~二級解説士ゴードンの著書~   作:みけさんわーきゃっと

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ゴブリンの生態

 

 

 

 

 

 

 

 

      もっとも人を殺している怪物はドラゴンでもヴァンパイアでもない。ただのゴブリンさ。

 

      

 

      

 

      

 

      

 

                   熟練の冒険者 エッダ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴブリン。

 

 魔物の中ではもっともポピュラーで、村で20年も生きていれば一度は見たことのある人がほとんどだろう。

 

 基本的に素の個体は戦闘力は低く、剣を帯び全身鎧を身に着けているならば素人ですら撃退が(素人が全身鎧を着ることがあるかは知らないが)可能と思われる。

 

 体躯は小柄で猫背気味のためさらに小さく見える。不潔で独特の臭気があるためゴブリンの巣はわかりやすい。

 

 棍棒、あるいはナイフ、小剣、小盾などで武装していることもあり、不潔な性質上刃物によるけがはしっかり治療しないと重篤な結果になることも多い。

 

 

 

 

 

 繁殖速度はすさまじく、3か月に1回ぐらいのペースで4~6体が生まれ、半年ぐらいで成体になるためひっきりなしに討伐依頼が出回っている。

 

 ただし、食料が足りない場合は仲間内で殺し合いなどをして大体適正な範囲に落ち着く。

 

 その後食料を探しにうろつくゴブリンなどに集落が発見されて被害が出るのが基本パターンのようだ。

 

 

 

 洞窟や廃屋など雨風をしのげる場所に数家族単位で住んでいるのが普通のゴブリンである。

 

 おおよそ、その群れのリーダー(便宜上ゴブリンロードと呼ばれる、大抵は腕っぷしの強い個体)に従って行動する。

 

 しかし、士気は低く生来ずるがしこいため、負けそうな場合は逃亡することも多く、それらがはぐれとなって別の場所で被害を出すこともあるため、討伐時は逃がさないようにするのが鉄則である。

 

 また、魔法を使う個体(大抵は精霊魔法、まれに魔術や神聖術を使う個体もいる)も群れに1,2体ぐらいの割合で混じっていることが普通である。

 

 それらのような個体でも、駆け出しを卒業した冒険者パーティで油断さえしなければ十分に勝ててしまうのだが、村人には荷が重いであろう。

 

 

 

 さらに厄介な上位のゴブリンがいる。 

 

 特殊個体の話である。

 

 

 

 ゴブリンはまれにキングと呼ばれる上位個体が出現する。普通のゴブリンらはキングの命令には絶対に逆らわない。

 

 不利になったら逃げるゴブリンがすべて死ぬまで戦う兵隊と化すのだ。

 

 またキングの知能は人間並みと言われ、策や罠、人質なども使いこなす。

 

 そして最悪なのが生殖可能な人類のメスと交配が可能、かつそれらから生まれた個体は職ジョブ持ちといわれる精兵なのである。

 

 一度大勢力になってしまったゴブリンキングの軍団を倒すのは困難を極める。

 

 グランパス帝国の北部にあり帝国や山エルフと延々と戦争を続けているゴブリン王国などはご存知の読者も多いだろう。

 

 そこのキングがノートリアスモンスターとしていまだ討伐されていないゴブリン王「血霧のグルカン」である。

 

  

 

 グルカン以降ゴブリンキングはすべて早期に討伐され、大勢力になる前に駆除されているが……

 

 もしかすると第二のグルカンがあらわれることがあるのかもしれない。

 

 

 

 ところでこれはまだ未確認なのだがキングではない知性のあるゴブリンというものがいるらしい。

 

 確認でき次第加筆修正を行おうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      二級解説士ゴードン

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