コラボ作品集   作:la55

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九州別府・唐津殺人ルート その1

 事件とは突然起きるものである。そして、今回も事件が起きてしまった。南と高山は探し物をしていた。そんななか、南と高山は駅構内にてなにかを見つけた。

「ん、なんだろう」

「(南)主任、様子がおかしいですね」

と高山が言った。

「ああ、行ってみよう」

早速、南と高山は様子を見に行くことにした。

「どうしましたか」

「すいません、鉄道公安隊の者ですが何かあったんですか?」

南は手帳をみせて話を聞くことにした。

「あ、大変なんです。バックが奪われたんですよ」

「なんですって!!中になにが入っていたんですか?」

「はい、そのお金は博多にある支社で支払われるお金なんです」

「あのー、いくらくらいかわかりますか?」

と南は言った。

「はい、約300万円くらいかと」

「ほう、なるほど」

 そして、南と高山は近くを探すとバックを持った男を発見、追いかけたところ、駅地下の駐車場で死体を発見したのである。

「あっ、主任、この男は」

「似ているな、本当だ」

「ええ」

 ほどなくして警視庁の刑事たちが到着した。

「警部、死亡した男の身元がわかりました」

「おお、本当か」

「被害者の免許証から亡くなったのは安川紘一さん、東京都在住のようです」

「それで死因は?」

「死因はナイフによる出血死です」

「被害者は闇バイトで殺害したんじゃないでしょうか?」

と南は言った。

「ほう、なるほどね」

「その可能性は高いですね」

 その後、南と高山は刑事たちと一緒に丸の内署に移動しいろんな物証を確認していた。

「これが被害者の所持品です」

「ん、なんだ、これは」

と南はなにかを見つけた。

「寝台特急はやぶさの博多までの乗車券だな」

「なんで博多までの切符を持っていたのかな?」

「あの~」

「なんだね、鉄道公安さん」

「被害者の安川さんは寝台特急はやぶさに乗って九州へと行こうとしていたんじゃないかな」

「博多までになっていたな。どうして夜行に乗って九州まで行くのかな?」

「きっと被害者は妻と娘に会いに行くから寝台特急に乗ったと思います」

「でも、博多まで寝台特急で行くならあさかぜでしょ」

と高山は言った。

「いや、それは無理だ」

「えっ!!」

「94年12月のダイヤ改正であさかぜは下関止まりになったんだよ」

「ああ、そうか」

「それで寝台特急はやぶさに乗って博多へ行くのか」

「ええ」

 そして、数日後、

「ほう、構内でバックを取られて逃走後に殺害されていたのか」

「ええ、被害者は博多行きの寝台特急の切符を持っていたし、おそらく犯人は九州へ逃げようとした可能性があります」

「ほう、なるほどね」

と高杉は言った。

 次の日、南は長い休みをとってAqoursの善子と一緒に東京駅で新幹線のぞみに乗ってどこかに行こうとしていた。その場所とは・・・。

 一方、そのころ、高杉たちはこの事件についていろいろと話し合っていた。

「目撃者の話によるとサングラスとキャップ帽を被った男が現金300万のバックを奪って安川さんを殺害して逃走したところを目撃されています」

「ほう、なるほどね」

と高杉は言った。

「やはり、一連の事件へと続くのかもしれませんね」

「ああ、それも考えられるな」

「目撃者の話によると男性みたいな格好で20代後半から30代と思われます」

「犯人はサングラスとキャップ帽をしていたから髪もわからなかったそうです」

「ということは新幹線に乗って九州へと行ったんじゃないのでしょうか」

と桜井は言った。

「ああ、そうとも考えられるな」

「東海道新幹線に乗って博多や小倉で特急に乗り換えて行った可能性があるな」

「本当に九州に逃げたのかな?」

「ところで南はどうしたんだ」

「ああ、南は休暇で九州に行っているそうです」

と小海が言う。

「そうか。南は休暇で九州に行っているんだな」

そんな高杉はこんな心配をしていた。

(あの南のことだ。なにか厄介ごとに巻き込まれてしまうんではないだろうか・・・)

 

