そもそも原作に何らかの強い『拘り』と『主張』があるなら、二次創作なんて読まない方が良いと私は思いますよ
そんなの地雷原で障害物競走してる様なもんですよ、私からすれば
大らかな心構えと大きい器をもって見ないと、二次創作界隈なんて解釈のパスタなんですから
あと純粋にふと思っただけなんですが、私の主人公君ってそんなにイキってるように見えるんですかね
そうならないように書いてる積もりではいるんですが、見える人には見えるみたいですね
まあ、受け取り方はその人次第なんで…正直に言えばどうでもいいんですけども
やんもう、前々回と続いてかっ飛ばすのいややわ(適当)
ではほんへどうぞ
俺の業務は基本的に決まったものは無い、ビナー様から頼まれたりしない限りは自由
なのだが、一応こんなのでも『A社』の創立メンバーな訳ですので…色んな部署を回って進捗を聞いたり、相談に乗ったりする
社員とのコミュニケーションですわ、と言うわけで訪れたのは『K部署』
「アンプルの作製はどうだ」
「確実に言えることは、前回よりも効率は良くなっています」
「そりゃ好調だな、再生アンプルの方もどうだ」
「使えるエネルギーも増えましたし、量産は順調です…L部署の方も効率が上がったと聞きましたよ」
「ああ、最初の頃に比べれば比較にならないくらいにはな…ならそろそろ『摘出部隊』も作れそうか」
「はい、我々も遂に部署部隊が作れそうです」
まあ所謂、警備員と言うやつだな
T部署なら徴収職員、N部署ならば握る者及び大槌達、W部署なら整列要員……その辺を指す
それぞれ特異点に由来する特殊装備を持たせた、精鋭部隊と言えるだろう
「ここまでの道のりも、長いものでしたよ…」
「そうだな、昔はアンプル一つ作るのに割当エネルギーの殆どを使い切ってたからな」
「本当、エネルギーのやりくりが……頭が痛くなってきました…」
「俺もだよ……どれだけのエーテルを運んだのやら」
「ですがここまで成長してこれたのもまた、赤い旦那のお陰でもありますから」
よせやい、まああの頃実働部隊として動けるの俺しか居なかったからな
それでもビナー様から鬼の様に依頼が流れ込んできてたし、今考えるとブラックどころの騒ぎじゃないよな
翼に比べればまあ、ブラックさは劣るかもしれないが……そもそも翼は効率の為に人の犠牲を選ぶ様な組織だし
「ところで、アレは誰だ…この間までは居なかっただろ」
「ああ、彼女ですか?この間に面接試験で雇わせてもらった方ですよ」
「……ん?ウチって面接試験なんてしてるのか?」
「えっ、じゃなかったら僕はどうやって入社したんですか……赤い旦那、役員なんですよね?」
「まあ一応創立メンバーではあるが、その辺は管轄外でな…何方かと言えば爪の仕事だし」
「そ、そうですか…?おっと、話が逸れましたが……彼女はエマ、優秀な方ですよ」
成程、エマねぇ……小型ダガーと仕込みダガーを持ってる事務員なんて居るんですかねぇ
変装してメガネをかけたり尻尾を隠している様だが、元プレイヤーの俺から言わせれば……どう見てもジェーン・ドゥだな
「ほう……まあ良かったな事務が入って、これで業務の方に集中出来るって訳だ」
「本当です、また暫くはアンプルの調合や希釈に時間を取られそうですが……」
「因みに何だが、好奇心で聞くぞ…原液で使ったらどうなるんだ」
「過剰再生で炸裂するか、最悪エーテリアスになりますね」
「あー……成程ね」
デメリット効果が輝く腕輪のそれ、まあちゃんと回復するし収容室の無駄遣いの穀潰しとは比べ物にならんけども
さて、ジェーンの件はビナー様に少し聞いてみるか…あの人の事だし、分かってはいるだろうけど
「嗚呼…勿論、理解っているとも」
「……だと思ったわ」
「治安局、だったかな?其れにも凝視者を当てていたのだが、愉しそうな事をしていたからねぇ」
「我々としても何等の問題もないだろう」
「まあ確かに、情報を持ち出したところでJ部署の特異点が掛かってるなら問題は無いか」
でも正直、A社に入社出来るレベルの能力を持ってると思うと…ジェーンって結構凄いよな
一応コッチの世界でも『A社』はそれなりにトップ企業なんだが……潜入捜査ってのは大変なんすねぇ、まあそりゃそうか
