もこたん♂に転生した一般人が推しと仲良くしようとしたらなんか周りがヤバくなってた 作:シェリーザ
少々悩みながら書いたので「違う違う、そうじゃ、そうじゃな〜い〜」と言う方はブラウザバックを。
おはようございます、こんにちは、こんばんは。藤原妹紅♂です。あの宴会の日からかなり長い年月が過ぎた。その間に異変やら何やら、色々あったが一番悲惨と言えたのが霊夢や魔理沙、咲夜の人間の自機筆頭が寿命で旅立って行った事だった。俺は送り火として空に全員分の炎鳥を飛ばして追悼の意を表した。悲しみに暮れる間もなく、博麗の巫女は入れ替わったり、風祝の巫女も継がれたりと、要所要所で暫く忙しかった。あとぬいぐるみ作りで手伝ってもらってたドレミー経由で菫子の様子を見に行ったが…やはり思った通りであった。そして俺は…
「霖之助、大丈夫か?」
「…父さん。僕は…」
「…お前はお前のすべき事をやっただけさ」
中々立ち直れなかった方々のメンタルケアを行なっている。とりあえず数日間は各勢力を回り続けていた。特に霊夢を大切にしていた紫さんは表面上は立て直してた様に見えていたのだが、裏ではどうやら辛かったらしく、隠岐奈から依頼されて奮闘した。なんとか改めて立ち直った紫さんに博麗の巫女を見てほしいと頼まれたりして、とにかく大変だった。
「ふぅ…とりあえずメンタルケアは大丈夫そうだな…」
「お疲れ、父さん」
「慧音か、どうした?」
「ちょっと、ね…父さんが各勢力を回り続けているから大丈夫なのかを聞きたくて」
優しい子に育ってくれたなあ…俺は嬉しいよ。とりあえず心配無用というのだけは伝えなければ。俺は今だけは、挫けるわけにはいかないから。せめてこの世界で俺が知ってる皆がいなくなるまでは生きてなくちゃならない。
「俺は心配ないさ、慧音は慧音のやりたいことをしていきな。自分の悔いがない様に生きろ」
「…そうだな、ありがとう父さん」
と去っていく慧音。…俺はここのところ数十年間、霊夢のおかげで築かれていた人妖の共存を続けるために程よい強さの妖怪達を残して、人里の人間が妖怪への恐怖を絶えさせない様にしていた。聞こえは悪いが選別を真剣に行なったことよって、人間や妖怪にとっても色々と都合が良くなったりしていたらしい。
「…稗田家の者もかなり代替わりしているし、小鈴も寿命で亡くなってここでの知人も慧音だけ…か。…覚悟はしていたがかなりきついな…」
魔法の森とかも訪れたりしたが、魔理沙が店主の全く売れない店、霧雨魔法商店が寂れ切っていたのでアリス達と掃除したり、霊夢達の墓参り等も行ったりして兎に角俺は今までにないぐらい幻想郷内を駆け回っていた。これで終わり…とは思いたかったがそう言うわけがない。もう前世の記憶が薄れてきて数十年して忘れていたが、ここは東方の世界。美しさと残酷さが同居する世界が不死の俺に見せる悪夢はまだ始まったばかりであった。
〜〜〜〜〜
数百年後、半人の慧音と霖之助が旅立って行った。あと妖夢は半人部分が完全に死に、幽霊へなったとか。あの時同様送り火をしたが霊夢達の時より悲しみが大きかった。やはり慧音と霖之助の肉親だからだろうか、霊夢達の時は流せなかった涙が出てきた。あの時の俺は薄情だと、思っていたが今になってその薄情さが更に強調される。そのことが更に俺を苦しめた。
「…慧音…霖之助…お前達の時は泣けたよ…けど紫さんには本当に申し訳ない…あの時泣けなくて…!」
申し訳なさや罪悪感が兎に角俺を渦巻いていた。他は聞いた話、人里の団子屋二店舗がいつの間にか畳まれていり、鈴奈庵が店仕舞いしたり、人里の情勢も変化しており俺の居場所も減っていった。妖怪の山も新米妖怪達が増えたことから俺が侵入者として戦闘することは多々あったし、守矢神社も少しずつ寂れてきている。命蓮寺やしんれいひ博麗神社との二社にかなりの額の賽銭を入れ続けているが恐らく時間の問題…なのだろう。博麗の巫女の効力は霊夢の時代よりも少しずつ衰えている。妖怪の活性化が頻繁に起きる為四六時中起きてるようなものであった。
「…次は魔法の森の…香霖堂付近に沸いてる妖怪達を…」
「妹紅!一度でもいいから休んでよ!」
雷鼓…確かに休みたい…けど今だけは…今だけは、挫ける訳には…!この騒動が治るまでは…!
