生徒会の切札   作:ニヒト

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テスト期間中なのに暇つぶしで投稿

これから一・二週間はマジで勉強するので、投稿しません

では、放送する生徒会どうぞ


放送する生徒会①

「他人との触れ合いやぶつかり合いがあってこそ、人は成長していくのよ!」

 

 会長がいつものように小さい胸を張って言葉を発する。

 しかし!今はそんなことにかまっている暇はない!

 

「ちょっと真先輩!やっぱりグ○カスは卑怯ですよ!」

「そっちのス○フリもでしょ!フルバーストは避けきれないんだって!」

「ちょっと!そこのゲーオタ二人!きちんと話を聞きなさい!」

 

 今日は趣向を変えて真冬ちゃんとガ○ダムの格ゲーをしていた。

 俺の選んでいたのはグフ○スタム、1000コスでは最強ともいえるスペックを持つ"漢"の機体だ。

 真冬ちゃんはストラ○クフリーダム、3000コス故の高火力を有する機体。

 会長に言われたので渋々終了して会議に集中する。

 

「それで?今日の言葉はどういう意味ですか?」

「あ、ゲームしてても話は聞いていたのね」

 

 まぁ、一部は聞き逃してましたけどね。

 俺の言葉を聞いて会長がホワイトボードに文字を書き始める。

 書き終わってホワイトボードをバンッ!っと、いい音を立てながら叩く。

 

「これよ!」

「えーっと…ラジオ放送?」

 

 え?どういうこと?いまいち理解できないんだけど

 見ると鍵や椎名姉妹、さらには知弦先輩さえポカンとした表情をしている

 そんな中真冬ちゃんが一番最初に口を開く

 

「ら、ラジオって…音楽をかけたり喋ったりする、あのラジオですか?」

「そう、そのラジオよ」

「会長なんでいきなりラジオなんですか?そういうのは生徒会ではなく放送部の仕事でしょ?」

 

 俺が至極当然の事を会長に対して発する。

 他のメンバーも俺と同じ考えだったのか、会長に対し疑問の視線を向ける。

 

「何を言ってるの!生徒会って言うのは生徒をまとめる立場にあるのよ?政見放送みたいなのもたまにはやらないといけないわ!」

「政見放送なんてよく知ってましたね。意外です」

 

 そんな言葉に耳もくれず、会長が知弦先輩にの頭を撫でられて満足そうな顔をしていた。

 しかし撫でられていた会長が何かに気づいて知弦先輩の手から抜け出す。

 

「子供扱いしないで!政見放送くらいしってるわ!」

「そうだったわね、ごめんなさいアカちゃん」

「分かればいいのよ。分かれば」

 

 頬を膨らませながら怒る会長。…なんだか頬いっぱいに種を詰め込んだハムスターを思い出した。

 会長の方をながめていたら知弦先輩がアイコンタクトを送ってきた…なるほど。

 

「ところで知弦先輩、昨日のあのクイズ番組見ました?面白かったですよね」

「そうね、流石は高視聴率というべきかしら…そういえばその番組で政見放送の問題が出てた気が…」

「………と、とにかく政見放送よ!」

 

 滝のように汗を流しながら続けようとする会長。

 昨日のクイズ番組に影響されただろ、これ。

 まぁこの状態の会長は止められない事は分かりきっている。鍵達もやれやれという感じであきらめている感じだ。

 深夏も嘆息混じりで話し出す。

 

「まぁ四の五の言ってもどうせやるんだろ?でもなんでラジオなんだ?映像のほうが簡単じゃねーのか?」

「当初はその予定だったんだけど、放送部に言ったら『今渡せるのはこれくらいしか…』って言われたからラジオなの」

 

 そう言いつつ会長が珍しく、本当に珍しくてきぱきと準備をしていく。

 しかし配線関係は放送部にやらせていたようでマイクスタンドを俺たちの前に設置していく

 なるほどね、ここにくる前に同じクラスの放送部員の女子に「頑張って」と言われた理由が分かったよ…

 本当にお疲れ様です放送部員。今度放送部に顔を出しに行こうかな…

 …まったく関係ないけど、その事を言いにきた女子が顔を赤らめていたのは何でだろう?

