ウマ娘 バーニングフェスッ!! -アルストロメリア・チャレンジ- 作:稚拙
「(ガチャガチャガチャ)そんなこんなで5人揃ったけど……(キン!)これから(キン!キン!)どーすれば(ガチャガチャ)いーんすか?(ガチャガチャガチャガチャ)」
「そりゃアレじゃん(キン!ガチャガチャ)申し込み(キン!ガチャガチャガチャ)しなきゃでしょ(ガチャガチャガチャガチャガチャ!キン!)」
「(キン!キンキン!)校内ネットで(ガチャガチャ)エントリー(ガチャガチャガチャ)するで(キン!)ありますな」
「でもっ❤(キン❤キン❤)肝心なことがっ(ガチャ❤ガチャ❤ガチャ❤)決まって(ガチャガチャ❤)おりまっ(キン❤)せんわっ❤(ガチャガチャ❤キン❤キン❤)」
「………………………………」
この小説を読んでくれてる読者さん、こんにちは……
トゥザヴィクトリーちゃんのルームメイト、リスグラシューです……
「あーッ!負けちゃった〜!黒玉が3個も入っちゃってる〜〜!!」
「は〜い後輩ちゃん負け抜け〜♪」
「攻撃は最大の防御でありますよ、ヴィクトリー殿♪」
「ふふ、また蓮華の一人勝ちですわね❤この勝利をシップ様❤に捧げますわ~❤」
「さぁさ、ヴィクさんの次はあっしがお相手いたしやしょう……ふふふ……。」
「ほほぅ、始末屋ちゃん強敵の気配するねぇ」
そしてまた繰り広げられる謎の勝負……
「今度は(ガチャガチャ)わたしが(キン!キン!)勝ちをもらうよっ(ガチャガチャガチャ)お嬢ちゃん!」
「(ガチャ❤ガチャ❤キン❤)なんの❤負けませんわよ(キン❤キン❤)くまさんっ❤(ガチャ❤ガチャ❤ガチャ❤ガチャ❤)」
「おぉっと!(ガチャガチャ)あっしを(キン!)差し置いて盛り上がるのは(ガチャガチャガチャガチャ)およしなすって!」
「直撃させるで(キン!キン!ガチャガチャ)あります〜!!(ガチャガチャ)」
のめりこむように“それ”を観戦しているヴィクトリーちゃんに、わたしはおそるおそる訊ねた。
「ね、ねぇ……コレ、なんなの……?」
「え゛!?知らないの!?」(ドン引き)
「こっちがドン引きだよ?!……で、コレは……?」
ヴィクトリーちゃんは、目をカッと見開いて。
バ ト ル ◯゛ ー ム ! !
「…………………………へ?( ゚д゚)」
「ボールを相手のゴールにシュゥゥゥゥゥーーーッ!!」
「超!エキサイティン!!であります!」
「3Dアクションゲームですわ♪」
「ツ◯ダオ◯ジナルから……でござんす」
「ド◯えもん、バトル◯゛ームも出ぇたぁ〜!!」(激似声)
「ド、ド◯えもん……??それにツ◯ダ???」
ヴィクトリーちゃんとその仲間たちから立て続けに放たれたわけのわからない言葉……
おとーさん、おかーさん……シューは時々ヴィクトリーちゃんがわからなくなるよ…………
「……あたし達、チームを組んだけど、みんなほとんど初対面だったから、まずは親睦を深める必要があったの。だからこの2週間、あたし達はこのバトル◯゛ームでひたすら対戦したの」
「そ、それは大切だと思うけど……どうしてその、バトルなんとかで……?」
「バトル◯゛ームだよ!!!」(迫真)
「そんなク◯デカフォントで言わなくてもわかるから……」
「シューちゃん!シューちゃんみたいなた◯ちゃんかは◯゛きちゃん枠の子が『◯ソ』なんて言っちゃダメだよッ!?」
「お茶を濁さなくていいからお話進めてよ……」
「まぁまぁ。後輩ちゃんここ何話かイイとこ無かったから、今回ばかりははっちゃけさせてあげなよ」
