ただちょっと自分でも何書いていたのか若干分からないくらいちぐはぐな文章です
あ、そういえば投稿してないうちに挿絵機能が追加されたそうで
自分で絵を書きたかったけど、未だにペンタブ練習してないんで書けないんですがね…
もし良かったら挿絵を書いて頂けたらな~なんて…ぶしつけすぎるか
そ、それじゃ、気を取り直していってみよ~
「さて約束の時間なわけだが……ほんとにあってるのか?冷やかしとか人違いじゃないのか、これ」
放課後
現在俺はいつもの生徒会室ではなく、別の教室の前で左手にピンク色の手紙を持ちながら立っている。
どうしてこんな所に居るのかといわれると正直な所恥ずかしいのだが、今左手に握られている手紙が関係してくる。
実はこの手紙、今朝登校して来たら俺の下駄箱に入っていたものなんだけど……その……所謂『ラブレター』とかいうものらしく、今日の放課後にこの教室に来て欲しいとのことだった。
でもさ、これが本物のラブレターだとしてもさ……
「なんで呼び出し場所がここなんだよ……」
そう呟きながら教室の名前のプレートを見れば、そこにははっきりと『生徒指導室』と書かれている。
俺がさっき冷やかしとか言っていたのもこれが原因だ
こんなシチュエーション、俺の人生16年間の中で初めての事だから俺もかなり緊張しているわけなんだが、呼び出し場所がここだからな~……。
「まぁ、冷やかしなら冷やかしで話のネタにすれば良いし、それでもストレスが収まりきらなかったら鍵で発散すれば良いし」
さらっと親友をストレスのはけ口にしているのをカミングアウトしたが、周りに誰もいないから問題は無いだろう。
覚悟を決めつつ俺は生徒指導室の扉をゆっくり開いていく…!
「し、失礼しまー…す?」
生徒指導室に入るとそこには一つの人影が夕日に照らされていた
夕陽によっていまいちどんな人かは認識でないが、服装を見て一つだけ分かることがある
目の前にいるのは女子生徒じゃない。男だとかそういう意味ではないが
この人は……教師だ、多分
後ろで束ねた髪とグラマララスな体系をもつ美女ではあるが、なんだ?この違和感
「ようやく来たか、豹堂。時間通りではあるが待ちくたびれたよ」
「誰ですか?見たことあるような無いような……」
そう、多分と言ったのは俺がこの教師らしき人物を見たことがなかったからだ。
ここまで堂々と、しかも教室にまで入り込んでいるのだから保護者ではないのだろうが。
「あぁ、自己紹介がまだだったな。私の名前は真儀瑠(まぎる)紗鳥(さとり)、今日臨時で雇われた教師で生徒会の顧問も勤めることになった」
「へぇ、臨時教員ですか(臨時教員?それがさっきの違和感の正体か?)」
口では納得したように喋るが、内心未だに釈然としない。
だって臨時で採用された教員が何いきなり生徒にラブレターとか送ってるんだよ。そこが一番の謎だわ
「とりあえずあなたが教員だということは分かりました。それで、これを送ってのもあなたってことで良いんですか?」
「あぁ、それは正真正銘私が書いたものだ」
「なんなんですか、いきなりこんなラブレターみたいなもん送りつけてきて。そういうイベントはギャルゲの中だけにしてください」
「なんだ?普通思春期真っ只中の男子高校生は、こういうシチュエーションに興奮するもんじゃないのか?」
そりゃ興奮するだろ……呼び出し相手が教師だったり、場所が放課後の教室じゃなくて生徒指導室なんかじゃなかったらな。
個人的にはいつも強気な先輩が急におとなしくなって告白してくるタイプの方が……何言ってんだ俺?
