もこたん♂に転生した一般人が推しと仲良くしようとしたらなんか周りがヤバくなってた 作:シェリーザ
もこたん♂「これ何が理由で病んだ設定だ…?」
何でしょうかね?(もこたん♂は推しの都合に加え、色々と貧乏人気質なので道具を大切にすることと、雷鼓が付喪神である事がヒント)
どうも皆さんこんにちは、藤原妹紅♂です。さあ俺の決意表明をした宴会の後日談なんですけど…最近ちょっと、俺の身の回りがおかしい…具体的に言うと、毎日荒屋にいるとなんかネットリと俺の身体にのしかかってくるリズムの太鼓の音がよく響いて聞こえるのだ。他にも出かけてると突如として気分が高揚するようなリズムの太鼓の音が流れて来たり、何かを囁くような静かなリズムの太鼓の音が静かに聞こえて来たりと、とにかく色んな太鼓の音が聞こえてくる。とりあえずでこれらについて霖之助達に相談すると、
「ふむ…父さんが何かに喧嘩でも売ったんじゃないかな?」
「騒霊に取り憑かれてるんじゃないの?」
「わ、私は結末が読めたから遠慮しておくぜ…あと純粋に巻き込まれたくないんだぜ…」
「申し訳ありません、私では力になれなさそうです…」
「え、えっと…ノーコメントで…」
「す、すみません…私には何も出来ません…」
「うーん…すみません、私ではわかりかねますね…」
上から霖之助、霊夢、魔理沙、咲夜、妖夢、鈴仙、早苗である。…何故輝夜達に聞かなかったとかについては、俺の勘が囁いていた。絶対に聞いてならぬ…と。その勘に従ってこうして自機組と霖之助に聞いたわけなのだが…うん、ダメですた。
「はあ…色々大変だよ…」
「お?お前はあの賢者の従者ではないか!」
俺がそんな感じで人里の茶屋で悩んでたら声を掛けられた。なので前方を見たわけだが…有頂天天人がいた。お前何しに地上に来たんだ。まあとりあえず八つ当たりしてやるか。
「確かお前は…前に博麗神社を潰した天人か。…あと俺は紫さんの従者ではないがな」
「ほう?前に私を殺しに来た賢者がお前を呼び寄せたから、てっきり従者だと思ったんだがな。呼ばれた後、呑気に衣玖との談笑に花を咲かせてたから少々イラッときたが」
「勝手にキレてろ、手ェ出すなら容赦なく燃やすがな。それで、お前は何しに地上に来た?」
「ふん、貴様には関係ない!私はこの地上の偵察に来たのだよ!」
思いっきりバラしてるやんけ…やはりこいつも⑨だ…まあええや、目的は理解した。俺に危害を加えるつもりはあまりない模様。ならあんま気を張り詰めなくて良いな、地味に助かる…
「…まあいい。…そうだ、あんたの器の広さを信じて相談があるんだが良いか?」
「お、この私の器の広さを知っているとはな!良いだろう、存分にお前の話を聞いてやろうではないか!」
流石天子様!その心の広さに痺れる、憧れるゥ〜!!(棒読み)と言うわけでこの話を天子に話した。そして帰ってきた返事とは…!!
「…なるほどな、結論から言おう…お前は狙われてる!」
「狙われてる…だと?」
「ああ、お前の精神にダメージを与えてきているのだろう?なら、その者はお前が死なないことを知ってる上で、その手でお前を精神的に殺そうとししているのだ!!」
成程、確かにその説なら信憑性はある。俺は死ぬことが許されない永遠の罪人、蓬莱人だからな。物理的に死ぬことはできなくても廃人になる事は容易い。…だが問題は…
「何故そんなことをするのか、何者かがそうしてるのか、だ」
「それについてだが…すまん、私もわからん」
と頭を下げる天子。…なんだかんだ言ってこいつも義理とかある程度の賢さはあるんだな。まあそうだな…
「…まあ良いさ、アンタに相談して良かったと俺は思う。ここまで頼りになるとは思ってなかったけど…また今度何か礼をさせてくれ」
「お?そうかそうか!それなら…確かお前は多芸なんだとな?ならコレの調整を頼む!」
と差し出されたのは待機状態らしき黒い柄らしきもの。んー?ナニコレ?…あ、そうだそうだ思い出した。確かコレ緋想の剣だと思うのね。…なんで天界の秘宝をただの一般人に預けようとしてんのこの娘!?
