悟空TRIP!   作:足洗

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幕間小話(1) ディバイィインかめはめ波ー!!

 

 

 一面の火の海。

 赤と茶色と焦げてくすんだ黒。それだけの世界。たった三色でできた空間。

 スバル・ナカジマにとってその三色は恐怖の象徴だった。一時直視することもできないほどそれらの色は彼女の心を苛んだ。

 火の色、炎の照り返し、焼け爛れる肉皮。色の正体。

 その三色が示すものはたったの一つ。死だ。

 スバル・ナカジマにとってその三色は死そのものだった。

 

 どのような用事があって出向いたのか、それはもう覚えていない。ただ姉と二人で空港近くのショッピングモールを歩いていたことは覚えている。楽しかった。嬉しかった。吹き抜けのエントランスで一面の大きなガラス窓から差し込む陽の光。そうして白く輝く天使の彫像があんまり綺麗で、姉の手を握ることも忘れていた。

 はぐれて迷子になったと気が付いたのは日も沈みかけた夕方。茜に染まるモールを姉を探して歩き回っているときそれは起こった。

 大きな音がして、建物全体が揺れた。立っていることもできず、周り中パニックになった。叫び声や悲鳴や自分と同じくらいの子供の泣き声。それら全部が恐かった。

 何度も大きな音が響いて、世界全部が掻き回されているみたいな揺れが続いて、恐くて恐くて目を閉じた。耳を塞いだ。

 きっとその時、世界は変わってしまったんだ。

 目を開けたその先で、火が世界を包んでいた。

 綺麗な服も欲しかったおもちゃも素敵なお人形も美味しそうなケーキも、人も――大人も子供も老人も、全部、全部、火が飲み込んだ。

 

 ――助けて

 ――たすけて

 ――タスケテ

 

 聞こえる。声が、火の中から、黒い焦げ付いた手を伸ばして。

 

 痛い

 熱い

 恐い

 

 肺も喉も、きっと焼き潰れてしまっても、声は決して止まない。

 声は響く。耳の奥へ奥へ、最後は頭の芯に刻み込まれて、もう消えることはない。

 

「お姉ちゃん……」

 

 いずれ来る死が蔓延している。触れる端から身体を腐らせる毒。心を蝕む呪い。

 耐えられるはずがなかった。未成熟で弱くて脆い子供にこの世界は。

 

「お父さん……」

 

 いつの間にかエントランスに戻っていた。どこをどう歩いたかなんて覚えていない。

 暗く爛れた大気を巨大な天使像が見下ろしている。愚かな人間の末路をただただ静かに。

 

「おかあ、さん……」

 

 彫像の台座は脆くも砕け散った。度重なる熱波にさらされて耐久力の限界を迎えたようだ。

 倒れ掛かる像の真下には少女。

 呆気ない死。分かり易い末路。

 呆然と、思考さえ叶わない一瞬、スバル・ナカジマは母親を想った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっこいせ」

「え」

 

 スバルはそっと目を開く。その声が今まで聞き続けてきた苦悶とはあまりにかけ離れた声音だったから。一言で表すとそれは、軽すぎる。

 暗い。まるで巨大な影の中にいるかのような暗さに、スバルは一瞬目が慣れず戸惑った。

 けれどそれもほんの僅かな間だけで、自分の今の状態をスバルはすぐさま理解した。

 巨大な彫像の真下に自分はいる。正確には倒れ掛かる像と床との間に出来た隙間に。頭上を覆う天使の影でスバルの周りだけが異常に暗かったのだ。

 隙間にいるのはスバル一人だけではなかった。

 

「よぅ、大丈夫かおめぇ。危ねぇとこだったなぁ。あらよっと」

 

 その少年はひょいと天使像を投げ捨てながらそう言った。全長十メートル前後のセラミックと鉄骨の塊である像を投げて(・・・)捨て(・・)ながら。

 その重量を物語るように凄まじい地響きがエントランス全体を揺るがせる。

 

