魔王のいる世界でラージャンになって生きる。   作:紅鬼

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カルメライト山脈

カルメライト山脈。

 

ヘリューダス大森林を越えて更にその先のオードスロ岩壁地帯を登り、さらにその先の大一級危険区域、ロイタダルア岩山を踏破した先にあると噂させる。人族、魔族のどちらも到達したことが無い。

 

まさしく秘境と呼ばれ、多くの生き物が暮らしている、楽園と呼ぶのにふさわしい場所である。

 

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ぷはー、食べた食べた。うん、暫くの間見つけた湖の近くでご飯を食べていたぜ。それで食べ終わってさ、気が付いた事がある。

 

この世界って、モンスターハンターの世界じゃ無いんじゃね?

 

いや、だってさ、俺が食べた牛みたいな動物、

 

角から雷出しながら突っ込んで来たよ?うん、逆に此方からも突っ込んで角で串刺しにしたけどね。けどそれだけじゃなかったよ。

 

魚は湖の上に浮かんで空中から水の玉を作って弾丸みたく打ち出して来たし、

 

よくよく考えてみれば森林に居たケルビ?もブルファンゴ?も何か見た目自体全然違っていたし、ブルファンゴは牙が六本合ったし。

 

此処って一体何の世界だ?

 

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「その話は本当かい?」

 

ヘリューダス大森林から白の平原を過ぎた場所にある、街、カチト城街、

 

魔族侵攻の時にヘリューダス大森林を越えて来た魔族軍を迎撃する目的で作られた城と、城壁のあるこの街、実は魔族側からすると侵攻ルートからそれている為、奪取する必要がないと言われた街なので、魔族が侵攻して来ない争いが起きないこの街はヘリューダス大森林と白の平原の恩恵のおかげで今日も平和だった。

 

其処にゴブリン族が森林を捨ててやって来たのだ。

 

若いホブゴブリンの証言を聞いた城主はすぐに城壁の近くの小さな森をゴブリン族に貸し、其処で生活するように指示した、大森林と比べ物にならない小さな森だが、ゴブリン族は暫くは森林から採って来た物を売り、白の平原で狩猟を行い、なんとか生活をしていた、城街の人々も友好的にゴブリン族を迎え入れた為、今ではやっと、大森林の冬季と同程度の生活に落ちついた所だ。

 

「本当ダよ、うちらノ部族の若長ノハルクがその目玉デ見たト言ってイルカら、本当の話サ!」

 

「次期の族長の言う事なら本当なのかね?けどそんな魔獣が居たらゴブリンで無くても森林から出て行くね。」

 

「城主様ガ今度ハルクを連れテ調ベルらしいガ、出来レばそんな魔獣ニ関わりタク無いヨ。」

 

「あんた達の生活もやっと落ち着いたばかりなのにねぇ。」

 

そして数日後城主が王都に一通の報告書を書き上げて送った、その内容を聞いた王と教会は有る人物達に魔獣の討伐を命じる。

 

勇者の一団に。

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