~二級解説士ゴードンの著書~   作:みけさんわーきゃっと

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魔法使い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       お前が魔法使い? 魔法使われの間違いだろう?

 

       

 

       

 

       

 

       

 

                 ウォーロック ラルフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔法使い、正しく分類するなら魔法言語魔術士であろう。

 

 力ある言葉を媒介に、精神力と魔力でこの世界の理に干渉し、様々な現象を起こす魔法系統である。精霊魔法、神聖魔法がおおよそ一系統の魔術形態に対し、ソーサラーはさらに細かく細分化(専門系統)に分かれる。

 

 順に説明していこう。

 

 

 

 基礎魔術士/ソーサリー

 

 

 

 ソーサラーの基本であり、細分化する前はこの系統がソーサラーとしての系統であったという。

 

 各系統の魔法を少しづつ覚えていくため汎用性が特に高い、覚える魔法が多く柔軟な思考が必要とされる。

 

 余談だが魔法を習得できるだけ習得して、何を使おうか悩んで反応が遅れるものを魔法使いならぬ魔法使われと揶揄することもある。

 

 魔法使いはいつでも冷静に的確な対処をするべきである。

 

 

 

 

 

 

 

 元素魔術士/エレメンタラー

 

 

 

 火球、稲妻、爆発、光線……一般人が魔法使いに持っているわかりやすいイメージの一つである「破壊を行使する」魔術系統を主に習得していく。

 

 対象の魔法防御を弱体化するのにも長け、熟練の使い手の放つ魔法はいともたやすく死を振りまく、まさに火力である。

 

 反面攻撃呪文しかないため冒険中や探索、野営などには役に立たず、ゴーレム等ダメージ魔法の利きにくい敵が出た場合かなり立ち回りが難しくなる難しい系統でもある。

 

 彼らが一番輝くのは防衛戦である。

 

 

 

 

 

 

 

 付与魔術士/エンチャンター

 

 

 

 武器に防具に肉体に空間に。持続性のある魔法をかけて戦力を底上げ(あるいは相手の弱体)をする系統である。

 

 長期戦になればなるほど効果が出る、いぶし銀のような魔法である。味方にかける分には抵抗されないというのも安定性を増すのに一役買っている。

 

 とりあえず力や速さを上げるだけで戦士は一回り強くなるだろう。武器に魔力を帯びさせれば非力なエルフでも致命打を与えることができるだろう。

 

 反面即効性がないためエンチャントし終わった後は立ってるだけの通称置物になりがちで、よく冒険者の間では喧嘩の種になったりもする。

 

 特記事項としてソーサリーにもエンチャントはあるがすでに魔法のかかっている魔法の武器にはかけることはできない、しかしエンチャンターはさらにそれらに追加で強化することが可能である。

 

 

 

 

 

 

 

 感応魔術士/サイオニック

 

 

 

 精神に影響を与えたり、注意力を増したり、あるいは減少させたり、幻影を作り出したり、念動力で物を動かしたりする系統である。

 

 どれもこれも癖がつよく使いこなすには魔法に関する十分な知識が必要であり、またその特性からアンデッドや魔法生物などには一切効かないという性質を持つため状況次第ではエンチャンター以上の置物と化す。

 

 探索に有利な魔法が大量にあるのに遺跡や洞窟ではアンデッドや魔法生物が多いというのも歯がゆい所であろう。

 

 

 

 気絶させたり眠らせたりする系統が多いため、熟練の使い手が盗賊の技能を覚えたときに、もっとも効果を発揮するのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 死霊術士/ネクロマンサー

 

 

 

 ダメージを与えることも、呪ったり弱体化させたりもできるが、エンチャンターやエレメンタラーには遥かに及ばず、ソーサリーにすら比較すると劣る、そういった系統である。

 

 もちろん、わざとこう書いているのだが……

 

 

 

 本質は死霊術という名の通り死体や霊体、俗にいうアンデッドを作り出し使役する系統である。

 

 全魔術系統で唯一「戦争での死霊術の行使の禁止」を条約で決められており、処罰が死罪以外存在しないという厳罰で臨まれている。

 

 これはどういうことかというと死霊術士と戦争は相性が良すぎるのである。

 

 詳細は禁忌のため割愛するが、結果泥沼の消耗戦、及び国土が破壊されつくされてしまうため条約で禁止されている。

 

 

 

 冒険者としては癖のある魔法系統だが考えて使えば言うほど悪くはない。

 

 特に抵抗の余地すらなく広範囲のコントロールされているアンデッド及び、知性のないアンデッドを塵に返す「ディスペルアンデッド」はダンジョンなどで強い味方となるだろう。

 

 

 

 

 

 錬金術士/アルケミスト

 

 

 

 この系統は毛色が少し変わっている。

 

 魔力よりも器用さ、精神力よりも理解力が必要な系統であり、一種の職人でもある系統で本来数時間(あるいは数日)かかるような調合を、魔力で後押しし、一瞬で、そして本来のものより強力に反応させ、魔法的な反応を起こすものである。

 

 

 

 回復薬や増強剤などおなじみの薬品から、投擲用の爆発物、毒ガスや、魔法の矢などできることはかなりの多岐にわたる。

 

 反面、素材と道具に左右されるためスキルが上がっても実力を発揮しきれないことがあり、極めるのは難しい系統である。

 

 いくつかのものは作り置きできるその性質のため、むしろ後方支援に向いている。

 

 

 

 ちなみに蠢く水銀、燃え続ける硫黄、魂の塩で賢者の石ができるらしいが、魂の塩以外は数百年以上作成方法は不明である。

 

 ……魂の塩にしても天罰で塩の柱になったものの塩を生命の水で溶かしたものを再結晶させるというとんでもない作り方であるが。

 

  

 

 

 

 認証術士/パーミッション

 

 

 

 とにかく相手の妨害に主軸を置いた嫌われ者の系統である。

 

 腕や足を一瞬ひきつらせたり、向きを強制的に変えたり、使役精霊を送還したり、些細な事だがやられると非常にイラッとくるようなことが得意である。

 

 

 

 真骨頂は「対象の呪文を打ち消す」という魔力阻害系であるがこれは「完全に理解している魔法」に限られるものが多いため、大抵は上級魔術師になった時に二系統目以降に選ばれるのが普通の系統である。

 

 

 

 ……ただし「完全に理解している魔法」=「習得している魔法」ではない。

 

 故に賢者と呼ばれるほどの知識を持ち、実戦で何度も観察し、そして完全に理解したとき、習得していなくても魔法を打ち消すことができるのである。

 

 

 

 なお、私が冒険者時代はこの系統の使い手であったことを追記しておく。

 

 

 

 

 

 

 

     二級解説士 ゴードン

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