肉体年齢を操作できる病弱男子生徒が血反吐を吐きながらホシノを曇らせるお話 作:絶対正義=可愛い
『ホシノちゃんタツヤくん!ここだよ、紹介したかったラーメン屋さん!』
『あまり無駄遣いしない範囲内で…お願いしま……ゴクリ』
『……なんで俺まで』(ギュルギュルギュル〜)
『もうタツヤくんったら〜、そんな興味なさげな事言って、お腹の虫が鳴いてるよ〜?』
『……うっせ』
『素直じゃないですねタツヤも。そこは感謝の一つでもするべきなんじゃありませんか?こんなんでも
『ひぃん…………』
『トドメ刺してんじゃねぇかアホ毛のバカタレ。はぁ……アホくさ。俺パトロールしてくるんで、パスで頼んます』
『ここまで来てそんな事言わないでよぉ〜!それにお腹すいたままだと持たないよ!』
『や め ろ !!無駄にデカいブツを押し付けんっ…………んーんー!?』
『ここまで来たんだからちゃんと食べようよぉ……』(っ,,>ω<)~_~)ぎゅ〜
『ぷはっ、わーったよ!食べるよ食べれば良いんだろ!?だから抱きつくな鬱陶しい!!』
『エヘヘ……タツヤくんって何だかんだ私やホシノちゃんの頼み事聞いてくれるよね』
『おいコラ物理だったろ今の』
『楽しそうデスネー、ほんっとうに楽しそうデスネー』
『眼科か豊胸手術出来るとこにでも行ってろまな板』
『……………………………スゥ~、落ち着け私。ユメ先輩が異常なだけで、私は平均……』
『いや、お前は頭の天辺からつま先まで顔面以外は平均以下だろ』
『……(顔が良いのは認めるんだ)』
『―――言ってはならないことを……ぶっ潰す…!』
『やれるもんならやって見ろこの幼児体型が…!』
『って、こら〜!喧嘩はメッ…!だよ』
『『……………ふんっ!』』
『へい、いらっしゃい!お?アビドスの生徒会長ちゃんじゃねぇか、そっちは……噂の後輩の子たちかい?』
『うん!こっちの可愛い子がホシノちゃんで、こっちの可愛い子がタツヤくんだよ大将さん!』
『名前しか変わってねぇよ紹介下手くそか』
『か、可愛いって……や、やめてくださいよユメ先輩!?私なんて……そんな……』(〃ω〃)
『へぇ、珍しく意見が合うじゃねえか』
『あ゙?』
『冷静に普段の行動と今の格好を振り返れよ』
『
『服装以外にも態度とその他諸々で可愛げなんざとっくのとうにマイナス域だろぉが』
『ブーメランって知ってますかぁ!?』
『俺に可愛さを求めてくる奴なんてそこのパイセン位しか居ねぇし、そもそも俺は男だっての』
『スゥ~………もいでやる』*1
『上等だ……引っこ抜いてやる』*2
『そろそろ怒るよ二人とも?』
『何言ってるんですかーユメ先輩ー。私たちいつも仲良しでしょー。だって、ほらー…今もこんなにー……!*3……アホ毛引っ張るのやめてもらえません?』(#^ω^)(グイグイ)
『そうだぜパイセンー!俺たちが喧嘩ー?ハッハッハー……パイセンも眼科行ったほうが良いんじゃないっすかー?*4……つーかそっちこそ俺の髪引っ張ってんじゃねぇよ』(#^ω^)(グイグイ)
『……あー、その……なんていうか……仲が良いんだな』
『『アンタ/あなたの目は節穴か!!』』 *5
『………ずいぶん……その……愉快な子を後輩に持ったな、生徒会長ちゃん』
『もう、まったく…!ふふっ……でも、私にはもったいないくらいの後輩なんですよ?ちょっと喧嘩しちゃったり、私に対してあたりが強いけど……いつも私を助けてくれて、どんくさい私の面倒まで見てくれて、困った時は絶対に助けてくれる自慢の後輩です!』