「もこたんの心が保たないわよ!?」
「それ…でも…決めたから…此処の果てを見る…って…うぐっ!?」バタッ
「もこたん!?永琳お願い!」
「わかりました姫様!」
…その後永琳から俺は過労で倒れたと言い渡され、暫く休むことになった。永遠亭でお世話になってた時は色々な人達が来てくれて心配してくれていた。こっそり分身に戦わせてたが霊力の乱れか…?それを感じた幽香達に強制的に止めさせられた時はガチでビビった。だって笑顔で俺の手握りつぶしにかかってたからね?うん、怖い。
「…少し余裕が出来たな…今までのことを顧みてみるか…」
原作通りに起きた異変と、その後の未知の異変。これらについて問題ないが、どうして俺は此処まで幻想郷の為に動き続けてたのだろうか…強く意識していたわけではないが、何故かやらなければならないと、いつからか思う様になっていた。…本当になんで思うようになっていたか不明だが…意識を誘導するキャラでもいたのか?…近い事をできるとすればさとりだが…さとりはそんな素振りを見せたこともない。そう考えていると病室に突然隙間が開き、紫さんが出てきた。
「…妹紅さん」
「紫さん?どうしたんですか?」
「…今までごめんなさい、貴方がこんなに苦しんでいたと言うのに…私は…」
…唐突に謝られたので面食らったが、正直コレは自業自得ではあると思う。誰にも頼まれていないのに勝手に俺が動き回ってただけに等しいし…兎も角冷静に、クールになるんだ俺…
「紫さんは悪くないですよ、俺が勝手に色々やってただけですから。とりあえず頭をあげてください」
「…わかったわ」
顔に申し訳なさが見えたのでおそらく本気で思っていたのだろう…俺は構わんと言うのに…隙間に潜って消える紫さん。…これからどうしようかな…博麗の巫女の面倒を見る様に頼まれてるけど誰か見てくれてるかな…数百年前、霊夢達がいた頃が懐かしい…もう前世の記憶は全く憶えていない、せめて…この世界の記憶は消えない様にしないとな…
〜〜〜〜〜
あれからもう何年経ったかわからない、守矢勢力は信仰がなくなったからかいつの間にか存在を消えており、他勢力についても同様…とまではいかないがそれでも、繁盛…だろうか、そう言える状況ではない。あの時からも色々と動いてる俺だが、情勢はかなり変化している。人里は完全に妖怪禁止と言う様になっており、博麗神社も妖怪神社として恐れられており色々と惨事になってる。現在は俺の荒屋で今集まれる人だけで集まって話をしている。
「…俺もそろそろ隠居時か…?」
「まあ、私も前に入るのダメって言われたし。そうしようかな」
「付喪神には寿命はないの?」
「媒体となってるドラムをもこたんが手入れしてくるから心配ないわ!」
「そうなんだウサ」
…尚集まっている勢力は永遠亭全員、付喪神組、幽香とメディスン、白蓮と神子、地底、畜生界組や後戸組と集まりすぎて何が何だかわからんが…まあとりあえず凄いことになっている。紅魔館組は現在就寝中。白玉楼組は、今は忙しいらしく来れないそうだ。…正直嬉しいのは黙っておこう。妖怪の山については文は消去法で上層部になって辛い状況なんだとか。いいザマだ。
「今は私たち命蓮寺も厳しい状況で…」
「我々神霊廟もそうだな」
「今の人里が妖怪をよく思っていないからな」
「なら畜生界はどうだ!?」
「面倒だから却下で」
正直言って勢力争いはもっと面倒だしな…とは言えこうやって知り合いが集まってくれたのは嬉しい。慧音や霖之助達がいなくなった後も何人かいなくなったりしたが…あの時よりもこう言う機会が増えたからかなり落ち着けている。あと何年、これが出来るのだろうか…いつまでも続いて欲しいが…
〜〜〜〜〜
「…ダメだった…か…俺の覚悟は生ぬるかった…」
…結局俺の望みは通らず、各勢力も寿命やら、存在を保てなくなったやら、別世界を見に行く等でだんだんと消えていってしまい最終的には俺と輝夜と永琳、それと俺が霖之助から死ぬ前にもらった分と、無縁塚から回収し続けて溜まりに溜まった緋緋色金を使って、媒体となってる道具を強化し切って朽ちる事がなくなったから雷鼓。そして何故か思い出せた、前世考察では時間とか操れるのでは?と言われてた紫さんだけになってしまった。幻想郷は嘗ての栄光はなく今は妖怪と人間のぶつかり合いが起き続けている。それでだが…永琳は俺に、