「まぁそんなのはどうでも良いですから、早く本題にしてください。どうせなんか俺に用があって呼び出したんでしょ?」
「ほう、やはりお前は有能だな。この状況ですぐさまそこまで考えるとはな」
好きで優秀になった訳じゃないけどな。
そう内心で軽く悪態をつきながら、先生の言葉に耳を傾ける。半分ほど聞き流しているけど。
「実は生徒会の顧問に私が就任してな。それで、これを期に人気投票などを廃止し、私が新たな生徒会メンバーを選出しようと思ってな」
「へぇ~……へ?」
……は?今なんて言ったこの臨時教師
"人気投票を廃止"?"新しい生徒会メンバーを選出"?何馬鹿げた事言ってんだ?
「何言ってんですか、人気投票はうちの大事な行事の一つです。第一、校長や他の先生達がそんなの許可するわけ無いでしょう!?」
「その大事な行事に対してPTA等からも苦情を貰っているわけだが?それにこの事に関しては理事長からの許可も正式に下りている」
「はぁ!?……でも、それもそうか……」
そう、今年の鍵に代表される今までの優良枠という措置があるとはいえ、結局のところ生徒会のメンバーはビジュアルで決められる。
実際にはビジュアル以外の理由で投票されるメンバーもいるのだが、PTAなどにはそれが伝わらずかなりの大顰蹙をくらっているのは良く聞く。
しかし今までそんなことを言われつつ、人気投票は10年もの間続いたんだ。
なのに急に廃止だなんて納得が行かない。第一、なんでそんな重要なことを俺に?
「……もう一つ聞いていいですか?なんで現在の生徒会メンバーである俺にそんな事を話したんです?」
「やはりお前は有能だな。それでこそ私が選出した生徒会長候補一位だ」
「……はぁ?」
今日何度目かの驚きと共に、呆れがこみ上げてくる。
いや、さっきから異様に俺の事を褒めてくるし、今度は急に生徒会会長候補とか言ってきて。ほんとにこの臨時教師は何がしたいんだ?
「俺なんか生徒会長になれるわけないでしょ。何を根拠に言って―」
「お前は自分の事を過小評価し過ぎだ。我々はお前のその他人を引き寄せるカリスマ性と、その異様なまでに切れる頭脳をかっている」
「…まるで俺の事を知りつくしているかのような物言いですね。まぁ、そう言って頂けるのはありがたいですが、俺はそんな人の上に立って物事を動かすより動かしている様子を見るほうが好きなんですよ」
そうだ、俺は人の上に立つような人間じゃないし、上に立つ人をサポートしてそれによって皆が笑顔になるのが好きなんだ。
「そうか……」
「第一、俺は今の生徒会が好きなんです。そういうのは辞めて頂けますかね?それじゃ、俺は生徒会室に行かないといけないので」
だから、そんな話に賛同できるわけがない。
自分の言いたいことを言い終わると、俺は体の向きを反転させ部屋から出ようとする。
向こうもその事を少しは予想できていたのか、あまり反論せず静かに俺の言葉を飲み込み動かない。
しかし、俺が扉側に目を向けていたから気づかなかったなかったが、臨時教師の口が再び開かれ、後ろから冷ややかな声がかけられる。
「なら仕方が無い。豹堂、我々の要求が呑めないという言うのなら、現生徒会のメンバーに三年前の事件を話してやろう。さぁ、どうする?」
「ッ!?」
その台詞を聞いた瞬間、俺の身体が反射的に教師の胸倉を掴みかかる。
こっちはかなり息が上がった状態だが、向こうは全く動揺せず涼しい顔でこちらを見てくる。
「なんで、なんであんたがその事を…!」
「ほう、今まで貴様達を監視してきたがそんな激情を見せることは無かったな」
「なんで!なんで……」
「さぁ、どうする?我々に協力するのならばメンバーに話さないようにしてやろう」
「……分かった、あんたに協力する。だから、あの事は話さないでくれ、頼む」
「懸命な判断だ」
そう言うと臨時教師は俺の手を自分から引き剥がし、高圧的な目を向けながら声をかけてくる。
「そうだな、まずは手始めとして……杉崎鍵の排除に手を貸してもらおう」