『そりゃあ良かった(ちょっと……か?)』
『『…………』』
『…………おい、アホ毛。ここらでちょっと休戦だ』
『……あなたの意見に乗るのは不服ですが、ここは同意しときましょう。そもそもご飯を食べに来てまでする事じゃありませんし…』
『ったく、しょうがねぇなぁ。パイセンは
『タツヤくんっ!』
『ユメ先輩は色々と危なっかしいですからね。
『ホシノちゃんっ!』
『『…………』』
『『あ゙ぁ゙?』』
『……テメェ、なんか調子ノッてねぇか?』
『……タツヤこそ、何だか勘違いしてません?』
『『……………………ふぅ』』
『『表出ろやゴラァ!!!!』』
『台無しだよ二人とも』
『はっはっは……、面白い子達だな!ま、ゆっくりしていきな。今日はサービスしてやるからさ!』
「……懐かしいな。嬢ちゃんが亡くなって、もう2年か……」
私は今柴関ラーメンで働いている。
メンタルケアをされて来れないセリカの代理として、柴関ラーメンでバイトをしている。
セリカの事はノノミやアヤネが何とかしてくれると思う。
ホシノ先輩は……私が朝学校に行ったときはまだ来てなかったけど、何だかんだで頼れる先輩だから。
「『柴関ラーメン大盛りチャーシュー煮玉子付き』頼むわ大将!!」
「あいよ坊主。毎回毎回よくそのちんまい体に入るなあ」
「小せぇは余計だわ!つーか、大将も大して変わんねぇだろ」
タツヤ先輩は今頃保健室で寝て……、ん?
「え、待って。ちょっと待って」
「それにしても大将。あの野生児シロコが今じゃ飲食店でバイトしてるんだぜ?いやはや、時の流れは早いもんだ。父ちゃん嬉しくて涙が……うっ……」
「ハッハッハ!坊主もすっかり
「それを言われると痛い」
「
「……た、大将、早く飯を頼む。腹ぁ減って仕方ねぇんだ俺は」
「常連客が風の噂で大怪我したってのを聞いた後にそいつが来た時には、俺はどうすればいいと思う?」
「お、おう……、顔が怖ぇよ大将……」
私の目の前で大将とタツヤ先輩が談笑して、何だか不穏な空気になっているが、ちょっと全体的に待って欲しい本当に!!
「タツヤ先輩!?どうして
「アビドスの嬢ちゃん、一応ここは俺の店だからな?こんな所はちょいと傷つくからな?」
「暇だったから」
「……っ…っ…!!」
「おい馬鹿やめろ引っ張るなー?注文して一口も食べずに帰るとか冷やかしよりも酷い冷やかしだからな?」
「ん…!はやく……帰って……寝て!」
「バカタレ!俺は今ラーメンが食いたくて食いたくてしゃーないっ!って状態だぜ?帰ってたまるか!」
「さっき暇だから来たって言ってなかったか坊主?」
「シャラプ大将!!」
「茶化さないで……!」
アッハッハ!と笑い飛ばしている呑気な先輩に思わず眉が険しくなる。
大将は慣れているのか、はぁ……とため息をついている。
「タツヤ先輩、重症なんだよ?もっと自分の体を大切にしてっ……!」
「大丈夫シロコ。俺最強だから」
「……っだから」
「あ、あの〜……」
知らない声がかかる。
オドオドとした女の子(たぶん年下)がドアから顔をのぞかしている。
お客さんだ。
「おっと、お喋りはここまでかな。嬢ちゃん、対応頼むよ」
「っ……分かっ…りました」
「頑張れよーシロコ!バイト経験ならセリカの方が先輩だからなー」
「タツヤ先輩は食べたら早く帰ってね……、約束…!」
「へっへっへ……」
「約束だよ?」
「へっへっへ……」
もう!
どうして言う事聞いてくれないの……!?
