*この
今までの周回にはなかったはずだ。
今までの行動のなにかが変化を齎したのか?それはなんだ?
何かしらの乱数が設定されていて、今回偶然それを踏んだのだろうか?
それとも回数か?
面白いじゃないか…!
*醜悪に膨れ歪んだその好奇心…やはりお前は優秀なパートナーだ。
*それほど興味があるなら調べてみるがいい。
言われるがままツールを展開する。
*ぶんせきかいせき
room269
room94とroom95の間に存在するroom268を経由することで入ることができる部屋。
意を決して入ってみると、そこにあったのはただただ無彩色の空間。
そして、その中央に………‘それ’はいた。
ひび割れた骸骨に黒い服の謎の男。
手には穴が空き、不気味な微笑を浮かべている。
奇妙だ。
今までこんなキャラクターは登場しなかった。
やはり、何かが違う。
もし特別なイベントが起きているなら、それを楽しむ以外に選択肢があるだろうか?
…片っ端から調べてみたが特になにもなかった。
残るはあの男のみだ。
ケツイを固め、会話を試みる。
その瞬間、謎の男は驚愕を浮かべ、そして消失した。
あっと思った時はもう遅い。
奴は完全に虚空へ溶け跡形もなく消えた。
その後色々試してみたが特に変化は訪れず、しかたなく部屋を後にした。
そういえばもうすぐ勇者戦か。
今回は初期装備&回復禁止でプレイしているが…それでも簡単すぎて少しつまらない。
所詮ゲームなのだ。慣れればいつかは達成できてしまう。
もっと縛りを追加してみようか…
(╹◡╹)
作業を終え、体についた塵を払いながら謎の男について考える。
どうすれば出現するのだろうか?
やはり回数なのか…?
だとすると、この調子でGルートを繰り返せばいつかまた会えるかもしれない。
ワクワクする…!
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このままではいけない
私は強くそう感じた。
たった1度2度の虐殺ならばよい。
他のモンスターが
しかし。
奇妙な遭遇を果たしてしまった。
これは実に由々しき事態だ。
絶対に生き物が私と関わるなんてことはできないしありえないはずなのだ。
しかし、奴は扉の発見はおろか私に接触した。どうやってかはわからないが。
彼‘ら’は私という未知の存在を知ったことで虐殺を更に繰り返すだろう。
そうなってはたまったものではない。
今更後悔しても遅い。
とうとう私には関係ないと高を括って問題を放置したツケを払わなければならない時が来たのだ。
しかたがない。
この狂気を止めるため、これからは私も直々に動くことにする。
体を動かすなんていつぶりかわからないが…事態がここまで悪化したのは私の責任でもあるからな。
ケツイがみなぎった。