくれ」

 

「ふむ、それは困りました…もし契約に背くのであれば、貸出している防護服を返却して頂かなくてはなりませんね」

 

「はぁ!?そんなの契約に無かっただろ!!」

 

「何を仰いますか、しっかりと記載しておりますよ」

 

「嘘つけ!違反欄には『違反期間に伴った資金とエーテルを要求』としか書いてなかったぞ!」

 

「ええ、ですがここに『違反時には借用物を返却、及び再貸し出しには資金とエーテルを要求』と書いてあります」

 

うおちっさ、こんなん初見で誰が読めるんだよ……流石はプルート、ホロウ荒らしに対しても容赦が無い

 

にしてもこれ、新エリー都基準だと詐欺とかに引っ掛からないのかな……まあホロウ荒らし相手だから捕まる事は無いだろうけど

 

「こ、こここんな小さい文字誰が読めんだよ!ふざけんな!オレ達を騙しやがったな!?」

 

「騙すとは、わたくしはしっかりと…ここに、記述しております……見逃したのはアナタ方の落ち度では?」

 

「な、何を〜!!」

 

「申しております様に、契約違反に伴って防護服の回収をさせて頂きます…入らせて頂いても宜しいですね?」

 

「だ、だから今は…!」

 

「あまりにも頑なですと、こちらも強硬手段を取らざるを得なくなります」

 

プルートの言葉と共にホロウ荒らしを退かし、扉を蹴り飛ばして壊す

 

退かしたホロウ荒らしを引っ掴み中へとブン投げる、プルートと共に中に入ると…絶賛取込み中と言うのは嘘では無いらしいな

 

「おやおや、御取り込み中とはこう言う事でしたか」

 

「何だ騒がしいぞ…ってガイコツ頭!?」

 

「プ、プルート…何でアンタがこんな所に居るんだい」

 

「御久し振りで御座いますジェーン様、お元気そうで何よりです」

 

「な、なんだコイツら…山獅子組、って訳じゃなさそうだが……」

 

「治安局員と一般市民を拉致とは、これはまたと無い状況に鉢合わせてしまった様ですね」

 

お、あの白い狼シリオンは……誰だっけ、何かPVで見た事ある気がしなくもないんだが

 

セ、セ……セソ?いやセスだったかな、この辺りちゃんとやってなくて覚えてねぇわ

 

「悪いねプルート、今は見ての通り…取込み中なの、手短に要件をお願い出来るかしら?」

 

「かしこまりました、では端的に申します…契約違反に伴って防護服をお返し頂きに参りました」

 

「契約違反…?ウチの誰かが支払いを滞ったの?」

 

「いえ、支払いはされております…ですが規定量よりも少ない事が多くなっております」

 

「成程ねぇ……そう、なら仕方ないわね」

 

「何言ってやがるジェーン!?」

 

「何よ、契約違反をしたのはこっちなんでしょ?だったら大人しく返すのがお互いにスッキリするでしょ」

 

「そ、そう言う事じゃなくてだな…これはリーダーの決めた事で」

 

まあ山獅子組としては、今防護服を持っていかれるのは色々と不都合があるんだろう……そんなの知った事じゃないけども

 

ジェーンはその辺の都合は…知らない様だな、知ってたらもう少し組が有利になる方向へ動く筈だし

 

「おい、俺様の許可を得ずに何故ここを使ってる」

 

「リ、リーダー!?」

 

「掟は守る為にある、それをお前らは何故か守らずともいいと考えてるんだな…?」

 

「おや、レイザー様…丁度良いタイミングですね」

 

「……貴様、『昨日の約束』とか言ったか…何故ここにお前が居る」

 

「契約に不履行が見られましたので、防護服の回収に参りました」

 

「何…?」

 

「聞いてくだせぇリーダー!コイツはオレ達を騙しやがったんですぜ!」

 

実際には騙してないんだが、まあプルートらしい狡い契約書に引っ掛かった自分らを恨むんだな

 

本編じゃ、ねじれると『不当な契約』とか身も蓋もないページ使い出すし…世も末だね、都市に限った話だけど

 

「成程…こんな小さい文字に気が付けない、俺様が馬鹿だといいてぇのか?」

 

「まさか、ですか契約は契約ですので…違反や不履行が見つかれば相応の対処がございます」

 

「……ここはホロウ、言わば俺様の領域だ…ここで俺様に楯突くのがどう言う意味なのか、分かっているんだろうな」

 

「おや、随分と気が早い御方です…まあ、そんな事ですから重要な文章すら見落としてしまうのかもしれませんね」

 

「何だとッ…!!」

 

レイザーのデカい鎧に覆われた左腕がプルートに飛ぶ、やっぱホロウ荒らしのオツムは弱いんだな……片手で受け止め、蹴りを打ち込む

 

左腕で受け止めながら、後方に吹っ飛んで行く…牽制の蹴りだったけど、受け止められるくらいには強いのかアイツ

 

「ッ…!?な、何モンだお前!」

 

「まさかこの方の蹴りを受け止められるとは…手加減をしているとは言え、賞賛に値しますね」

 

「何…?この防護服野郎より、俺様の方が弱いだと?」

 

「ああ、ご紹介が遅れて申し訳ありません…この方はわたくしの上司、ホロウの関係者ならばご存知でしょうが」

 

防護服が『赤い霧』装備へと変わっていき、全身が覆われる…仮面から赤いオーラが髪のように後ろへ垂れる

 

実はこれプルートの『魔法』なんすよね、『赤い霧』装備をただの防護服に見せるとは…魔法って便利っスね

 

「あ、赤い霧…だと…!?」

 

「なっ…」

 

「どんな契約を結んでいたにしろ、守らないのは筋が通らないよな…山獅子組さんよぉ」

 

「今回は念の為、わたくしの身の安全を図らせてもらいました」

 

自分一人でどうにか出来ただろうに…まあいい、このレイザーとか言う男がどの程度の実力なのかも気になってるし

 

ここは1つ、大きく暴れさせてもらいますかね

 

「さっきの蹴りだけで終わるとでも思っているのか…第2ラウンドだ、場所を移すぞ」

 

「な、なにィっ!?」

 

「舌噛むなよ」

 

レイザーの首を掴み、壁へと叩き付ける…壁をブチ抜き外へと飛びでる、地面までそれなりの高低差あるのな

 

レイザーをブン投げて地面へと叩き落とし、着地

 

「その拳がお飾りじゃないことを証明してみせろよ」

 

「な、舐め腐りやがって…!赤い霧だか何だか知らねぇが!俺様に歯向かった事を後悔させてやる!!」

 

「へぇ、そいつは楽しみだな」




ストーリー見てて思いましたが、やっぱ特色って頭おかしいのしか居ないんですね

中指幹部のリカルドを簡単に引かせる藍色の老人って……まあ過去作でも黒い人が中指支部をほぼ壊滅させてますし、1人で

都市の特色フィクサーってどうなってんの…(困惑)

ではでは、またお会いしましょう
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