「坊主……」
カウンター越しにいる頭に包帯を巻いた坊主に、顔を向けずに話しかける。
―――さっき見た感じ、頭以外にも巻かれている。それだけ重症だって事だ。
「わーってるよ大将…、死ぬ様な無理はしてねぇよ」
頬杖を突いてカラカラとコップを揺らしているであろう坊主はそう言った。
坊主には昔も今も色々と世話になった。
近くでバカ騒ぎする営業妨害の不良どもを追っ払ってくれたり、バカな事を店内でする客を追っ払ってくれたり、砂嵐の時には砂の掃けも手伝ってくれたり……、それはもう荒事関係を筆頭に世話になりまくった。
そんな坊主をよく見ていた。
「……人生の先輩から忠告だ坊主」
だからこそ、だろうか。
今の、いや……昔から全然変わらないこの坊主に。
そんな柄にも無いことを言っちまったのは。
「んあ?」
「人を頼れ坊主」
坊主と俺は何処か似ている。
「自己犠牲で救われるのは、きっと坊主を知らない他人だけだ」
仲間のために
「そうやって身を滅ぼすやり方してると……」
失った事に気付いた後には、もう手遅れ。
「死ぬほど後悔することになるぞ」
左頬と右目の古傷を擦る。
「……そのままだとなあ坊主……
「…………随分と、実感の籠もってる言葉だなぁ」
……実感か。
まあ俺に関して言えば、その手遅れ一歩手前で引き返せただけマシってものか。
「……昔は色々とヤンチャしたからな」
「…へぇ〜?大将の若い頃の話なんて聞いたことなかったなぁ?」
「よせやい。若気の至りってやつだよ」
「えー、気になるー!」
「ったく、飯の時におっさんの話なんざ聞くもんじゃないよ。ほら、『柴関ラーメン大盛チャーシュー煮玉子付き』お待ち」
露骨に話を逸らした坊主に乗って流される。
笑顔でラーメンに飛びつく坊主。
その顔は、無邪気な子供のソレ。
…だが、どこか歪だ。
何を抱えてる?
何をそんなに焦ってる?
何が見えている?
その貼り付けられた笑顔の裏側に、坊主……。
お前さんは何を隠してる?
きっと、俺には……いや、俺にも言ってはくれないんだろう。
身長も性格も雰囲気も…何もかも変わっちまった坊主だが……。
結局。
「あ、そうそう。大将に聞きたいことがあったんだけどさ…………」
「おいおい、柴関ラーメン並を四人で分け合うぅ?バカじゃねぇの?大盛りだって2人前しかねぇんだぞ?」
「金が無い?仕方ねぇな……大将、俺が持つから、四人前頼むわ」
「あのなぁ……人に奢られる時に言う言葉は『ありがとう』か『いただきます』だけで良いんだよ」
「断るだなんて言語道断。黙ってご厚意に甘えるってもんだ」
「ま、ここはめちゃくちゃ美味いからな!もし負い目を感じるなら、またここ来て今度はちゃんと金を落としてくんだな」
「ところでお前。俺とどっかで会ったことある?」
「それじゃあ、またな大将、シロコ。それと、ゲヘナの金欠4人衆!」
ゲヘナから来たとか言う4人組にラーメン奢ってやったせいか、結構長居してしまった。
本当だったら別の用事を済ませるつもりだったのに。
「ああ。次はみんな連れて来な」
「ん、寄り道せずにちゃんと帰って」
「その、ラーメン奢ってもらってありがとう…。この恩はいつか返すわ」
「ありがとね〜タツヤン!」
「……また」
「そ、その……あ、ありがとう、ございました……」
「おう、じゃあなー!」
ガラガラと音を立てて扉を閉める。
さて……と。
「ゲホッゲホッ……」
口元を手でおさえて咳をする。
「チッ……くそ」
最近は無理が重なり続けたしなぁ。
元々ガタがきてるのは分かっちゃいたが……。
にしても、そろそろゆっくり休みたいなぁ……。
ったく、最近は血を流しすぎて貧血気味だってのに。
「『人を頼れ』……か」
大将の言っていた言葉がやけに耳に残る。
大将の言いたいことはご尤も。
要するに無理をすんなってことだろ?
