最強を目指して   作:ニカニカ

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はじめまして!
見ていただきありがとうです❗️
初めて書いたものなので、読みにくかったり間違えていたりと色々あります。
ですが、温かい目で見守ってくれるとありがたいです 



目覚め

 

 

 

 

 「カイドウ」

 それはONE PIECEという漫画に出てくる敵キャラクター。麦わらのルフィを何度も追い詰める強敵として描かれており、覇気や悪魔の実の能力といった技能が研ぎ澄まされている彼の実力は作中最高峰と言えるだろう。

そんな存在に俺は憧れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  目が覚める。

 

  聞きなれた電子音のアラームではない。目覚めた原因は周囲の騒音によるものだった。そこに疑問はあったが、これ以上眠り続けるつもりはない。

未だに眠気を訴えている身体を無理矢理起こし、騒音の発生源を確認するため閉じかけの瞼を開く。視界がぼやけ、不明瞭だった世界が徐々に本来の形を取り戻していく。

そして気づく、

 

 

 「ここは…どこだァ?」

 

 

  周囲に広がるのは見慣れた自分の部屋などでなかった。木や草などの自然で溢れながらも、どこか禍々しさを感じさせる森。元より自然好きな一面がある自分だが、あいにくとこれで喜べるほどの感性は持ち合わせていなかった。まるで瘴気を発生させているかのような森に抱く感情は、不安や恐怖などといったネガティブな感情のみである。

 鬱屈とした気分をどうにかしたくて、視線を空に向ける。空にはどんよりとした曇った天気が広がっており、少なくとも気分が上がるものではない。全くもって役に立たなかった空へ罵倒をぶつけながらも、自分に視点を戻す。

 自分が現在立っている場所は木々が存在しない空白地点となっているようだ。あの陰気さを感じる森の中にいるよりはまだ、マシなものであろう。

ふと、先程気になっていた騒音が止んでいることに気付く。理由が何であれ、気分を害していた要因が無くなったことは喜ばしいことだ。

 

  少し心に落ち着きを取り戻し、冷静な思考が戻ってきた。そこでちょっとした違和感を感じた。(今置かれている状況は違和感の塊だが、それは置いておく)

 

 

 周りのもの、なんかちっちゃくね?

 

 俺、でっかくね?

 

 確かに今まで気にする余裕はなかったが、自分の身体に変化が起こっている。

そこで、自分の身体の変化した部分を確認していく。

 

・巨人のような身長

・筋骨隆々な肉体

・ザンバランとした長髪

・ナマズのように長い髭

・左肩から手首に掛けて、魚の鱗のような赤い刺青

・左手首付近に骸骨の刺青

・鬼のような2本角

・右の腹部にある十字の刀傷

・低く、威厳を感じられる声

 

 

 これだけの要素が揃えば分かるだろう。

俺は、「カイドウ」になっていた。

何で今まで気付かなかったんだ?疑問である。

 

 

 それに気付いた時、疑問も確かにあったが、それ以上に喜びの感情が大きい。憧れの存在になれたことは素直に嬉しい。

 

  そして、1つ決めたことがある。

ここがどんな世界かは知らないが、カイドウという名に泥を塗らない生き方をすると。

 

 そうと決まったのなら、早いとこ行動を起こさなければ。まずは、この世界について調べる。そして自分の実力を把握すること。

 

 そして調査に行こうとした俺の前に、不思議な生物が現れた。

マリモのような頭にムキムキマッチョな肉体(全裸)。

そんな生き物がずっここちらを眺めてくる。キモい。

 

 

 「………」ジー

 

 これだけで分かる人もいるのではないだろうか?

「HUNTER×HUNTER」である。

しかもここは、暗黒大陸だったようだ。

  ウソダドンドンコドーン オデノカラダハボドボドダー

 

  冗談はおいといて、場所が分かった理由を話すとする。まず目の前にいる存在は、五大厄災・植物兵器ブリオン。暗黒大陸から人類が持ち帰ってしまった、人類滅亡レベルの5つの厄災である。厄災と付いている通り、この存在一つ一つが人類を滅亡させることができる、謂わば「パンドラの箱」である。

 

 

 そして、暗黒大陸とはその五大厄災に並ぶ、あるいは上回る怪物がウヨウヨと存在している場所である。ハンターハンターの世界でも、暗黒大陸に行って帰還した人間は非常に少なく、また帰還出来たとしても精神や肉体に異常を宿す人間が殆どであった。

