肉体年齢を操作できる病弱男子生徒が血反吐を吐きながらホシノを曇らせるお話   作:絶対正義=可愛い

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閾ェ蟾ア満足……。(超難産)


隨ャ6隧ア 蠖シ縺ィ 蠖シ螂ウ縺ョ物語

機械の頭部を貫く。

無機物となって動かなくなった屍を踏んで進む。

 

街が壊れる。

頭の奥で理性と心がキリキリと音を立てていた。

 

獣の体を裂き、その臓物をぶち撒ける。

断末魔の悲鳴がやけに耳に残った。

 

街が壊れていく。

こんなことはもうしたくないと叫びたかった。

 

たくさんの人の〝ヘイロー〟をこの手で壊す。

泣き叫ぶ耳障りな声が脳を揺さぶる。

 

世界から色がなくなり、モノクロになる。

罪もない生命が散る感触に心が悲鳴を上げた。

 

 

壊して壊して壊しまくった。

 

 

それが私の本質(意思)だから。

こんな結末を私は望んでいない!!!!

 

 

 

 

 

「アルちゃん…やらかし…ちゃった……」

 

「社長……ごめん」

 

「アル様……、すみま…せん…守れ…なくて…」

 

「どうして……どうして!!答えてよ!!!何でこんな事をしたの!!!!」

 

「委員長……ヒナ委員長……!!」

 

「………死体が、たくさんですね」

 

 

「お姉ちゃん……起きてよ…ねぇ、ユズちゃん……起きてよ……アリスちゃん………また、ゲームをしようよ…!」

 

「にはは、もう終わりですか〜………。私って、ホント運がないですよね……」

 

「……ユウカちゃん……ユウカちゃん……目を…開けてください」

 

「まさか……こんなこと、計算にないわ…」

 

「特異現象……しかし、これはあまりにも……」

 

 

「……わかっていたさ。こんな未来が来る事は……」

 

「私が私である限り…!!救護を辞めるつもりはありません…!!」

 

「………こんな、バッドエンド…認められません……!!」

 

「貴様ぁ!!!何故、なぜハスミを殺したぁぁぁ!!!!」 

 

「もう……これ以上私から何も奪わないでよ」

 

Vanitas vanitatum et omnia vanitas.(全ては虚しいもの)……だけど、今この瞬間を諦める理由にはならない!!!」

 

「……すまん、アツコ、ヒヨリ、ミサキ……アズサ」

 

 

 

 

「……まさか、死の神(アヌビス)時の管理者(トート)……。あの年増ババア、やってくれましたね」

 

 

 

 

何もかも全てを灰に還した。

容赦なく引き金を引き、あの世へと誘った。

 

街は壊れて、瓦礫の山。

世界の終わりを暗示するかのように、空はずっと曇っている。

この惨状を、私が作った。

作ってしまった。

私のせいで……。

私の…せいで……。

 

 

「………シロコ、あんま無理すんな」

 

 

ハッとして、顔を上げる。

いつの間にか隣には先輩がいた。

 

「…先輩」

 

翡翠の双眸が私を優しく見つめる。

 

「なにか食いたいものはあるか……?」

「……今は何も食べたくない」

 

そうか…と困ったように呟いた先輩は、私の手を取った。

 

「……せ、先輩…?」

「なんか食わねぇと元気でねぇだろ?オレが美味いもん作ってやるから」

 

私の手を掴んで引っ張っていく先輩に困惑しながらもついていく。

 

そうして辿り着いたのは……。

 

「ここ、柴関ラーメンの…屋台?」

「……ちょいと借りるぜ大将」

 

…大将。

私が殺した人だ。

 

「壊れかかっちまってるけど、そこに座ってろ」

「………うん」

 

半壊した屋台の席に座る。

私の座る席だけ、何とか椅子として機能しているが、ほかの席は全部壊れている。

 

先輩がテーブルを挟んだ向う側でラーメンを作っている。

 

「先輩……ラーメンなんて作れたんだ?」

「いや?見様見真似だな」

「…………」

 

じゃあ何で連れてきたの……?と言いかけて止めた。

言葉に反して動きは結構様になっている。

先輩が柴関ラーメンでバイトしたなんて話は聞いたことなかったけど……。

 

「……お前にばっか、辛ぇこと任しちまってるからな……」

「………これは、私の本質(意思)だよ」

「……だとしても…だよ」

 

……どうしてそんな優しそうな表情をするの……?