そんなこと、言われねぇでも分かってるさ。
耳が腐るほど聞いた。
特にあの狐とかな。
けどさ……。
「……あいにく、俺は人を信頼できねぇ
口の中に残った鉄臭い血の塊をペッと道端に吐き捨てて歩く。
人はどうせ他人だ。
どれだけ俺が信用して信頼しようが、死ぬ時は人なんてあっさり死ぬ。
人が死ぬ時は独りだ。
それは、パイセンでよく思い知らされている。
あの日、俺がちゃんとパイセンを追っていれば……。
少しでも早く異変に気付いて探していたら……。
もっとアイツに忠告していれば……。
と、まあ。
後悔だけなら後からいくらでも出来る。
誰かが死んだ後にどれだけ足掻いても、その人は決して生き返ったりしない。
後からどれだけ悔いても、意味がない。
残酷だけれど、それが現実でどうしようもない事実だ。
……だから、無理ができる内に、無理はしとく。
じゃねぇと、本当に無理ができなくなった時に死ぬのは、俺じゃなく、俺のまわりにいる人だからだ。
よく勘違いされるが、俺は自分の命を何とも思っていないわけじゃない。
俺だって死ぬのは嫌だ。
俺はあくまでも、死なない程度に無理をしているだけ。
俺が死んだら、悲しむ奴が居る。
そいつはきっと後悔し続けるだろう。
みんな、反吐が出るほどお人好しだから……。
だから俺は死んじゃいけねぇ。
少なくとも、後輩にだけは……あんな思いさせたかねぇ、絶対に。
「……んじゃあ、取り敢えずアイツの家にでも行ってみるかねぇ。まさかとは思うが、ここまで騒がせておいて家にいるとかだったら、マジフザケンナも良いところだけどな……」
アホ毛が行方不明だ。
最近はきな臭ぇことが起こりすぎだ。
連邦生徒会長の失踪。
それに伴う治安悪化。
ヘルメット団の校舎襲撃の頻度増加。
そして先生とやらの訪問。
とうとう
そんな時に起こったあのアホ毛の行方知らずの報?
……嫌な予感がする。
アイツに限ってサクッとスナック感覚でヤられる心配はしてねぇが……。
俺の勘は結構当たるんだ。
特に不吉な方にな。
だから。
だから。
だから。
『―――』
「だからさぁ………邪魔してくれんなよなぁ?」
路地裏や廃ビルの影から
「……ハハッ!おいおい、随分な歓迎じゃねぇか!!」
『――』
自然発生の
明らかに俺を狙った奇襲……もしくは、足止めか。
柴関から出ておいて良かった。
彼処で巻き込むわけにはいかねぇしな。
「……はぁ」
…それにしたって面倒くせぇ。
「……3分で
だが、疑念は確信に変わった。
アホ毛は確実に何かに巻き込まれている。
しかも、想定し得る上で最悪で最低なヤツラと。
得物を抜く。
長身の
俺の愛銃。
Heart Of Osiris
アビドスの校章が入った支給品の狙撃銃。
パイセンを探している最中に出会ったアレとの戦闘でヒビが入っちまったが、今でも俺の心強い相棒とも言える武器の一つ。
「あーあ、面倒くせぇ」
相手は三下。
数だけが取り柄の雑魚。
ここは砂で覆われた
隠れるための障害物もたくさん。
何より、守るべき対象が居ねぇから、思う存分暴れられる。
それはかなり大きい。
無駄にでかい校舎や後輩達に気を遣いながら
身体が弱いから当たれば致命傷?
頭も腕も足も包帯グルグル巻きの重症患者?
バカか。
そんなもん、当たらなければどうと言う事はない。
『―――』
(とは言ったものの……)
最近は大怪我三昧で貧血気味。
怪我の治りもいつもより遅いせいで完治ならず。
さっきは3分なんて大見栄切ったが……こりゃ時期を見て逃げるしかねぇかな?
「……ま、どのみちやることは変わんねぇな」
意図せず口角が上がるのを感じる。
あぁ……イケないな。
あんまりこういう顔にならないよう気を付けてんだけどなぁ。
シロコの事を言えないくらいには、俺も戦闘狂なもんだ。
うっかりそのまま時間制限超過して、またぶっ倒れちまう。
「手加減無しでやってやる……死にてぇ奴からかかってこい!!」
タラリと口の端から流れ出る血を無視して力強く踏み込んだ。
瞬間。
少年の体は瞬きの間もなく消え去った。
否。
正確には、ありとあらゆる「目」を掻い潜り、死角……即ち廃ビルの壁を駆け上がり敵の頭上に陣取っただけである。
そう。
『だけ』である。
しかしこれがいかに難しいことか、ただのミメシスには理解が出来ない。
全方位から監視する百の目を掻い潜る圧倒的なスピード。
一瞬で死角を見極める判断力。
焦ることなく冷静でいられる胆力。
壁を駆け上がる身体能力。
これでも一応重症患者で後遺症によって弱体化している事を忘れてはならない。
廃ビルの屋上から全体を俯瞰し敵の位置と情報を得た少年は、無慈悲に、一切合切の躊躇なく、眼下に居る一際目立つ恰好のミメシスの一人に銃口を向ける。
ズガァァァァン!!!!