「い、良いのか?こんな一般人に調整などさせて…」
「お前の噂は天界にも届いている、お前なら安心して任せれるからな!「ソウリョウムスメサマー!!」おっと、追手が来てしまったか。それではさらばッ!」
と言って要石に乗って天空へと姿を消す天子。…あれ?あいつ意外とキーマンだったりする…?…まあ、ええか。折角任されたんだしな…
「…なら、その期待を裏切らないようにするか」
さて、荒屋に帰るか…
〜〜〜〜〜
「ただいま〜」
さて、少し暗くなってきたな…蝋燭に火をつけて…
「ばあ!」
「っ!?…なんだ、雷鼓か」
「えへへ〜びっくりした?」
滅茶苦茶吃驚したよ、俺の心臓はボドボドダ!!………ちょっと怖いが、雷鼓にもこの事を聞いてみるか…なんで怖いかって言うのは…原因の太鼓の音と言えば、犯人が雷鼓しか思い浮かばないのだ。断定したくないが、念のために聞かせてもらおう…
「なあ雷鼓、ちょっと聞いて良いか?」
「ん?なーにーもこたん?」
「…最近俺が家にいる時、身にまとわりつくような太鼓の音がよく聞こえてくるんだが…何か知らないか?」
「………」
「…?どうした雷鼓、調子が悪いのか?」
「え!?う、ううん私は大丈夫よ!それより太鼓の音、ねえ…私以外の太鼓の付喪神の子がいたりするのかな?」
…そういや雷鼓の能力は何でもリズムに乗せる程度の能力だったな。…まさかとは思うが…いや、雷鼓を疑うのは良くないな、彼女はそんなことをしないはずだ…
「…体調が悪いなら、無理はするなよ?」
「う、うん!勿論だよ!あ、私用事ができたから帰るわね!バイバーイ!」
…雷鼓を疑うような真似はしたくないが…やはり太鼓といえば雷鼓以外思いつかないんだよな…一応候補にリリカもいるものも、彼女は鍵盤楽器が1番得意なだけで打楽器は雷鼓とコラボライブして以降はあまり触れてないらしいし、彼女はリズムまでは調整できないからな…謎は深まるばかりだ…
「…とりあえず考えても思いつかんな…ってかいつの間にかめっちゃくちゃ暗いな…そろそろ寝るか」
一先ず考えるのは一回やめて、飯を食ってその他諸々家事をしておいて布団に潜り込む。…そう言えば最近は寝付けも良くなかったな…いや、流石にそこまでやられたら俺もう参るよ…せめて起きてる間とかにしてくれ…
〜〜〜〜〜
「ふわぁ…もう朝か『カシャン!』…カシャン?…っ!?鎖だと…それに目も塞がれて…」
起きて身体を伸ばそうとしたら何故か目を塞がれ、感覚的に手足が鎖で繋がれていた…多分知らない部屋だな、音の反響的に大体六畳くらいか。それよりも抜けれないな…こうなったら一回自爆して…
「あ、強引に抜けようとしたらダメよもこたん!その子達も付喪神だから、燃やしてあげないでね!」
!?付喪神だと…!?落ち着いてみれば、確かに腕と足から鎖の震えを感じる…多分怖がってるんだな、ごめんな怖がらせて…くそっ、変に動けない…それにこの声…何故、なんで…!
「付喪神を家族だと思ってるんだろ、なら強引に俺を縛らせる理由を理解できない!コイツらからは恐怖の震えを感じるぞ、雷鼓!!」
「別にその子達を脅してはないわ、もこたん。この子達は私に協力してくれてるの」
何処にいるんだ雷鼓… !いやそれよりもまずは
「協力…?これの何処が「んっ!」っ!?」
まさかコレは…雷鼓のキス…!?俺としてはめちゃくちゃ嬉しいけどそうじゃない、何で今なんだ!?それに何かを飲み込んでしまった…っていうかキスする時間が長い!
「ん…ぷはぁ!…ねえもこたん、さっき
「…そうだが?普通に心を読まないでくれ」
コレについては根っからの本心である。ただどういいう事だよ…雷鼓が同胞を危険に晒してでも俺を監禁するなんて…理解できないにも程がありすぎる。
「…それが羨ましいの、私」
「なん…だと?」
羨ま…しい?…そうか、雷鼓も付喪神だったな…それじゃあまさか…!?