「え、えぇぇええええ!!?」

「うん? どうした? もしかしてどっか怪我してんのか? 痛ぇとこ言ってみろ」

「う、ううん、そんなに痛いところない、けど、でも今、え、えぇーー!?」

「? そうか? ならよかったぞ!」

 

 一度不思議そうに首を傾げると少年はいかにも屈託なく笑った。こんな状況で、周りは火と数え切れない死で溢れたこんな場所で。

 非常識な光景に一瞬忘れた現実をスバルは思い出す。自分が見殺した命、今もどこにいるか分からない姉の安否。そんな不安で少女の胸は圧し潰されそうになる。

 

「心配すんな!」

「あぅ!?」

 

 ぐりぐりと頭を撫で回される。それはもう無遠慮に、女の子にしては短めのスバルの髪もぐしゃぐしゃになってしまう乱雑さ。

 

「今アイツらも上で頑張ってる。火だってじきに消えるぞ」

「……でも、みんな死んじゃった……たくさん、たくさんっ。わたし、みんな見捨ててきた、なんにもできなくて……!」

「なに言ってんだ。生きてるだけでおめぇは十分すげぇさ。はは、よく頑張ったなぁ」

 

 飾り気のない労いの言葉だった。こんな場所で、どうしてこんなに落ち着いて、穏やかで、優しくしてくれるのか。スバルには少年が分からなかった。

 背丈も自分とそう変わらない。変わった髪形、変わった服装、意味の分からない怪力。力強い手。暖かな言葉。屈託ない笑顔。

 スバルは混乱した。そして同時に深く深く安堵した。

 堪えていた涙が目の奥から溢れ出す。耐えかねたようにスバルは少年に縋り付いた。

 

「ふ、ぅ、ぁ……ぁああ、あぁああ!」

「わわわ、ははっ、そうだよなぁ。恐かったよなぁ。でももう大丈夫だかんな!」

 

 よろめくこともなく少年は軽々とスバルを抱き止めた。今度はひどく優しく背中をとんとんと叩いてくれる。

 その小さなリズムはむしろスバルに涙を流させた。今までの恐怖と不安を帳消しにするかのように。

 

「おーい!」

「お」

「ふぇ?」

 

 突然響いた声に驚いて涙も引っ込む。スバルは少年の背後を見た。

 スーツ姿の男性が二人に走り寄ってくる。男性はスーツの端々が焦げて煤だらけだった。その後ろからもう一人若い男性が同じく小走りに近付いてくる。ジーンズの膝から下が破れて露になっていた。さらに後ろからは服飾店の店員が、空港のCAやパイロット、若いカップル、スバルと同じくらいの子供を連れた母親、赤ん坊を抱いた夫婦、杖を突いた老人やそれを介助する人、ぞろぞろと大勢がこちらに向かってくる。

 スバルは何が何やら分からず呆然とした。だって彼らは、彼女らはさっき――

 

「よぉ、すまねぇな。急に先行っちまって。危ねぇとこだったんでよ」

「いやそんなこと構わないよ。また一人助けられたんだね」

「大丈夫か? お嬢ちゃん、怪我は?」

「あなた一人だけ? よく頑張ったわねぇ!」

 

 スバルを見た人々は口々にスバルを褒めた。見も知らない自分の無事を確認して涙を流す者までいる。

 

「うっし、全員いるな。来る途中怪我したり疲れたりした奴はいねぇか? ちゃんと仙豆食えよぉ! 我慢すんなぁ!」

「大丈夫だ。もう怪我一つないよ!」

「私も」

「うちの子もすっかり元気です!」

「あぁっ、おじいさん無理しないでください」

「なぁに、あの豆いただいてからワシぁもう(すこぶ)る快調よ!」

 