「私達は今まで月の者達から逃げていましたが…密室とも言うる幻想郷がもうこのザマです。月の者達に見つかるのも時間の問題です、姫様は恐らく解剖などされるかもしれません。私が姫様の代わりに月へ行きます、なので貴方に姫様を任せます。では…」
と言って俺が思考停止している間に永琳は姿を消してしまっていたので4人しか残らなかった。…一名冬眠が必要なので実質3名だが。とりあえず幻想郷にいてもこのままではまずいとなり、俺達は外の世界へ行くことになった。それで博麗神社跡地にて…
「…もう残りは3人…俺もすっかりこの世界に染まったな…」
目を瞑って覚えている限りのことを思い出す。…いつかの時代かは忘れたが一回死んで、気づけば男性の妹紅として転生。色々あって死んでは生き返りを繰り返し、幻想郷へと辿り着き。一回の異変を除いて色々見守ってたり、自分の好きな様にしたり(それしかしてない)。今は非常に辛い状況だが…あの時の…蓬莱の薬を飲んだことは間違いだとは思ってない。それのおかげで俺は…
「蓬莱の薬のおかげで…俺は雷鼓達に会えたからな…」
そして目を開くとそこは…真っ白な空間。何処だここは!?俺は誰だ!!…俺は俺だ(某焼け野原ひろし)。そして目の前におじいちゃんが…俺はおじいちゃん子だったな…
「お主を急に転生させてすまなかった、それでもう一度頼まれて欲しい事がある」
しゃ、シャベッタアアアア!!?…巫山戯るのは一度置いておこう。
「ああ、聞かせてくれ」
「助かるのぉ…お主に俗に言う転生者掲示板という物に参加して欲しい」
…転生者掲示板?…前世の記憶が全くないから何かは思い出せんが…俺のような人達がいるってことだろうな。…なら、その人達の助けになるってのも今の俺の暇つぶしに最適じゃないか。
「ああ、良いぜ」
「感謝するぞ。それでだが…お主の世界はそろそろ崩れる、そこでお主には今いる者たちと共に別世界へ行かぬか?」
…面食らいしか出来ねえ。突然そんなこと言われたら誰だって驚きで声出ねえよ。ま、まあ…悪い話ではないし、引き受けるか。
「ああ、良いんだが…なんの世界だ?」
「ん?今から決めるぞ?」
「…ええ?」
〜〜〜〜〜
「…違う」
「多分この近くにいると思うけど…」
「駄目ね、見つからないわ…」
その頃博麗神社の跡地にて3人は妹紅♂を探していた。しかし妹紅は見つからず、全員が暗い顔をしていた…しかし直ぐに明るくなる。
「すまん、ちょいと遅れた」
「もこたん!何処行ってたの!」
「ある人と話しててな、どうやら俺達を別世界へ移動させてくれるらしい」
「本当!?」
「…その人は信じられますの?」
「ああ、信じれる。信じれなかったらすぐさま燃やしている」
彼から焦げた匂い等を感じれなかったことから恐らく燃やしてないのだろう。3人は少し怪しみはしたがその時はその時と、信じることにした。そして…
「うっし、扉が開いな」
「…この先は未知の気配がしますわね」
「でも、妹紅がいるなら怖くないわ!」
「そうね、もこたんがいるなら私もついて行くわ」
「(まあどうなるか知らんが)…とにかく、平和の世が在らんことを」
…さてと、これからは俺達4人の異界旅が始まる。正直予想は全然してなかったが…まあとりあえず言ってみたいセリフを一つ。
「俺達の旅は此処からだ!」
「もこたんとの新婚旅行と行きましょう!」
「「ええ!」」
………ゑ゛?
新作は予定通り掲示板形式で書く予定です。この世界線のもこたん♂を出します。どの世界に行くは…新作でのお楽しみです。まあENDはENDなので…本編自体は完結です。皆様、この作品を読んでいただきありがとうございました。
エンドルートの分岐は必要?(例:雷鼓ENDや孤独ENDなど)
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必要
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不要
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だから作者はアホなのだ(どっちでもいい)