およそスナイパーライフルと呼ばれる銃器から放たれた音とは思えない轟音がゴーストタウンに響き渡る。
「指揮官を潰すのは戦いの基本」
格下には一発で十分。
かける時間は一秒も要らない。
最速最短最高効率で敵を殲滅する。
「まずは一匹」
ここに、蹂躙が始まる。
―――。
音が響いた。
具体的な音は分からない。
本を閉じるような音かもしれないし、一昔前のテレビを消した音かもしれない。
あるいは扉を閉めた音かもしれないし、ありふれた電子音かもしれない。
しかし、それはさしたる問題ではない。
恒星のない宇宙のような闇の中を揺蕩う一人の青年が、『そこ』にはいた。
これが重要なのだ。
……まぁ、『そこ』と指しても、あたり一面真っ暗で『そこ』がどこなのかすら分からないが……。
とにかく、青年は『そこ』にいた。
満足そうな表情を浮かべて口元にはニヒルな笑みが見える。
見える……?
ここは宇宙のように真っ暗な闇の中だというのに?
そして一言、こう呟いた。
ようやく本筋に戻り始めたかな。
少年は駆ける。
縦横無尽に。
しかし、最小限の動きと力で最大限の成果を成していた。
ただし、そこは砂の大地やコンクリートで舗装された道路なんかじゃない。
「オラッ!!あ゙あ゙ぁ゙……!!どんだけ数がいやがんだ!?このビッチ共!!」
ミメシスの頭を足場にして、抉りながら一人一人塵に返していき、遠距離から狙い撃ってくるミメシスには片手で構えた狙撃銃で寸分違わず頭部を破裂させる。
攻撃は全て避けるか手頃な
彼の得物は狙撃銃と拳銃である。
後方支援を強要されている身であるため、近接戦対応の拳銃は実質封印されていて今は狙撃銃単体なのだが。
とにかく。
彼の戦闘スタイルを一言で言うならば『一撃必殺RTA』である。
最小限の動きと力で、最大限の成果と結果を成す事を目標にした戦い方だ。
まさにRTA。
リアルタイムアタックに等しい所業。
だが。
それでも。
それにしたって。
(一向に減らねぇ……なんだコイツラ!?)
3分という縛りを勝手に設けた少年からすれば、もうそろそろ3桁に登る服装ビッチ共をすり潰した(物理)というのにその数が減っているように思えないのはそれなりに危機感を煽る事だ。
(これ、ガチで逃走ルートを考えた方が……つーか、さっきはアホ毛へ辿り着く前までの足止めなんて考えてたけど、ワンチャン俺を回収しに来た説もあるなコレ!)
参謀として活躍するのが昨今の彼だ。
そんな彼の頭脳が弾き出した新たな仮説に思わず顔がうへ……となる。
(よし逃げよう。このままやったら確実にぶっ倒れて敵さんの思惑にハマる)
2分前の言葉を速攻取り消すタツヤ。
思考の舵をそのまま戦闘ではなく逃走に切り替えれば、今出せる最善の行動を無意識に弾き出してしまう。
「よし、ビル倒して圧殺&逃走!コレに限る」
……やはり彼もアビドスの一生徒。
頭アビドスである。
「ぶっちゃけ廃ビルしかねぇし、ビル一つ位ぶっ壊しても誰も迷惑にゃあならんだろ」
決めたら即決即断。
手頃なミメシスの頭をアイアンクローで掴み、盾としながら駆ける。
一際大きなビルの一階に砂埃を上げながら突貫し、持っていたミメシスを武器に支柱を砕いていく。
いや、かなりエゲツナイし、容赦の欠片すら存在しない。
『―――』
それでも手に持った銃器を少年に向けて発砲しようとするミメシスは、そもそもの存在からしてイカレているのだろう。
(意思を持たぬ役割を見いだす人形、
ただ決められた通りの動きをする事しか能のない、神にも人にも成れなかった愚かで悲しい複製品。
そんな事を考えながらも冷静に顔を反らして凶弾を回避する。
「っと、俺もお前らの境遇には同情するが、俺は誰かの人形じゃねぇ……
「まぁ、恨むならテメェを作ったであろうイカレ集団を恨みな」
建物を建造する上での重要な一本。
その最後が砕かれたと同時に。
─────────!!!!!!!