 

「か、完璧に準備されちゃってます…」

 

 真冬ちゃんがゲームをしていた時とは正反対にテンションがガタ落ちしてた

 まぁ、目立つのがそこまで好きじゃない子だからなぁ…よし

 

「大丈夫だよ真冬ちゃん」

「ふぇ?な、何が大丈夫なんですか?真先輩」

「そんなに緊張しなくてもみんな素人だし、もしうまくいかなくても俺や皆がフォローするから」

「あ、ありがとうございます//」

 

 顔を少し俯けながら返事をする真冬ちゃん。これで少しは緊張がほぐれると良いんだけどな。

 ふと視線を感じたのでその方向見る…知弦先輩がめっちゃ怖い鋭い目つきでこちらを見ていた…。え、俺なんかした!?

 

「ほら最近は声優さんのラジオが増えてるでしょ?私達のような美少女達がラジオをすればリスナーも喜ぶはずよ!」

「いやそれは声優さんだからこそじゃ…」

「それに声優さんやリスナーの皆さんを舐めすぎでしょ…」

 

 俺と鍵が正論でつっこむ…というより鍵、お前今日初めて喋ったぞ

 しかし会長はこのまま企画を押し通すようだ

 

「可愛い声でキャピキャピ話していればその辺の男性リスナーなんてコロリよ」

「謝れ!俺と真以外の男性に謝れ」

『いや、お前(キー君)(杉崎先輩)(鍵)と俺(ニュー君)(真先輩)(真)を一緒にするなよ(しないの)(しないでください)』

「まさかの一斉射撃!?酷い!真はこの前リ○バスのラジオ聞いて楽しんでたじゃないか!」

 

 いや、あれはグリリバとか民○さんとかのネタを楽しむラジオだから。

 鍵とは違うから…多分。

 

「杉崎は騙されるのね…まぁ6人もいればネタは尽きるようなことは無いだろうし大丈夫、いつもどおりに話せば」

「いつも通り…ねぇ」

「杉崎は喋らないでね。杉崎の発言すべてが放送コードに引っかかるから」

「ひでぇ!」

「あ、豹堂は積極的に喋ってね?あんたの言動がこのラジオを左右するといっても過言ではないわ」

「?別に俺が喋ろうが喋るまいがラジオには関係ない気がするんですが…」

(((あ、そういえば本人は自分の人気を知らないんだった)))

 

 真冬ちゃん以外のメンバーがあきれたように俺の顔を見てくるが、なぜ?

 まぁ鍵が規制されるのは仕方が無いな、いつも発言があれだし、正直俺も付いていけない時あるしな。

 そんなことを考えていると会長が俺の近くに来て耳元に話しかけてきた。

 …え、それをやれと?うわ、顔がまじだし。はぁ…怒られても知ーらねっと。

 

「ん?真、急にパソコンを開いてどうした?」

「いや、これから全国の放送局を電波ジャックしてこの放送を全国に流そうかと」

『何しようとしてんの(るんだ)(るの)(るんです)!?』

「お前どうしたんだ!?正気を取り戻せ!」

「い、いやな?会長がそうしろって…」

 

 俺がそういった瞬間全員が会長を睨む…まぁ本気ではなかったんだろうな、多分。

 

「な、なに皆。私が放送するラジオなんだから世界に知らしめる必要が」

『ないです(ないわ)(ねーな)』

 

「う、うわああああああああああああああん!!!!!!」

 

 あ、ガチ泣きだこれ。

 

 

 そんなこんなで会長を知弦先輩が泣き止ませてラジオを始めようとする。

 ちなみにこれは生ではなく録音らしい。それならまだトラブルがあっても編集が出来るんで何とかなるだろう

 じゃあ何で電波ジャックしようとしたんだよ、生放送じゃないのに。

 まぁ、みんな落ち着いてラジオの準備を始めていた。

 真冬ちゃんは諦め半分興味半分でマイクを突いている。なんか癒されるな。

 知弦先輩は…あの人「コホン」とかいって喉の調子確認してるよ…。やることはすべて手を抜かない人だもんな。

 深夏はいつも通りだな。クラスでも代表として色々と喋っていたりするからな、慣れたものなんだろう。

 鍵は…喋れないからって若干不貞腐れてる。まぁ…元気出せよ。

 俺?PCで録音データとかのチェックをしたりしているよ。まぁ、なんだかんだで面白そうだし。

 そうして皆が準備が終わったのを確認した会長が口を開く。

 

「さぁ!始めるわよ!」

 

 そう言い会長が手元に何種類もあったボタンの一つを押してラジオ放送が始まった。

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