「赤い霧、お前はどう見る」
「どうと言われてもな…向こうさんも大方の見当をつけてるんじゃないか?」
「既にA社と頭の関係性に気が付いた、と言うことか」
「一回ホロウ内で大きく暴れた所為だろうが……俺に文句は言わないでくれよ」
「私は君に責任を問う積りは無いよ、お相手は噂にも成っている治安局のエースだったのだろう」
「そりゃ有り難い限りですわ」
ジェーンは恐らく、『頭』として何をしているのか…序に『A社』の内情も探りに来たとみた
ウチの中でも『頭』側をちゃんと理解してるのは上層部、詰まるところ部署長や俺達の様な役員しか分かっていない
そう言うところも本家っぽいよな、ディストピア風と言うか…上層部しか分かってないモヤ掛かった真実とか
「いざとなれば俺が処理すればいい」
「頼りにしてまっせ爪さんよ」
「お前も出張るんだぞ、何を他人事の様に言っている」
「俺とお前が出る必要無いだろ、前にも言ったが過剰戦力すぎんだよ」
「別に構わんだろう、君も愉しんでくれば善い」
貰い物とは言えそこは『赤い霧装備』、ハイスペな事に変わりは無い
爪も原作通りに厄災レベルで強いし…二人も出る必要ないんスよ、と言うかビナー様が出れば全て片付くんですがね
まあでも、社長ってのは椅子に座ってるのが仕事の一部だからね、しょうがないね
とある日、会社からの帰り道
それなりの大通りを歩く……ルミナスクエアも近かった様な場所
「クソっ…!邪魔だ!」
「そこの方!避けて下さい!」
「……あ?」
「ぐぇっぇ!?」
後ろから急にカバンを抱えナイフを持って走ってきた知らぬ人、急過ぎて咄嗟に脚が出てしまった
突き出した脚は男の腹にクリーンヒット、男はナイフを落として脚に垂れる
そのまま上に持上げ、反対側に振り投げる
「急に出てくるな、俺も咄嗟だと手加減すら出来ないんだぞ」
「……あっ、お、お怪我はありませんか?」
「俺は平気だ、アレを連れて行ってやれ」
「は、はい!……貴方は、この前に聞き込みにご協力頂いた…」
「ん?……ああ、そう言えばそんな事をしたかな」
朱鳶さんじゃねすか、いや〜…これは面倒臭い事になった
青衣は……居ないのか?大体は行動が一緒だと思ってたんだか、追い掛ける途中で別行動でもとってるのか
伸びている男を締め上げてテキパキと拘束する朱鳶
「しかし、お見事な蹴りでした…何かなされているのですか?」
「あー、まあ少し格闘技を…ああいう場面は身体が咄嗟に動いてしまうんですよね、これギリ正当防衛ですかね」
「安心して下さい、貴方が何かの罪に問われることはありませんから…私も見ていましたし」
「そりゃ良かったです」
「何より、私達が取り逃がしてしまった犯人ですから…寧ろ私達から感謝したいくらいです」
男の拘束が終わり、こちらに向き直って敬礼をする……やんめっちゃ様になってる
まあ現役の治安局員だからそれはそうなんだが、やっぱデカくない?何がとは言わんが
「この度はありがとうございました、治安局を代表して私からお礼を申し上げます」
「いえ、いつもお疲れ様です」
「それでは私はこれで、お仕事の帰りでしたか?」
「そうですね、帰宅中です」
「では帰路にはご気を付けて」
会釈をして離れる……青衣が居なくて良かったかも、あの人何かと鋭いからなぁ
俺も黒い沈黙みたいに認識阻害のある仮面にしてもらおうかな、やっぱ黒沈さんみたいに認識ズラさせてた方が動き易いかなぁ
『もし、少しいいかい』
「時間外ですけど社長……何か御用で」
『ああ、何そう言った話ではない…唯、またビデオを借りてきて欲しいだけだ』
「自分で借りてこいよ……」
『君も営業序に行ってきたまえよ、此れも渡しておいてお呉よ』
自分で行けばいいのに……(クソロボ)
空中から紙袋が落ちてくる…また紅茶ですか、しかも前と違うやつ
まあそれくらいなら別にいいんだけどさ、時間外労働で割増賃金請求しないとな
そういう訳で、家とは方向が違うがビナー様からの頼み事なのでRandom Playへと向かう
「いらっしゃ……あ」
「なんだ、その反応……成程」
「あら?先程の……」
何故か居る朱鳶さん……何で?