鼓膜を揺らす巨大な音の爆弾が辺り一体の空気を震え上がらせた。
「あ゙ークソッタレ……やっと見つけた」
「なん……で…?」
「クックック……。これはこれは、思わぬ客人ですね」
歴舟タツヤ(重症患者?)
エゴイスト。何もやらずにユメを失った事を今でも悔いている。だから彼は突き進むのさ。例え周りの人がどれだけ曇ろうが、絶対に。
だって、彼は誰かの顔が曇るのが嫌いだから。(………)
小鳥遊ホシノ(本作と次回の
心神喪失とまではいかないまでも、かなり追い詰められている。
君がウジウジしている間にも、彼は血を流し続けているというのに。
黒服に会いに行ったらまさかのタツヤ乱入で結構ビックリしてる。
砂狼シロコ(バイト初心者)
彼女にしては珍しく結構怒ってる。
そしてバイトは中々大変だ……。接客って難しい。
十六夜ノノミ
そろそろ出番はありますか〜?
奥空アヤネ(苦労人)
ノノミと先生とともにセリカのカウンセリング中。
ホシノ先輩は一体どこに……?
……タツヤ先輩が居ない!?
黒見セリカ(精神的傷)
心に傷を負った悲しき少女。
必死の甲斐あって徐々に立ち直ってきている。
え……タツヤ先輩が……居ない……?
先生(激おこぷんぷん丸)
勝手に保健室から消えたタツヤに怒ってる。今すぐにでも探しに行きたいけど、セリカの面倒でそうも言ってられない。
柴大将(偽善者)
実は前職はヤのつく職業の人。(龍が如くの影響による独自設定)大将の傷ってたぶん原作にも出てきてないから、勝手に生やした。色々あって今はラーメン屋。
ミメシス
ビッチ呼ばわりされた。
でも恰好がかなり際どいからね?スク水(?)とか拘束衣とか、だいぶ…その……アブノーマルよ?
黒服
―――。
謎の青年
Details unknown…
この世界線の原作との相違点
・歴舟タツヤの存在
・ヘルメット団の襲撃頻度
・便利屋との対策委員会の遭遇イベント無し
・セリカ精神的病
・シロコの代理バイト
・ホシノの黒服への決断接触が早い
etc。
時系列
先生アビドス来訪
↓
ヘルメット団撃退
↓
柴関ラーメン
↓
セリカ誘拐&救出(セリカ重症 タツヤ重症)
↓
今回
ホシノが黒服に接触するも捜索していたタツヤが乱入。
豆知識
ホシノとタツヤの強さ相関図。
ホシノ(通常)>>タツヤ(ショタ)
ホシノ(通常)≧タツヤ(ショタ本気)
ホシノ(通常本気)≧タツヤ(通常後遺症有り)
ホシノ(臨戦)=タツヤ(臨戦)
ホシノとタツヤでは強さのベクトルが若干違う。
ホシノは万能の強さ。(倫理を弁えた正攻法)
タツヤは“戦い”の強さ。(倫理やルールに定石無視)
タツヤきゅんの内面回。
まあ、要するに死なない程度に頑張ります!のせいでまわりが曇っている事は知ってるけど、死んでないから大丈夫でしょ?が言いたい。
死んだらそこで終わりでしょ?そこから思い出も何も作れなくなっちゃう。だから、死なない程度に頑張っているんだぁ。という事を思っているだけ。(イカレポンチ)
コイツやっぱりだいぶ自己中だな。普通にクズみてぇ。
この作品の描く世界線が二つだと思っていませんか?
※サブタイトル