「私は貴方の事が好きだったの、会ってライブをしてからね。貴方の優しさとか、愛情は、付喪神である私にとってはとても嬉しかったの。…けどその優しさを貴方はいつも誰に対しても与えた。それがたとえ朽ち果てて付喪神になれなかった道具であっても…それでね、私は羨ましくなったんだ。貴方に使ってもらえる刀が、髪飾りが、札が、服が、楽器が。貴方が使うすべての道具、そして…貴方がいつも楽しそうに話し合ってる人達が妬ましく、羨ましく、許せなくなったの。もこたんの愛情は、優しさは、全ては私のものだ…ってね」
…成程、全て理解した。だとしたら…何処で俺と雷鼓は道を違えた…!?俺は確かに雷鼓と仲良く過ごせたら良かった、でもそれだけじゃダメだったって言うのか…!?俺はどうすれば良かった、雷鼓だけを見れば良かったのか?それとも雷鼓以外を見れば良かったのか?…と、兎も角雷鼓を止め…!?
「身体が…言う事を聞かない…!?それになんか熱く…」
「んとね、さっきキスのついでにもこたんに飲ませたのは…永遠亭の医者に頼んで作ってもらった超強力な媚薬みたいなものなの。この薬だけど効果が強い代わりに特定の種族には効かないらしくてね、それが付喪神らしいの。この意味がわかる、もこたん?」
…永琳は何つーご都合主義なもの作ってんだよ…不味い、意識が朦朧とし始めた…!雷鼓が何をするつもりなのかだけは聞いておかねえと…!
「…一体、俺を、どうするつもりだ…!?」
「もこたんをどうするつもりかって?…そんなの決まってるじゃない、貴方の全てを私がもらうのよ。貴方の手も、顔も、身体も、脚も、目も、それだけじゃなくて愛も、感情も、絆も、貴方の魂も…全部私がもらって、愛してあげる。だから…貴方も私の全てをもらって、愛して欲しいの。私の何処を叩けば美しい音色を奏でるかとか、私の愛とか、私の想いを全て知って欲しいの。…だから…貴方を私のリズムに乗せてあげる」
ぐっ、もうダメだ…せめて雷鼓の顔だけでも…よし、取れ………どうして、どうしてそこまで…君の目は濁ってるんだよ…いつもの…美しいルビーレッドの瞳を…見せ…て…
〜〜〜〜〜
『現在、旅に出ております』
「まだ帰ってきてないのね、もこたん…」
どうもみなさん、私は蓬莱山輝夜。私は前にもこたんから私の着物を作ってもらう約束をしてたのだけれど…何の連絡も来ないから数ヶ月前に行ってみればさっきの看板が立っていたのよ。その後も何度か彼の家に行ってみたけど、変わらずこの看板がずっと立てられてて…それでも諦めず今日も見に来たわけなのだけど…やっぱりまだ帰ってきてないようね。
「む、輝夜か。貴女も父さんの様子を見に?」
「ええそうよ、そう言う貴女ももこたんの様子を見にきたのでしょ?」
「そうだな、…一つ聞かせてもらうが、父さんを幽閉したりしていないよな?」
…何を言い出すと思えば、そんなことね。ふふっ、馬鹿ねぇ…私も一度考えたけど、そんな事したってもこたんを魅了出来るわけないじゃない。だからそんな事してないわよ。と言う事で、弁明していこうかしら。
「そんな事をしたって、もこたんは私に振り向いてくれないわ。それを理解してるのは貴女もそうでしょう?」
「…そうだな、父さんはそんな事をしても振り向いたりしないな。…ところでだが、最近あの付喪神を見ていないか?」
ん?付喪神?付喪神といえば…ああ、あのドラムの付喪神ね。もこたんが気に入っている子だけど…確かにそう言われてみれば、あまり見かけていないわね。
「…私も最近見てないわね」
「…少し怪しいと思っているのが、その付喪神を見かけなくなった時期と父さんが旅に出た時期が同じと言う事なんだ」
…何ですって?…ちょっと待ちなさい、それってもしかしたら…!?
「…ねえ寺子屋の教師さん、その付喪神の家って何処かしら?」
「む?確か彼女の家は…確か魔法の森近くだな」
「…そこに行くわよ、貴女も付いて来なさい」
「な!?ちょっと待て!」
〜〜〜〜〜
「輝夜、確かに私も怪しんでいるが流石に強引すぎる!せめてもう少し調査してからでも…」
「臆病者はついてこなくていい、私1人だけになってでも行くわ」
…もし私の仮説が正しかったら、彼女は…あいつは…!ん?何か音が…!?何よこの音…身体が竦む…!?そういえば近頃永遠亭の患者から、森付近から謎の音が聞こえて来て、その音を聞くと身体が竦むって言ってたわね…じゃあ決まりよ。
「…何だ、この背筋が凍るリズムは…!?」
「…でもコレで確信が持てたわ、行くわよ教師さん」
「何!?…もう仕方ない、ちょっと見るだけだぞ!?」
扉を強引に開けたけど、普通の部屋ね。めぼしいものは何も…いや、ちょっと空間がおかしいわね…そこを暴いてあげるわ。私の永遠と須臾を操る能力で…!