 老いも若きも男も女も皆口々に声を上げた。この現状に似つかわしくない溌剌とした声だった。絶望など知らないと、ただ生きるという意志に溢れている。

 どうして。

 声にならない疑問がスバルの胸の中で木霊する。その答えは目の前にあった。

 

「そろそろ出るか。さ、皆オラに掴まれぇ!」

 

 彼は希望なのだ。この災禍の中心にあっても揺るがない強さが。不安も恐怖も全部吹き飛ばしてしまえそうな笑顔が。人々から絶望を取り去る。

 

「待って!!」

「お?」

 

 だから(・・・)スバルは少年を呼び止めた。

 彼ならば、彼だけが頼みの綱だった。

 

「お姉ちゃん、私のお姉ちゃんがまだっ」

「おめぇの姉ちゃんまだここにいんのか?」

「お願い……! お願いだから、おねえちゃん、を、ひっく、お、ねえちゃ、たす、ぇあぁっ!」

 

 少年の青い胴着の裾に縋ってスバルは懇願した。嗚咽塗れで発した言葉がきちんと伝わっているかどうかも分からなかった。

 ただただ少女は恐怖する。今どこに居るかも定かならない。無事を祈ることさえ憚られた。あまりにも生々しい死の光景を彼女は目の当たりにし過ぎていたのだ。

 それが、最愛の姉の死を容易に想像させる。惨たらしく、鮮烈なまでに。

 

「うあっ」

 

 ぐいと強く頭を押される。乱暴な手付き。少年がスバルを撫でたのだ。

 

「そーんな顔すんな」

「ぅっ、だって、だって……!」

「姉ちゃんならオラがすぐ連れて来てやっぞ。だから泣くな」

 

 ぐいぐいと何度か頭を撫で繰り回すと少年はふいと背を向けた。それがなんだか名残惜しくて少女は自分に首を傾げる。

 小さな背中。自分とそう歳の違わない子供の体躯。けれど何故か、不思議なほどその後姿は頼もしかった。

 

「そうすっとちょっと急いだ方がいいなぁ。おーい! 今から出口作っから、おめぇ達ちょっと離れてろ!」

「へ?」

 

 言うや、この場にいる大勢の誰の返事も待たず、少年は両手を腰元で構える。まるで目に見えぬ何かを合わせた掌の中に作り出すかのような。

 誰もが疑問符を頭上に浮かべる。

 しかしその答えは、ほんの瞬きする間に寄越された。

 

「波ぁあーー!!」

 

 咆哮一喝。

 その瞬間、眩い“蒼”で視界は埋め尽くされた。光、光、光、この建物を呑み込んでいた炎の暴力的な熱とは違う。暖かな光に照らされる。

 一方で、今日、火災が起こる前に感じたものと同等かそれ以上の震動がスバル達を襲う。

 閃光と鳴動に包まれることほんの一瞬。恐怖を感じている暇もない。

 それらが止んだ時、世界は一変していた。

 視界を埋め尽くしていた炎の地獄。心も身体も蝕むような死に満ちた空間はそこにはなくて。

 というかそもそも建物自体が無くなっていた。

 

「よし、綺麗に穴ぁ空いたな。おぅい」

「…………ふぇ?」

 

 穴。少年の言うとおり、それは穴だった。建物一棟の半分を丸ごと削り取ったかのような空白を穴と呼べるかどうかには議論の余地があるが。

 外であった。つい先刻まで諦めて、それでも望んで止まなかった外界。いつしか日も没し、透き通るような紺色の夜空が広がっている。こんなにもあっさりと、呆気なく。

 少年は振り返って穴の向こう側を指差していた。どうやら外もまた火災の被害の中であったらしい。建物の残骸にはちらちらと火の燻りが見て取れる。そしてそれだけだった。

 異様な光景がそこにはあった。本来、建物が隣接している筈の広大な敷地の中に道ができているのだ。まるでデッシャーでアイスの上を掻いた(・・・)かのような道とも呼べぬ道が延々と築かれ、遂には海まで届いている。