「ラスカルスズカさん……」
「……でもま、存外楽しめるモンねぇ。ウチは姉さんがレース脳の先頭民族だったから、こんなアナログおもちゃで遊ぶ機会なんてなかったからね。年甲斐もなく熱くなっちったよ」
「いやあ、まったくであります!クワイト殿の物持ちの良さには脱帽でありますよ!」
「お前さん方に楽しんでもらえたなら、調達した甲斐もあったもんでござんすよ。このあっしも熱中出来やしたし……。」
「うふふ、蓮華も童心に帰って楽しめましたわ!お陰で皆さんのこともよく知ることが出来ましたわ♪」
「ロータス殿、流石の強さでありますなぁ」
「バトル◯゛ームはアメリカ発祥、実家で何度もやりましたわ♪ボンドさんもなかなかの実力でしたわよ♪」
「本当に親睦深まってる……」
信じられない……
確かに、2週間前にヴィクトリーちゃんが4人を連れてきた時は何事?誰?って思ったけど、まさかこんな風になるなんて……
「でもね、ヴィクトリーちゃん……寮の部屋でやらなくてもいいと思うの……」
そう、ここはわたしとヴィクトリーちゃんが普段寝泊まりしている栗東寮の部屋。
ただでさえ狭い2人部屋に4人も押しかけてきて、しかもバト……バトルなんとか?まで設置して……
「シューちゃん、バトル◯゛ーム!!!」(くわッ)
「ツッコむところ違うよ……そもそも地の文にツッコむのはよくないよ……」
……え?あの狭い部屋に6人も詰め込んで、それもバトル◯゛ームやるなんて無理?
その辺りは許してください……小説なんで……筆者さんソーシャル版の『ウマ娘』をプレイしていないんです……
「ともかく……あたし達は大事なことを決めなきゃいけないんだよね……」
「だ……大事なことをバトル◯゛ームやりながら決めようとしてたの……?」
「まぁね。ヘンに堅ッ苦しく身構えながら、無い頭突き合わすよりもマシってもんだからね」
「……さっきから静かですね」
「あ、でもバトル◯゛ームは継続中ですわ」
「効果音を入れるのをやめたのであります。読者殿が読みにくくなるからだそうであります」
「……まぁ筆者が一々効果音を書くのが面倒になったってのが本当のところでござんすがね」
「息をするようにメタを言うのはやめたほうが……」
「まぁまぁまぁ!……で、どうしよっか……チーム名とリーダー決め……この2週間、いい案を浮かばせられないままバトル◯゛ームやってたけど……どーする?ってか、この中で高等部なの、くまさんだけっすよね?ここは年長さんがグイグイ引っ張ってくのがカッコいいって思うんすケド〜?」
「今時年功序列は流行らないっての。獣◯機隊やカク◯ンジャーなんて、リーダー年下よ?」
「え゛」
「熊ッさんの言う通りでござんすなぁ。それにあの時見てたんでござんすが、ヴィクさんが熊ッさんを
「まぁ❤」
「ぷぼっ❤」
ロータスランドさんとディープボンドさんの好奇の視線がヴィクトリーちゃんに注がれる。
「あ、いや、それはっ……」
「あんたが始めた物語、ってヤツですぜ。責任、持ちやしょうや……。」
「蓮華とボンドさんは言うなれば巻き込まれただけですものね」
「一番の新参者に隊長は務まらないでありますよ♪」
「そーゆーわけだから、さ」
ラスカルスズカさんはバトル◯゛ームの手を止めてつかつかとヴィクトリーちゃんに歩み寄り、ぽんと肩に手を乗せた。
「言ーだしっぺ❤」
「……うぅ〜……」
ヴィクトリーちゃんは涙目で渋々うなづいた。
「わかりましたよぅ!やります!あたしがリーダーやりますぅ!だから許してください〜!」