 その南であったが善子とともに新幹線のぞみ9号に乗って九州へ旅行していた。

「別府といえば地獄めぐりだよな」

「ええ、ヨハネも行きたくなるわ」

と善子は言うと南も返事をする。

「うん」

「それで千歌ちゃんたちは?」

と善子は言うと南はこう答えた。

「ああ、千歌ちゃんたちは別ルートで別府に向かっているよ」

「そうか」

 そして、11時53分、新幹線のぞみ9号は定刻通りに小倉に到着した。

「そこから特急ソニックに乗って別府へ向かうんだ」

「そうね」

「え~と、次の特急ソニック19号は12時09分か」

と電光掲示板を見て確認していた。

「はい、弁当を買ってきたわよ」

「ありがとう」

「あっ、ソニックが来たわ・・・」

12時09分、南と高山は特急ソニック19号に乗って別府へと向かった。

特急ソニックは96年に883系と言われる車両で振り子式の特急列車である。博多を11時20分に出発して、赤間、折尾、黒崎、戸畑、小倉、行橋、宇島、中津、柳ヶ浦、杵築、別府、終着大分には13時37分に到着する。

 13時27分、南と善子が乗った特急ソニック19号は別府に到着した。

「善子ちゃん!!」

「おう、地下と曜とルビィも来ていたのか」

「うん!!」

 その後、南と千歌たちは別府地獄を堪能していた。

「うわ~、凄い地獄だね!!」

と千歌が言う。

「ピギャッ!!なんか怖い感じだよ」

「大丈夫だよ、ルビィちゃん」

「これは龍巻地獄だよ」

 そして、千歌とルビィは海地獄に来ていた。

「うわっ、煙たいね」

「本当だね」

「まるでヨハネが見ているアニメとそっくり」

と善子が言った。

 そんななか、南は血の池地獄付近で写真を撮ることにした。

「じゃ、写真を撮るよ」

「うん」

 だが、そんなときに事件が起きる。ある観光客があることを言い出してきた。

「おい、大変だよ」

「なにかあったのか?」

「行ってみようぜ」

と野次馬たちがあるところに走っていった。これには、善子、

「なにかあったみたいだね。行ってみよう」

と言ってはその場所へと移動することにした。

 すると、千歌とルビィ、

「はっ」

「この女は・・・」

という言葉とともに、

キャー

という悲鳴をあげてしまった。そこには死体が横たわっていた。こうして、別府地獄で殺人が起きてしまった。

 ほどなくして大分県警のパトカーと捜査一課の刑事たちが到着した。

「で、あなたたちがこの死体を発見したのですか」

「ええ、人々が集まっているところにこの死体が発見されたのです」

そんななか、刑事たちはこんなことを言い出してきた。

「ところで、この被害者の殺害方法ですがやはり毒殺だったようです」

「あと、この被害者は東京の人間のようですね」

「警部、この被害者の身元がわかりました。幸田幸穂さん、23歳のようです」

「それで発見者の方は?」

「今、警部が事情聴取しています」

と大分県警の刑事が言った。

 その警部だが千歌とルビィに話を聞いていた。

「で、君たちの名前は?」

「高海千歌だよ」

「黒澤ルビィ・・・」

「ところで、君たち、君たちが見物したら死体を発見したんだね」

「はい。でも、死んでいたのは事実だよ・・・」

と千歌は言った。

「おそらくは被害者は何者かに毒を注射されて殺されたと考えられますね」

「やはり、南さんもそう思うんだな」

「うん」

 そして、別府で起きた事件は特捜班にも伝えられた。

「なに!!別府温泉で女性の毒殺死体!!」

と高杉は驚く。まさか高杉が予想していたことが的中してしまったからである。

「ええ、そうです。名前は幸田幸穂さん、23歳です。住所は東京都杉並区です」

「うん、わかった。こっちからも捜査させる」

「じゃ、お願いします」

「南、別府温泉ってことは大分県警か」

と高杉は電話越しに南に言った。

「ええ、そうです」

「そうか、わかった。じゃ、大分県警と協力して捜査をしてくれ」

「わかりました」

高杉は南からの電話を切って高山にメモを渡した。

「おい、大分県警から捜査協力の要請だ」

「わかりました。さっそく当たってみます」

とそう言って高山は小海と一緒に捜査へと向かった。

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