 

「見えんだろ? こっから海まで出たところに助けが来てるみてぇだ」

「お、おぉ」

「俺達、助かるのか……」

「そう、みたい」

 

 誰も彼も目の前の光景に半信半疑で、零れ出る言葉には実感が篭らなかった。

 スバルもまたそんな風に驚くばかりの一人だった。ただただ凄まじい非現実感に襲われる。それは今まで感じていた悲愴とか絶望とかが阿呆らしくなってくるなんともいえない、なんか台無しな気分。

 

「待ってろ。すぐに姉ちゃん連れて来てやっからな」

「あ」

 

 何の気負いも感じさせない声音で少年は言った。

 それだけ言って、少年は消えた。文字通り、スバルの目の前から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あの子の言ったとおり、道の先は海になっていて、そこでは救助隊の人が私達を待っていた。突然光が建物を吹き飛ばしてここまで道を作ったから、急いで来てくれたんだって。

 救助の船からまだ燃えている空港を眺めて、ようやく私は自分が助かったことを実感した。

 

「スバル!」

「お姉ちゃん!?」

 

 そして私はすぐにお姉ちゃんと再会できた。

 それが本当に、あんまりにもすぐだったから最初は何がなんだか分からなかったけど。

 お姉ちゃんの他にもたくさんの人たちが救助船に現れて(・・・)船は傾いた。助かったことを喜ぶ人より、何が起こったのか分からなくて呆然とする人の方が多かったような気がする。

 やっぱりお姉ちゃんもあの男の子に会っていた。突然目の前に現れたその子に手を引かれて、気が付いたら救助船の上にいたって。

 

「……誰だったのかな……」

「あの方ぁ、神の化身様だねぇ」

 

 一緒に救助されたおじいさんは言った。

 皆それを冗談だと言って笑うけど、私はそれを冗談とは思えなかった。

 

「……すごいな」

 

 地獄だった。間違いなく、あの中は地獄そのものだった。

 辛くて、熱くて、痛くて、恐くて、何かも諦めてしまっていた。

 でも今はそんな気持ちはこれっぽっちもない。

 あの男の子に出会ったときから私の不安は全部消えてしまっていた。

 

「…………私も」

 

 その憧れを覚えてる。

 生まれて初めて、こんなに強く心に願った。

 あの力強い笑顔を忘れられない。不安に駆られた大勢の人を巻き込んでしまうあの眩しいくらいの笑顔。

 私も、あんな笑顔を誰かにあげたい。

 

「名前、聞けなかったなぁ……」

「そうだね……スバルも私もお礼言わなくちゃ」

 

 姉のギンガと煙る夜空を見上げる。その先に、もしかしたらあの子がいるんじゃないかと思ったから。

 それが私の夢の始まり。

 すごく遠くて、でも諦められない。一人の男の子との出会い。

 

 

 

 

 

 

 火災はその後すぐに収まった。なんでも偶然居合わせた時空管理局本局の魔導師三人の活躍で。

 信じられないことだけど、死傷者は出なかったそうだ。あんな大規模な災害で誰一人亡くならず、重傷を負うこともないだなんて普通じゃない。

 でも不思議だとは思わなかった。きっとあの時助かった多くの人もそう思ってるはず。

 あの男の子ならできちゃうんだろうなぁ、きっと。

 

 

 出会いと言えば、もう一人。救助された人達が軽い診察を受ける避難所で私はもう一人意外な人と出会った。

 

 

「知らないですか? 本当に? 本当の本当の本当に誓って知らないですか? 嘘吐くと為になりませんよ? そこんとこ分かってますよね? ねぇねぇねぇ」

「し、知らないですっ! 本当に誓ってそれ以上は知らないんですぅ! もう、ホント、勘弁してくださいっ……!」

 

 何だか騒がしい。具体的に言うとまるで取調室で尋問する人とされる人のような会話が断続的に繰り返し聞こえてくる。しかもそれらは徐々に私達のところに近付いてくる。

 