「は〜いけって〜い」
「もぉ……くまさんって“妹”なのにミョ〜にお姉さんキャラしてるんだから……」
「ははっ、中坊が高校生をからかうもんじゃないよ」
わたしの目の前であっけなくリーダーが決まってしまった。
いいのかな、コレで……
「さて、あとはチーム名でござんすが……何か案は?ちなみにあっしはな〜んにも。ヘンに
「今度は言い出しっぺが試合放棄か……」
「はいっ❤はいっ!❤」
「ほいお嬢ちゃん」
「『シップ様❤大好き❤ラブラブウェディングロータス❤❤❤』なんてどうでしょう❤」
「いやー、キツいでしょ」
「ん゛まっ!?❤」
ラスカルスズカさん、バッサリ。ロータスランドさんはぐらっと仰け反った。
「お嬢さんはともかく、あっしら4人は別にゴルシの旦那には特別な感情はありやせんからねぇ」
「誤解されちゃうであります」
「わたしたちは慎ましく生きたいからねぇ。やべー女ルート
「ちょっとくまさん!?蓮華を『やべー女❤』と呼んでいいのはシップ様❤だけですわっ!❤❤」
「怒るトコそっちかぁ……で、プボちゃんは何かある?」
「う〜ん……自分は……『トレセン突撃機動軍』とかどうでありますか?」
「ほほぉ~、ジ◯ン系で攻めてきたねぇ。プボちゃんのキャラ的に連邦系かと思ったけど」
「イカツすぎますわっ。まるでカミカゼしちゃいそうですわ。蓮華が突撃するのはシップ様❤だけですわ❤」
「あっしはわりと好みでござんすがねぇ」
「へぇ、始末屋ちゃんガ◯ダムイケるクチ?」
「まぁ……知識として嗜んでるだけですがねぇ」
「そ、それで……どうでありますか?」
「う~ん……他作品ネタはやめた方がいいかもね。わたしたちウマ娘なわけだし」
「というワケで、ボツですわ❤」
「あぁんまりでありますぅ~~~!!」
「まぁまぁ泣きなさんなって。ほら、餡餅庵のあんころもちでござんすよ」
「ぷぼっ♪」
クワイトファインさんに一瞬で餌付けされるディープボンドさん……いいのそれで……
「……………………ここで皆さんに提案があります」
と、それまでずっと黙りこくっていたヴィクトリーちゃんが、すっと手を挙げた。
「お、ついにリーダーが動きやしたねぇ」
「鶴の一声、期待させてもらいますわ」
「ぷぼぷぼもぐもぐ♪」(あんころもち爆食中)
「さて、リーダーの初仕事だねぇ。お手並み拝見と行こうじゃないの」
みんなの、そしてわたしの視線が注がれる中、ヴィクトリーちゃんは某N◯RVの司令のように肘を立てて両手を組んで、口元を覆った。
「実はあたし、チーム名の命名をするにふさわしいヒトに、心当たりがあります。そのヒトに、我らがチームの名付け親になってもらおうかと思います」
「まっ!?❤」
「ほぉ……。」
「ふむふむ。それでそれで?」
「あむあむぷぽぷぽ♪」(まだあんころもち爆食中)
「そして、そのヒトとは―――」
誰もが(ひとり除く)息を呑む中で、ヴィクトリーちゃんが指差したのは―――
「シューちゃんです」
「なんでェッ!?!?」Σ(◯ □ ◯|||)(ガビーン)
ほんとどーしてわたしなの!?
わたし部外者だよ!?ただこの部屋がヴィクトリーちゃんと相部屋だったばっかりにバトル◯゛ーム大会に連日巻き込まれて部屋のベッドのすみっコに追いやられてしまった哀れな一般ウマ娘だよ!?
そもそもわたし、もうアグネスデジタル先輩に誘われて『ハチャメチャGP』に出ること決まっちゃってるし、他チームのコにチーム名の命名権丸投げってそれってどーなの!?