私は……そんな事をしてもらう資格…無いのに……。

 

「シロコ」

「…なに?」

「全部終わったら……いや、何でもねぇ」

 

先輩が少し言い淀んで、辛そうな顔をして口を閉じた。

 

「……気になる」

「何でもねぇって……ほら美味いかは分からんが、できたぞ」

 

トンッと小気味よい音ともに出された湯気の立つラーメン。

見る限りは美味しそうだ。

 

「……昔はさ」

「……っ」

 

先輩が言った言葉にドキッとして、一瞬箸を持つ手が止まる。

 

「みんなと、よくここに来たな……」

「………うん…」

 

あの日も、ここに来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『セリカ居るかー!』

 

『あの〜☆6人なんですけど〜!』

 

『は?な、なんでタツヤ先輩とノノミ先輩が!?』

 

『あはは……セリカちゃん、お疲れ……』

 

『お疲れ』

 

『み、みんなも……、どうしてここを……!?』

 

『うへ〜、やっぱここだと思った』

 

『ここのラーメンうめぇもんなぁ……わかる』

 

『“どうも”』

 

『せ、先生まで……やっぱストーカー!?』

 

『教職者が生徒にストーカー……事案じゃね?』

 

『タツヤ先輩……しーっです』

 

『うへ、先生は悪くないよー。セリカちゃんのバイト先といえば、やっぱここしかないじゃん?だから来てみたの』

 

『ハハッ……まぁ、必要とはいえこのアホ毛にバイト先なんて教えちゃったからなー。ま、冷やかしできたつもりはねぇから安心しろ』

 

『ホシノ先輩か……っ!!ううっ……!』

 

『アビドスの生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそれ位にしておいて、注文受けてくれな』

 

『あ、うう……、はい、大将。それでは……広い席にご案内します……こちらへどうぞ』

 

『セリカー、笑顔が硬いぞースマイルスマイル!』

 

『くっ……めちゃくちゃ野次を飛ばしてるわね…!お席にご案内しますっ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「懐かしいね……」

 

ラーメンを啜りながら思い出す。

…このラーメン意外と美味しい。

 

「あの時はオレと先公がどっちの隣に座るかで揉めたな……」

 

私の隣かノノミの隣かで、先生と先輩が後ろで内緒話していたっけ。

 

「……今思えば、どうして私の隣に座ったの……?」

 

どんな内容を喋って先輩は私の隣に座ったのかついでに聞く。

 

「あー、ノノミの隣に座るとガキ扱いされそうだったからから…?」

 

……へぇー?

 

「………ふーん?」

 

思ったより低い声が出た。

 

「あれ、なんか怒ってらっしゃる?」

 

先輩があたふたし始めた。

もう小さい体じゃないのに、何だか小さな子供みたい。

それはそれとして、私は別に怒ってない。

 

「別に……?」

 

ただ、ちょっと気に食わないだけで……。

 

「怒ってんなぁ……」

「怒ってない」

「怒ってるじゃねぇか」

「怒ってない」

「やっぱキレてんじゃん」

「怒ってない」

「怒ってないのbotかお前は」

「怒ってない」

「へいへい、わーったよ怒ってないのね、さーせんしたぁ」

 

先輩が戯けたように両手をやれやれと振る。

 

でもなんで先輩が謝ったんだろう。

 

「ん、先輩が謝る必要はない。だって私は怒ってないから」

 

「くそめんどくせぇ女だなぁオイ」

 

「何か言った?」

「いえ何も?」

 

自然と目が合い、そしてからからと笑う。

 

「……やっと笑った」

「?…何か言った?」

「麺伸びっからはよお食べって言ったんだよ」

「ん」

 

先輩の作ったラーメンをまた食べ始める。

先輩の作ったラーメンは、柴関ラーメンには劣るけど、それでも心温まる味で、美味しかった。

 

 

 

 

 

「ごちそうさま」

「どういたしまして」

 

手を合わせて挨拶。

先輩がニコリと笑う。

 

「食べてよかったろ?」

「うん……」

 

「…………」

「…………」

 

沈黙が流れる。

わかっている。

この時間が終われば、また私はキヴォトスを滅ぼすために動き出す。

 

「………行こう先輩」

「…………シロコ、もし辛くなったら、ちゃんと言うんだぞ」

 

 

先輩は優しいから。

きっと私の味方で居てくれるんだろう。

 

「それじゃあ、先輩……ちょっとこっちに来て…?」

 

「あいよ、っと…どうした急に抱きついてきやがって」

 

ギュッと先輩を正面から抱きしめる。

一定のリズムで鳴る鼓動が、先輩は生きていると知らせてくれる。

 

私が奪った生命の象徴は、こんなにキレイなものなのだと思い知らされる。

 

ポンポンと背中を叩かれる。

 

「……甘えたい時は甘えろ、泣きたい時は泣け。オレはお前の先輩だからな。それくらい許容範囲だ」

 