 

 

 しかし、今回遭遇したのがブリオンだったのはある意味幸運であったかもしれない。それは、ブリオンは他の厄災と比べると比較的、危険度が低い存在だからである。

兵器ブリオンの存在理由、それは謎の遺跡を守ることである。つまり、その遺跡やブリオン本体に手を出さない限りは安全であるということだ。

 

  とまぁ、暗黒大陸や目の前の存在の危険性について述べたが、別にそれとの戦闘自体を忌避しているわけではない。だが物事には必ず順序が存在する。言い訳になってしまうかもしれないが、暗黒大陸の存在と戦闘を行うためには、念能力の取得が前提条件だと俺は思っている。

 そのためには、行動あるのみ!

ということで早速、念の練習に励んでいく。

 

 

 

  と、思ったが纏や絶、練などの基礎的な能力はすぐに習得できた。この身体スペック高いな…カイドウだし。

それに加えて、覇気や悪魔の実の能力などは問題なく使えた。

p.s

 ブリオンはいつの間にか消えていました...

 

 

  そして発についてだが、基本的なものは決まってる。まず、発は「覇気を含む全ての能力の向上」というもの。制約は「カイドウとして相応しい行動の強制」、誓約は「相応しくない行動が出た場合、全能力の半減」という感じにした。まだ詰めるところはあるが、大まかな部分は決定で良いだろう。

  念能力で必殺の一撃を作るよりも、一撃一撃の重さを上げる方がカイドウに合ってる。それに必殺技としては雷鳴八卦で十分だ。

  あと、金棒をどうしようか悩んでたら突然、目の前に出現した。とりあえず収納可能で壊れない金棒の代わりに、性能が持ち主によって変動する、という感じの能力にした。

 

  「あとは…」

 ズドォォォォン

 

 

  後ろから、まるで隕石が落とされたかの様な音が響き渡る。振り向くと遠目にだがハッキリと見えた。

 

 それは、ティラノサウルスの様な形をした生物である。 だが、特異な点が1つ。それは大きさ。生物という枠組みからでは、到底考えられないような大きさを誇っているモンスターは、数百メートルを優に越えるだろう。先程の音はあの生物が移動したことにより発生したようだ。

 

  しばらく様子を見ていると、あのモンスターは移動を再開するようだった。向かう先は、ここ。

  何が目的か、モンスターはこちら目掛けて真っ直ぐ進んでくる。その一歩一歩が地響きを起こし、障害物全てを踏み潰して進む様はまるで災害である。

 

 

 「ウォロロロロ…これがデビュー戦か...」

 

 

  対して、こちらはデカいといっても10メートルにすら届かない。龍の姿に変われば、また結果は違っていただろうが、現状は文字通り天と地ほどの差がある。

だが、

 

 

 「派手にやるかぁ!!」

 

 

 

  戦意は一切、衰えない。むしろ、火に油を注ぐように大きくなっていく。

カイドウは肩に乗せていた金棒を両手で持ち、身体の横で捻るように構える。それはまるで、野球のバッターのようだ。

 

 

 「ウォロロロロロォ…"雷鳴"」

 

  掛け声と共に金棒に電気が迸る。その状態のままモンスターが近づくのを待つ。

時間にして数秒だろう。あれほど離れていた巨体は、今では数十メートルという距離まで近づいている。近くで見ると、やはりデカイ。もはや、意思を持った一つの山である。あのモンスターがあと一歩踏み出すだけで、自分はその足に踏み潰されてしまうだろう。

しかし、

 

 「"八卦"」

ドォォォォォン

 

  その一歩は踏み出すことが出来ず、モンスターは生命活動を終える。恐らく、自分の身に何が起こったか知覚すら出来なかっただろう。

 

 カイドウが振るった金棒は、モンスターの肉体などものともせずに進んだ。そして、モンスターの肉片を粉々にしながら空へ打ち上げた。空からは血の雨に混じって肉のスライムのような物体が投下されていく。

 

  カイドウはそれらを歯牙に掛けず、全身を赤に染めながらのっそりと動く。振り切った状態の金棒を自分の肩に乗せ、嗤う。

 

 

  「始めるか!"暴力の世界"‼️‼️」

 

 




読んでくれてありがとうございます!
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