仕事帰りにそのまま寄ったのか、治安局の制服のままだが……嫌なタイミングだなぁ本当
「貴方もここを使っていたのですね」
「……店長に仲良くしてもらってまして、俺と言うよりウチの上司が最近ビデオにハマりまして」
「成程、その方の代わりに借りに来ているのですか」
「ええ、そんなところです…多忙過ぎて外に出る暇すらない人なので」
まあ嘘は吐いてないからな、取り敢えず朱鳶が出るまでビデオ選ぶフリしてやり過ごすか
どっちにしろビナー様に借りて行かないといけんし、次は何のジャンル借りるかな……ホラーは詰まらんって言ってたし
「……朱鳶さんならもう行ったよ」
「そうかい…ところで、どういうご関係で」
「少し前に妹がお世話になってね、それから少し付き合いがあるだけだよ」
「治安局員ともお仲が良いようで、
「それを言うならゲブラーさんもそうじゃないのかい?見ていた感じ、顔見知りのようだったけど」
「ただの一般善良市民と治安局員だよ」
なんだその目、俺のどこが善良市民じゃないって言うんだ
一般的(笑)な大企業に務める普通の市民じゃないか、何の文句があるってんだよ
「……まあいいや…それで、今日は何を借りに来たんだい」
「ウチの社長の趣味はよく分からんから、まあ適当に…この間はドキュメンタリーを借りたな」
「それじゃあ次は…こんなのはどうだい、最近仕入れたSF映画なんだけど」
「SFか、店長のお勧めなら借りてみよう…あとこれはビナーからだ」
「ありがとう…ビナーさんにもよろしく伝えておいてくれるかい」
「ああ、偶には自分で借りに来いとも伝えておこう」
パエトーンとの交流も順調、今のところお互いに不安点は無い筈……まあ細かく何をしてるかは分からないだろうが
リンちゃんは相変わらず宅配を使ってくれてるみたいだし
「最近は
「そんな事はないよ、それなりに依頼をこなしているところさ…パエトーンとしてのアカウントが無くなってしまったし」
「へぇ…まあそっちの稼業は管轄外だから仕組みは分からんが、大変そうだな」
「でも最近は新しい出会いも多くてね、前よりも充実しているかもしれないね」
「それは何よりですよ……ウチに頼りたいならいつでも受付けてるからな、電話一本で対応するサービスを届けるぞ」
「……それは最終手段かな」
表向きの依頼は普通より安めの値段で引き受けるが、裏の方はそれなりの金額を貰ってるからね
裏で稼ぐからこそ表側のサービスが潤沢する、良いか悪いかで言ったら普通に治安局案件だけどまあ多少はね
「気が向いたらそっち側の方の仕事も考えてみてくれ」
「……因みになんだけど、もしホロウの探索を依頼した場合の相場を聞いても?」
「あー…まあやる事とか探索範囲にもよるが、そうだな……ざっとこんなもんだ」
「う〜ん…ちょっと僕達にはお高い依頼かもしれないね、サービスはゲブラーさんが?」
「モノによってはな、それ以外は『R部署』ってとこの戦闘員が派遣される」
かわいい(笑)動物がモチーフの部隊だよ
あつまれどうぶつの黒い森
何か怪物が出てきそうな森ですね(すっとぼけ)
「君等はプロキシ、道案内が仕事なのだろう?ならばホロウ内を調査するのは別働隊が必要だろう」
「それはそうなんだけど…一応、僕達にも信頼できる友人達がいるからね」
「そうか、それは結構…友人は大切にするものだぞ、それでは気が向いたら連絡してくれ」
まあパエトーンには邪兎屋やヴィクトリア家政が居るもんな
ヴィクトリア家政は微妙だが邪兎屋はパエトーンからの依頼なら蹴らんだろうし…それでもどうしようも無くなったら来るかもな
そんな事態が起こるなんて考え辛いけども
「借りてきたのかい」
「ああ、今度はSFだ」
「ほう…宇宙神秘の噺かな」
「そこまで大層なものじゃないよ、宇宙を題材にしたちょっとした作り話だ」
「ふむ……まあそれはそれで善い、見てみよう」
翌日、借りたビデオをビナー様へと渡す…さて、今日は何処の部署をまわろうかな
そこ、暇人とか言わない…これでもちゃんと役員っぽい事しようと頑張ってんだぞ
しょうがないだろ役員なんてやった事ないし
「やあ、赤い方は居るかな」
「何の用だ青いの、俺はお前に用は無いぞ」
「君は何時も僕達に辛辣だよねぇ、泣きそうだよ」
「よく言う……早く本題に入れ」
「グレタから頼み事があってね、欲しい食材があるから取ってきて欲しいみたいなんだ」
「そんなの『笑う顔たち』に頼め、と言うかソイツらの方が本職だろ」
「今回はそうもいかなくてさ……実はグレタの探す食材がホロウ内にあるみたいでね」
何でホロウ内にある食材で料理なんでしようとしてんの、やっぱ頭おかしいだろ『8人のシェフ』って
話を聞けばエーテルに侵食された食材を使って料理をしてみたいとのことで……巫山戯てんだろ
「ターニャを同行させるから、頼まれてくれないかな?」
「……まあ別にいいけど、何を取ってくれば良いんだ」
「うんうん、ありがとう…嬉しくて涙が出そうだよ」
「早く目的物を言え、ぶっ飛ばすぞ」
「ごめんごめん…ええっと、確か……エーテル侵食を受けきってない、動物の肉だったかな?」
一体、何の肉なんですかねぇ……
やっぱグレタはグレタなんですね分かります、て言うかそんなの食えんのかよ本当に
個人的に残響楽団はターニャさんが好きです、次いでオズワルド
あの人狼だけどライカンも狼でしたよね(適当)
ではでは、またお会いしましょう