モブ黄金の一族に転生しました。   作:蜥蜴の隠者

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ご覧くださりありがとうございます。

主人公装備たる小姓シリーズを集めるためカーリア王城でマラソンしてたら遅れました。服は手に入れたんですがフードとズボンが出てこない。なんで調香ボルトしか出ないんだよ。クロスボウ使わないよ。

第3話です。どうぞ!


第3話 この先、魔術師の家があるぞ。

 

あの後、魔術師たちが暴れているという市民の通報を聞いて駆け付けたローデイル兵士達の介入により騒動は沈静化した。騒動の首謀者とされた俺は人生2度目の補導に遭うという憂き日を迎えることとなった。勿論ジジィとワンコは道連れにしてやった。

 

兵士達の詰め所に連れてかれて事情聴取が執り行われたのち、俺がゴールデンな一族の1人ということが分かったため即釈放となった。道連れにしたジジィはというと厳重注意がなされたのち夕刻になって釈放された。ついでに数日何も食べてなかったため腹痛だったらしく、食事と胃薬も貰って体調は良くなったらしい(詰め所の兵士談)

 

俺は昼抜きだってのに自分だけ腹一杯食べやがって!チクショウめっ!

 

ジジィより先に釈放された俺は物陰に隠れてジジィの後をついて行った。思い立ったら吉日、当初の目的、我が導きの師(保護者)を定めるのだ。

 

あのジジィには何か運命的なものを感じる。不思議と側にいたくなるというか、親近感というか、脛を齧ってニートになりたくなる被庇護欲を感じるというか。とにかく気になる。ワンコには気付かれているのか時折後ろを振り返ってコチラを見られたが、ジジィは早く帰りたかったのか気づいていないのか、ワンコのリードを引っ張って足早に帰路に付いていた。

 

そうして十数分後くらいか、ジジィの家に到着した。

 

ジジィの家はブラッドボーンに登場するような入り組んだ住宅地の一角にひっそりとあった。家自体は王都ローデイルの街並みに合うような白亜の建物だったが、その形状はレアルカリアにある魔術師塔を彷彿とさせるデザインであった。

 

一般的な魔術師塔の最上階部分と下階に繋がる外回りの階段が地上にあり、その先は狭間の地の各地にある廃墟の地下室に繋がる階段が地下に繋がっているような感じだ。

 

おぉ〜!何か新しいダンジョンを見つけた時のような高揚感を感じるぞ!

 

ジジィが自宅の階段を登ろうとしていたところで声を掛けてみることにした。

 

「おい!さっきのジジィ!」

 

「!?さっきの小童か!?まさか付けてきたのか!しつこい奴じゃ!」

 

ジジィは驚き半分怒り半分といった感じで振り向き肩を怒らせていた。ワンコの方といえば、『え?今更何言ってんの?ずっと後ろから着いてきてたじゃん?』という感じで首を傾げている。

 

「まだ昼間の決着が着いてねーぞ!1人だけ飯食いやがって!ずりぃぞ!俺にも晩飯寄越せよ!あと泊めてけ!寝床も寄越せ!」

 

俺は子供らしく駄々を捏ねてみた。俺の中の人である中肉中背元社会人であるチー牛野郎は流石に無理じゃね?とドン引きしているが、今の俺は昔の俺じゃない。この世は力!暴力にしろ言論にしろ強い奴が勝つ!この国の初代国王の蛮族も言っていた。『力こそ王の故』だと!

 

「〜〜〜〜!!!!もう我慢ならん!小童!そこになおれ!わしの魔術で成敗してくれるわ!」

 

ジジィが輝石の杖を取り出してコチラに向けてきた。・・・あれ、ちょっと不味いか?いや、いやいや、魔術師なんぞ近接戦に持ち込めば鴨も同然よ。輝石のつぶてだってそこまで追尾性能なかったし。でもちょっとハッタリもかましとくか。

 

「お、おっと〜、いいのかなぁ?俺こう見えても黄金の一族の1人よ?デミゴッドの末裔よ?俺傷つけたらタダじゃ済まないよ〜?社会的に終わるよ〜?」

 

「ふん、ここらで黄金の一族といったらゴドリックの一族じゃな?わしがその様な虚言で怯むと思うたか?第一、わしの娘を売女呼ばわりして幽閉しておるあの一族に一矢報いることはあっても媚びへつらうことなどないわい!」

 

ジジィは今にも輝石のつぶてを放たんが如く杖を震わせて言い放った。

 

ん?ちょっと待てよ?今このジジィなんつった?

 

「ジジィ、ちょっとタンマ。今、幽閉されてんのがジジィの娘だって言った?」

 

「そうじゃ!何を白々しく!おぬしも黄金の一族なら知っておるじゃろが!」

 

「え、その人って子供2人産んで1人は忌子でもう1人は、俺と同じくらいの歳の子じゃなかったか?」

 

「む、むぅ。確かにそうじゃが、何の関係が・・・ま、まさか・・・!?」

 

 

「あ、あ〜・・・、その、初めまして、おじいちゃん?」

 

運命とは皮肉である。てか運命様ご都合主義過ぎない?

 




第3話如何でしたしょうか?
街並みの描写はなにぶん王都ローデイルを探索した事がないためゲーム本編未登場地区として好き勝手に描写してますが、原作好きな人には受け入れられないかなとちょっと反省もしていたり。

あとは魔術師の師匠が生き別れの親類だった件。これも見ず知らずの人にいきなり秘伝の技を教えさせるなら血縁じゃないと無理かなとご都合主義にしました。

この物語はこんな感じであと数人、血縁の師匠を登場させるつもりですのでご了承下さいませ。

あとは主人公の最終形態。継ぎ木モードはどうすっぺかなぁ。
手軽にルーンベアやザリガニ継げと思われるが、小学校高学年レベルの能力しか持たない少年にどう狩猟して継げと?

難しいですね。

まずはエタらないよう頑張ってみます。

ご拝読ありがとうございました。
次回もお楽しみ下さい!
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