「シューちゃんにしか任せられないお仕事なんだよ。やってくれるかえ……?」
「わけがわからないよ……」
「理由は……コレだよ」
そう言うと、ヴィクトリーちゃんはウマホの画面を見せてきた。校内Webの『ハチャメチャGP』のエントリー画面だった。
「ここにはもうエントリー済のチームが表示されてるの。もっとも、誰がどのチームに参加してるかがわからないように、チーム名だけだけど、ね」
「……今、あっしのウマホでも出してみたんでやすが……『
「そう、すでにエントリーを終えてる7チーム全部が、お花の名前なんだよ」
「偶然にしちゃ揃い過ぎねぇ。で?シュークリームちゃんをわたしたちの名付け親に指名したその
「リスグラシューですっ」
シューしか合ってません、もう……
「すでに7チームがお花の名前でチーム名を登録してる以上、ここでお花以外のチーム名で登録しちゃったらKY扱いされるっしょ。それにあたしたち5人の中で、お花に詳しいヒトはいなかった……それなら、お花に詳しいヒトにチーム名を決めてもらえば万事オッケーじゃん!……というわけで、シューちゃん先生、お願いします」
「どーしてそーなるのっ!?」
「チームの皆さんに解説いたしまするに、ここにおわしまするリスグラシュー先生は、小さい頃からお花が大好きでありまする。小学校の卒業文集には『将来の夢はお花屋さん』とハッキリとそう書かれておりまする」
「ドコでわたしの学校の卒業文集読んだの!?出身校違ったよねわたしたち!?」
「例の卒業文集を提供してくれた先生の同級生のソウルスターリング氏にはここで感謝を」
スターリングちゃん……なんてことをしてくれたの……!!
あとで何かやっておかなきゃ(使命感)
「そんな先生はトレセン学園に入学してからもお花を愛し、校内の花壇のお手入れも自主的にやってくれているんです。エアグルーヴ副会長やニシノフラワー先輩も感心しておりました」
「えへへ……」
「そしてご覧ください!机の本棚にはレース関連の本よりもたくさんのお花の本!!これを見れば先生がいかにお花に詳しく、そしてお花を愛しているかがおわかりかと!!」
「!?」
チームの4人はヴィクトリーちゃんの指差す先、わたしの机を見た。
この部屋はヴィクトリーちゃんとわたしの二人部屋で、当然机も丸見えなわけで、プライバシーなんてものはない。
他の4人はわたしの机に目もくれず、今までずっとバトル◯゛ームに熱中していて気に留めていなかったけど、やはりプライベート空間を見られるのは恥ずかしいわけでして……
あ、見られて困るようなものは机の上には置いてませんっ。
「お花にかけて、この部屋で右に出る者はいないと見込んで、先生、お願いしますっ!」
「「「「お願いしますっっ!!」」」」
『この部屋で』って、この部屋はそもそもわたしとヴィクトリーちゃんのふたりしかいないわけだし……ってかヴィクトリーちゃんのみならず、他の4人まで正座して頭下げてくる!?たった2週間でなんてチームワークなの……!?
「う……」
「お願い!一生のお願いッ!お姉さまにいいトコ見せるためには、シューちゃんの力が必要なのっ!!」
「姉さんの見た景色が見たい!」
「商品券5万円分が欲しいでござんす……。」
「『ウマ娘❤ザ❤ウマ娘』の栄光を掴んで、シップ様❤の愛❤❤を勝ち取るために!❤」
「あんころもち300個分のために!」
「「「「「お願いします先生ッ!!!」」」」」
全く乱れぬ5連土下座―――
これが……バトル◯゛ームで培われた絆の力だというの……!?
