あのラジオの後の話ですね
あ、ちなみに前回のラジオに名前だけ出てきた陸上部部長と放送部員その一は今後登場予定です
…ま、出番少ないですがね
それでは放送する生徒会④始めます
杉崎side
「今日の放送は大好評だったね~!」
例の番組の放送があった後の放課後。
会長は大満足な顔で生徒会室でふんぞり返っていた。知弦さんも楽しそうにニヤニヤしている。
しかし…俺や椎名姉妹はすっかりゲンナリしていた。
あ、そういえば真はどうしたのかって言うと…。
「ま、真先輩大丈夫ですか?顔色がものすごい悪いんですが…」
「…うん?…あー大丈夫…ただの…寝不足だから…」
「寝不足だけじゃない気が…無理はしないでくださいね?」
「うん…ありがと…優しいね、真冬ちゃん…」
「い、いえ、後輩として当然です///」
とまぁ、こんな感じでグロッキー状態になっていた
なんでも昨日あの占いを聞いた後、今日学校に来るまでずっとピー○ウォーカーとオ○スを最高難易度でノーキルノーアラートプレイをしていたらしい。
そのせいで夜も寝ていないみたいで教室に入ってきた時顔色が真っ白だった。
まぁ、確かに昨日の占いはかなり怖かったがな…。
余談だが真はさっきのように朝からたくさんの生徒に心配されている…7割方女子に…羨ましい…。
それはそうと会長に聞こえないように小声で深夏と真と会話する。
「(なぁ…深夏、真…あれ好評だったように見えたか?)」
「(いや、少なくともうちのクラスではドン引きだったよな)」
「(あの放送中何回も周りから俺たちに暖かい視線が来てたよな…巡や守とかからも…)」
「(ああ…皆途中で箸を止めたっきり食欲なくして、結局昼飯が食えてなかったな)」
「(会長さんはなにをもって大好評だと思ってんだ?)」
「(会長や知弦先輩の…クラスメートの先輩に…聞いたら、どうやら二人に気を…遣って愛想笑いしていた…らしいぞ?)」
「(ああ、なるほどな…てかほんとにお前の交友は広いな)」
俺と深夏が真の言葉で納得したところで会長がこちらに視線を向けてきた。俺たちはぎくりと体を強張らせる。
「三人のクラスではどうだった?皆大絶賛だったでしょ!」
「う……」
そんな純粋な目で見られると…こう、事実を言い辛い…さすがの深夏もそっと視線を逸らしていた。
俺はぎこちなく笑いながら会長に言う。
「え、ええ…大人気でしたよ」
「そうでしょう!」
いかん、ここでつけ上がらせるのもまた問題だ。
真も「なんかフォローしろ」と目配せしてくる。真、無茶すんな。
「ええ…そうですね、言うなれば職業ランキングにおける『会計事務』と同じくらい大人気でしたよ!」
「それ人気なの!?」
会長は首をかしげていた…よし、なんとか誤魔化した(?)。深夏が「グッジョブ!」と俺を褒め称え、真は2000の特技を持つ男みたいに(震えながら)サムズアップをしていた。
しかしそこで安心してしまったのが不味かったのか、会長の矛先はすぐさま真冬ちゃんに向いてしまった。
「真冬ちゃんのクラスでも人気だったよね!」
「え」
真冬ちゃんが蛇に睨まれた蛙のようになる。…やっぱ彼女のクラスもうちと一緒か…。
真冬ちゃんが困っているのを見かねたのか真が小さなメモに何か書き込んで会長に見えないように真冬ちゃんに渡す
なるほど!真のことだ、真冬ちゃんを助けるために何か打開策を―
「は、はいそうですね…言うなれば、モ○ハンにおけるギギ○ブラくらい大人気でしたよ!」
「それは本当に人気といえるの!?というより私知らないんだけど!」
チョイスが微妙だ!何でギギ○ブラチョイスした!どちらかと言えば不人気じゃないのかそいつは!?
まぁ…真の助言を受けた真冬ちゃんもうまいこと(?)かわしていた…というよりほんとに今日の真は使い物にならないな。
会長はすっかり気が緩んでいるのか「そっかそっかぁ」と実に満足げだ……なんだかいやな予感が―
「じゃあ第二回もやらないとね!」
『…………』
会長以外全員…今回は知弦さんも含め嘆息する。
知弦さんはある程度ノっていたけど、それでもシリーズ化するとなると話は別らしい。
とりあえずグロッキー状態の真も含めて、全員でアイコンタクト会議開始。
(どうしますか?会長まだあれやるつもりですよ?)
(アカちゃんにしては執着が強いわね…一回やれば満足するとふんでいたのだけれど。下手にクラスメイトが気を遣ったことが裏目に出たわね)
(どうすんだよ…あたしもうあんなの勘弁だぜ?)
(俺も…いやだし、放送部にこれ以上…迷惑かけるのもまずいだろ…)
(真冬も…もう無理です…)
全員でうーんと考え込む 会長は一人で上機嫌に次の企画を練っていた。
うちのブレーンの真に何か対策を…駄目だ、今日は使い物にならなかったんだった。
…しょうがないので自分でなんとか妥協案を考えて会長に提示してみた。
「会長」
「ん?なぁに杉崎」
「その…ですね?こういうのは、たまーにやるからこそ有り難味が出るんじゃないのかなぁと」
「?つまりどういうこと?」
「つ、つまりはですね?二回目をするとしたらある程度置いてからのほうが良いじゃないのかなぁ…と。ほら、オリンピックだって4年に一回だからすごい盛り上がるでしょ?」
「………」
俺の提案に会長が考え込む…その間に俺は視線を皆に向ける。
皆俺に向けて親指を立てている…だから真、手がなんか震えてるぞ無理すんな。
そう、会長はすぐ別の流行に乗ってしまう人だ ある程度の期間抑えておけばこのような企画忘れてしまう…そう考えたわけだ
会長は数秒間たっぷりと考え込んで…笑顔で答えてきた。
「そうね! このラジオはクオリティ重視だもんね」
「え、ええ」
クオリティ…高かったか?あれ
「分かったわ杉崎、次は…そうね、うん一ヶ月は置いて放送しましょう!」
「そ、そうですね!」
全員ほっとして胸をなでおろす…よかった…。
こうして危険すぎるラジオの第二回放送は少なくとも一ヶ月はやらない事が決定した。
これで当分は大丈夫だろう…そうだ、今日は真と真冬ちゃんとモ○ハンでもして気分を落ち着かせるか!
って、真は体調悪いから無理か。何言ってるんだろうな、お―
「じゃあ次は生徒会のPRビデオの撮影に入りましょう! ようやく撮影用の機材が揃ったのよ!」
”ドンッ”っと机の上に大きなビデオカメラが置かれる……
『え?』
全員が信じられないものを見たもしくは聞いたかのように固まる。
真に至ってはさっき以上に顔色が悪くなっている…。
会長だけ…会長が女神のような綺麗な笑顔を向けていた…だがこの笑顔は…
「さぁ…これから本番よ!」
『…………』
『いやああああああああああああああああああああああああああああ』
今の俺たちには悪魔の微笑みのようだった。
作「しゅ~りょ~」
真「やる気ねぇな、おい」
作「今週来週が忙しいんだよ~週五シフトの休みは親戚の家へGoだし」
真「しらねえよ」
作「あ、それともうそろそろストックが切れてきそうなので更新遅くなっていくと思います。夏休みなのに書けないんだよね、これが」
真「…そっち先に言えよ!!」