 ――純白の女性(ヒト)

 

 人波が割れて道ができる。そこに現れたのは女の人だった。でも齢はきっと自分ともそんなに離れてない。栗色のツインテールと純白のバリアジャケット、杖型のデバイスを持つ手は細っこい。華奢な女の子に見えた。

 でも、纏っている雰囲気が全然違う。真っ直ぐな目はなんでも見通してしまいそう。凛とした立ち姿はどんな災害にだって負けない頼もしさに溢れていた。

 もし最初に会ったのがこの人だったら、私は絶対この人に憧れて――――

 

「君、男の子見なかった? 身長は君よりちょっと低いくらい、髪は黒くてぼっさぼさ、服装は青い胴着と黄色いズボンね。見たよね絶対。どこに行ったか知らない? ううん、なにか言ってなかった。どんなことでもいいよ。どんな些細なことでもいいから気付いたことはないかな?」

 

 私の両肩をがっちり掴んで、その人は大きくて真っ直ぐな目で私を見る。いやよく見ると目が濁ってるような気がする。灯りを背にしてる所為か瞳には光がない。まるで夜空の下の海みたいに底が見えない深い色合いの目、あ、恐い。すごい恐い。隣のギン姉は何も言えずに固まってる。

 

「ねぇ、答えて欲しいな」

「ひゃい、み、み見まひた。わた、わたしを助けてくれて、海までの道をつく」

「!? かめはめ波で吹き飛んだエントランスホール!? 君そこにいたんだね!? じゃあその後男の子はどうしたか知らない?! どの方向に飛んでったとかどこかに行くって言ってたりとかねぇ! ねぇ!? ねぇえ!!?」

「わぅわうあぅあぅぁぁぁぁ」

 

 ぐわんぐわんと世界が揺れる。ああ揺れてるの私だ。

 お姉ちゃんが涙目だ。すごい焦ってる。私もすごい焦ってる。てか恐い。この人なんかコワイ。

 

「なのはーー!? こんなところにいたー!!」

「なのはちゃんちょっと落ち着きぃ! 死ぬぅ! その子ホンマに死んでまうからー!!」

「ちょ、はな、放してフェイトちゃんはやてちゃん。この子重要な目撃者だから」

 

 人垣を掻き分けて現れたバリアジャケット姿の魔導師二人に白い人は羽交い絞めにされた。でも肩を掴む両手はそのままだった。二人がかりなのにまったくびくともしてないこの人。

 

「五年だよ!? なんやかんやで五年も待たされてるんだよ私!? 気の長いなのはさんでもちょっとイラつき始めてるよ!? 『近ぇうちまた会いに来っぞ』ってちゃんと約束して録音まで取ったのにこの仕打ち?!!」

「だからって一般人に尋問して回る本局魔導師がおるかいな!! 見てみぃこの子泡吹いとるやないか!? というか録音ってこわっ」

「なのはごめん、実は一昨年の秋口私プレシア母さんのとこで会ってる。母さんの様子見に来てたらしくて……」

「なんで今このタイミングでそれ言うんやフェイトちゃん」

「スタァァアライトォ」

「やめぇえい!! おどれは必殺魔法ハリセンみたいなノリでぶっぱすなぁ!!」

 

 強くてカッコいい憧れの魔導師さんなんていなかった。いなかったよ。

 台無しだよ。いろいろもう台無しだよ。

 

「もぉぉお!! 悟空くんのバカーーー!!!」

 

 これが私の二番目の出会い。

 不屈のエースオブエース、高町なのは戦技教導官との残念な初対面だった。

 

 

 彼女達とあの人――孫悟空さんとの馴れ初めを知るのは、これよりもっと後の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 






クロスされ尽くしたと言っても過言ではないリリカルなのは。
無印~A'sまで悟空が八面六臂の大冒険をしたところまで妄想した。

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