……その割にはみんな、願望がバラバラだけれど……
でも―――
こうも頼まれちゃったら……
わたし、断れないよ……
「いいよ。わたしがみんなに、素敵なチーム名を付けてあげる!わたしに任せて!」
「シューちゃん……!!ありがとーごぜーますだ〜〜!!」
両の瞳をうるうるさせて、ヴィクトリーちゃんはわたしを神様でも見るような視線で見つめていた。
「神様仏様リスグラシュー様〜!シューちゃん、いつかスッゴいウマ娘になれるよ!こないだの東京新聞杯もブッちぎりだったし、いずれはグランプリ連覇や九冠ウマ娘に勝つことだって夢じゃない!ヨッ、未来の大物ウマ娘!!」
「も、持ち上げないでよ……それに九冠ウマ娘なんてそんなカイブツみたいなウマ娘はいないよ……」
もっとも、ダート路線だとホッコータルマエ先輩やコパノリッキー先輩がGⅠ10勝や11勝してるんだけどね……
でも、未来かぁ……こんなわたしでも、将来そんな風になれたらいいなぁ……
みんな、未来に向かって走ってるんだね……
「それでは先生、命名の儀を始めたいと思います。ここに紙と筆をご用意しております」
「よ、用意がいいね……」
この部屋にこんなの置いてあったっけ……まあいいや、もうツッコむのはよそう。
わたしは筆をとって軽く硯の墨に浸けると、半紙に向かって一気に書き上げた。
「…………こ、こんなの出ました……」
わたしが半紙に書いた不恰好な文字をヴィクトリーちゃんとみんなが覗き込む。
「―――……『アルストロメリア』……」
感慨深げに、ヴィクトリーちゃんが呟く。
次いでラスカルスズカさんが、こう言った。
「劇◯デ?」
「ブラックサレナではないでござんすなぁ。まぁ黒百合は縁起でない花でござんすが。『
「シュー殿、これは?」
「アルストロメリアの花言葉は、『未来への憧れ』……形は違っても、未来に向かって頑張ろうとしてるみんなに似合ってるかなって……そう、思ったから」
「未来……❤シップ様❤と添い遂げる、未来……❤❤」
「いいセンスしてるじゃん。ありがとね。流石は我らがリーダーの見込んだ子だよ」
「……………………。」
クワイトファインさんが微笑むのが見えた。でも、どこかこのヒトから“陰”を感じるのはどうしてだろう?そう思った瞬間、クワイトファインさんはふっと下に視線を向けていた。
「最高だよ、シューちゃん!早速登録するね!」
ヴィクトリーちゃんはウマホをいくらか操作して、最後にターン!と画面をはじいた。
「OK!『チーム<アルストロメリア>』、エントリー完了〜!ありがとうシューちゃん……あなたがいなかったら、あたしたちは夢を叶えるための一歩すら踏み出せなかったよ……」
「わたしは最後の一筆を書いただけ。それにね、これからはライバル同士だよ」
「?ライバルって……??」
「わたしも『ハチャメチャGP』に出るの。アグネスデジタル先輩に誘われて、ね。出るからには遠慮はしないよ、ヴィクトリーちゃん!」
「未来の大物ウマ娘の参戦かぁ……ますます面白くなりそうじゃん♪ね、後輩ちゃん」
「はい!あたしだって負けないよ、シューちゃん!」
こうして、わたしという他力本願で最後のビースがハマった、チーム<アルストロメリア>。
こんなに賑やかなみんなに囲まれたヴィクトリーちゃんが、ちょっとだけ羨ましく思えました。
わたしも参加する『ハチャメチャGP』……楽しみでもあり、ちょっぴり、不安だったり。
でも、これだけは今からでもわかります。
今度の感謝祭は、絶対忘れられない感謝祭になる―――
―――ガチャッ!
キレイに締めようと思ったその時、前触れもなく部屋の扉が開けられた。
「盛り上がってるところ悪いんだけど……いったい今何時だと思ってるんだい、ポニーちゃんたち……?」
満面の笑みのまま、こめかみに青筋を立てたフジキセキ寮長だった……
現在時刻、23時48分。
とっくに消灯時刻を過ぎている夜更けに、ヴィクトリーちゃんたちは騒音をバラまきながらバトル◯゛ームに熱狂していたワケで……
チーム<アルストロメリア>、その最初の第一歩は、寮長さんのお説教から始まったのでした……
あとわたしも巻き込まれてお説教を受ける羽目に……
この借りは『ハチャメチャGP』で必ず返すからね、ヴィクトリーちゃんっ。
……でもやっぱり、ヴィクトリーちゃんと一緒だと退屈しないね♪
胃もたれしそうなキャラを書いてたら本当に胃もたれしました。どーしてくれる。
ついにゲームが発売しまして、さっそくプレイしてみて本作との相違点を一つ発見しましたので補足を。
ゲーム内でのチームは秋川理事長のクジ引きで決定されておりますが、本小説では自由参加の志願制という設定となります。
……ゲーム発売前に書き始めてしまったのでこーゆーこともあるということで、あしからず。