「!?何だこの階段は…!?」
「…行きましょう、今行かないと後悔する気がするわ」
…お願いだからもこたん、無事でいてて…!この階段長いわね、って扉にようやく着いた…って開いて…!?
「…何よ、コレ…!?」
「コレは一体…!?」
そこで私達が目にしたのは…あの付喪神が恍惚とした表情をし、光が灯ってない目で自分の膨らんだ腹を優しく摩っていて…何やらボソボソ呟いていたようだが、何も聞こえないので一度無視。問題の私達が追い求めたもこたんは…普段は女性にも負けない綺麗な髪が伸び部屋の床につきボサボサになっており、服も皺だらけに加えてボロボロ、いつもの細いけど逞しい身体は痩せ細っており、椅子に座らされて鎖に縛られていた状態で項垂れていた。それで私達が来たことに気づいたか、その顔を上げてくれる…けど、普段よりもずっと窶れていて、いつもの力強さがない…
「あぁ…輝夜と…慧音か…」
「もこたん!?何があったの、教えてよ!?」
「父さん何があったんだ!?どうしてそこまで窶れて…!?」
「…悪いな2人共、心配させて………でも大丈夫だ、俺と雷鼓は此処で2人で暮らしていくよ」
…!?どう言うことよもこたん!?突然何を言い出すのよ!?
「今の状況の何処が大丈夫なんだ!?どう見ても無事でもないだろう!?」
「…全部、俺が、悪かったんだ…雷鼓が暴走したのも、俺がちゃんと雷鼓を見てなかったから…だからこれからは雷鼓の面倒をずっと見続ける」
!…こんなの…もこたんじゃない…!!付喪神の暴走?そんなの貴方だけの責任じゃないわよ…!!もこたんがこんなのになってるのに、こいつは、この付喪神は…!!
「巫山戯るな、この小娘が!!お前が妹紅を愛してるのは知っている、なら何故こんな暴挙に及んだ!!」
「落ち着け輝夜!掴みかかるんじゃない!彼女は…」
「…って」
「聞こえないわよ!言いたいことがあるなら…」
「帰って、この泥棒猫!!貴女達に…貴女達に、もこたんは渡さない!!!」
っ!?何よ、この気迫…!?この私が押されるなんて…!?この付喪神、いつの間にそんな力を…!?それにこの目…濁り淀み切った泥沼みたいじゃない…!?正気の沙汰じゃなかった、って訳…!?
「一回手を離せ輝夜!…今の彼女には手を出すな」
「…わかってるわよ、けど…けど…!!」
「…彼女が落ち着いてから、また来よう。今は一先ず帰るぞ」
…悔しくて、悔しくて仕方ないけど…そうよね、あの教師が私を止めたのはあいつの歴史を見たからよね。…くっ、腹の子がいなかったら何千万回と殺してあげたのに…!!何の関係もない子供を巻き込めないわよ…
〜〜〜〜〜
「…あは、あはは、あははははは!凄いわ!!やっぱりもこたんはいろんな人に慕われてるわ!!それでこそ私の愛したもこたんよ!!…おっと、あんまり暴れすぎちゃ駄目よね」
「…なあ雷鼓、前の生活では不満足だったのか?…前の生活では何がダメだったんだ…?」
「んー?前の生活でも楽しかったけど…やっぱり、もこたんの愛が足りないのよ。だからこうして2人きりで…いやだ忘れてた、私達の子供と一緒に3人で…外の世界で暮らしましょう!」
「…!!まさか、輝夜達が追いつけないようにするつもりか…!?」
「うん!だって追いかけ続けられたら私達も、この子にとってもしんどいからね!幻想郷の誰もが知らない場所で…楽しく過ごしていきましょう?」
「…どうしてこうなってしまったんだ…元の…あの時の君に戻ってくれ…雷鼓…」
「私は元から私よ、もこたん。それともまだアイツらの事を考えているの?…言ったでしょ、貴方を私のリズムに乗せてあげる、って。貴方は私のリズムを共に奏でてくれるだけで良い、だから…私以外を見ないで…ネ?」
書いてて自分の心がボドボドダ!!になってた…雷鼓ってぶっちゃけこう言う束縛強い系な気がする。自分の愛する人のためなら同族を遠慮なく利用していますが、そこは恋は盲目(レベルじゃない)って事で…
エンドルートの分岐は必要?(例:雷鼓ENDや孤独ENDなど)
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必要
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不要
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だから作者はアホなのだ(どっちでもいい)