先輩の声が優しく私の鼓膜を揺さぶった。

……どうして、先輩は…タツヤ先輩はそんな、私が欲してる言葉をサラッと言っちゃうんだろう。

 

「ごめん…ごめんなさい…先輩」

 

「おうおう、泣け泣け。泣いて全部出しちまえ」

 

 

先輩のゴツゴツした手が私の頭を撫でる。

………涙は枯れたと思ってたのになぁ。

 

 

久方ぶりに、人の温もりの中で泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もういいのか?」

 

「うん。ありがとう先輩。でも、もう大丈夫だから」

 

「………そっか」

 

「ねぇ、先輩」

 

「ん?」

 

「もし全部、全部終わったらさ…」

 

「……………」

 

「一緒に暮らそうよ…」

 

「………………」

 

「誰も居ないところで、静かに暮らそう」

 

「………シロコ。オレは……俺は…っ」

 

「……なに?」

 

「…………っ……マセた冗談抜かしてんじゃねぇよ。ほら、行くんだろ?」

 

「………………ねぇ先輩、約束してよ」

 

「…………………………」

 

「…………返事は、もう少し待ってあげるね」

 

「……………………………………………………」

 

「じゃあ、行こう。次はD.U.地区だ」

 

「……おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「言えるわけねぇだろ……ずっと傍には、居られねぇなんて……!!」




歴舟タツヤ(反転)
■■化の影響で大きくなっている。耐久力は全く変わらず、実は新たな異能の獲得に成功している。直接的な戦闘力は未知数。病弱は継続。
シロコとの関係は少し歪だ。



小鳥遊ホシノ
この世界線では故人。砂漠で■■化し、その結果シロコとタツヤによってヘイローを破壊された。最後まで過去に囚われ続けた悲しき女。


砂狼シロコ(反転)
■■化の影響でかなり成長。この世界線では先生の目覚めがかなり遅れたため、あらゆる死を振りまいている。……色々な経験を積んたが、その反面精神的な面の脆さが際立つ。
タツヤへ想いを寄せるが、それが純粋な愛なのかは誰にもわからない。

十六夜ノノミ
自身の実家に連れ戻された後、対策委員会の訃報を聞いて精神崩壊の末に自ら命を絶った()()()。故人。


奥空アヤネ
ホシノの■■化との戦闘で重傷を負い、自身が生きていることによって、治療費などでアビドスの借金が返せなくなることを危惧し、自ら生命維持装置を外した。故人。

黒見セリカ
行方不明。何も言わず、何も残せず人知れず消えてしまった。彼女が昔誘拐された時に危惧していた状況そのもの。
生死不明だが、生存は絶望的だ。

先生
嚮導者。
偽りの先生になるまで後少し。



Newプロフィール
名前 タツヤ
フルネーム 歴舟タツヤ
レアリティ ☆5
役割 STRIKER
ポジション FRONT
クラス サポート
武器種 ――
攻撃タイプ 神秘
防御タイプ 神秘
学園 アビドス高等学校?年生
部活 アビドス風紀委員会 兼 生徒会
年齢 ??歳
身長 170cm?
趣味 戦闘、ゲーム

EXスキル
「イシェド」

ノーマルスキル
「審判の書」


パッシブスキル
「オレの罪」

サブスキル
「SAVE&LOAD」


「タツヤの性格の変化(推定)」

1年生
傲岸不遜で上から目線、現実主義者(リアリスト)で一応の正義感は融通の利かなさを生み出した。会話もつっけんどんで、無愛想、短気、相手を煽ったり貶したりする発言が多かった。根はいい奴。会話の節々で下ネタを言うことがあった。(ホシノ→まな板、ユメ先輩→パイ先など)

2年生
後輩を持った事で徐々に心境に変化が現れる。先輩とはどうあるべきか…という事を考えた末に、ユメ先輩のおちゃらけたバカさを演じるようになる。笑顔が増えて、場を盛り上げようとする、居心地のいい空間を作ろうと性格を変え始める。

3年生
おふざけキャラを定着させて、ムードメーカー的存在に。
ただ、あくまでも演じているだけなので、彼の性格とは真逆である。

■■化
最後に残った後輩だけでも守り抜くと誓い、今まであまり表に出さなかった優しさというものを度々出す。
自身の()()を認識したことで、迷いが消えた……かもしれない。









今回の回で通称プレ先世界線は終わりです。
ホシノの曇らせが次回から始まります。(予定)


最後に。

















































彼の青年は、絶対に救われることはない、BADENDの主人公だ。

曇らせのない、いわゆる日常回的なものを挟んでも良い?

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