コラボ作品集   作:la55

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特急白いかもめ殺人事件 後編

 その後、千歌たちは長崎へと戻ってきた。そして、事件が起こった。千歌たちは眼鏡橋へとやってきた。

「凄いわね」

「よく見ると眼鏡みたいだね」

「だから眼鏡橋って言うんだよ」

眼鏡橋は1634年(寛永11年)、興福寺の黙子如定(もくすにょじょう)禅師が架設したとされていた。川面に写る影が双円を描き眼鏡に見えることからこの名前がついたと言われ、東京の日本橋、山口の錦帯橋と並び日本三大名橋に数えられています。1982年の長崎大水害で一部が崩壊しましたが翌年修復され国の重要文化財に指定されています。水位が低い時は会談を使って川縁に降り、水際を散策できるようになっております。眼鏡橋をはじめとする中島川護岸にあるハートストーンは恋愛成就のぽわースポットとして注目されているので訪れたときには探してみてください。また、長崎の冬の風物詩、ランタンフェスティバルの時期には眼鏡橋周辺もランタンで華やかに飾れれ普段以上に人に賑わいます。

 ところが、そんな眼鏡橋にてルビィはなにかを見つけたようである。

「あれ、なんだろう?」

「何か見つけたの?」

それはなんと女性の水死体であった。

「はっ!!」

「千歌ちゃん、この人、死んでいる!!」

キャーーーー!!

 しばらくして長崎県警のパトカーが到着した。そのなかにはある女性もいた。

「光、なんで!!」

「どうしたのですか」

「彼女は須藤光、高校からの友人なのです !!」

これにはその女性自身泣き出そうとしていた。ただ、千歌たちはこの水死体を見てこう言ったのである。

「千歌ちゃん、ちょっと見て」

「なにかわかったの、曜ちゃん」

「この被害者、注射の痕跡があるの」

「えっ、たしかにそうかも」

「誰かに会って殺害されたってことは考えられないかな?」

と千歌は曜とルビィに言った。

「えっ!!」

「あぁ、それも考えらえるわね」

「このまえ起きた特急白いかもめの殺人も毒殺だったよね」

「これは連続殺人事件になってきたかも」

「ええ」

 

長崎県警長崎警察署

「死因はこのまえ特急かもめで起きた殺人と同じ手口でした」

「やはり、特急かもめと眼鏡橋の殺人の犯人は同一人物ってことは考えられないかな?」

「えっ!!」

「なるほど、すると、犯人は誰かを呼び出しては殺害したってことだな」

「あぁ、それも考えらえるね」

と曜は言った。

「やはり間違いないな」

「あっ、南さん」

「千歌ちゃんの推測通りになりそうだよ」

 

 ただ、今わかるのはそこまでということもあり、南と高山、千歌たちは長崎の夜景を楽しむことにした。

「夜景を見るのは函館以来だよ」

「長崎もこんな夜景が見れるなんて夢みたいだよ」

と千歌は言った。

「うわ~、私、ときめいちゃったよ」

「本当だよ」

 そんななか、南と高山は千歌たちにいろいろと語り合った。

「とはいえ、千歌ちゃんとルビィちゃんが特急かもめの殺人の発見者になるとはね」

「うにゅ」

「私もびっくりしたよ。まさか車内で事件が起きるなんて」

「でも、善子ちゃんたちは特急かもめには乗っていたのかな?」

高山は善子に言った。

「善子じゃなくてヨハネ。ヨハネは寝台特急あかつきに乗って長崎に行ったんだから」

「なるほど。直接夜行に乗って長崎に行ったんだね」

「そうよ。私はレガートシートに乗っていたのだから」

「なるほど」

そう言って、南と高山、千歌たちは長崎の夜景を楽しむのであった。

 

 そして、次の日。南と高山は電話にて特捜班と話し合っていた。

「今回起きた殺人は特急かもめの車内と眼鏡橋で起きた連続殺人事件になってきたな」

「えぇ」

「これが殺害された2人だな」

「死因は2人とも毒殺ですね」

「一人は缶ハイボールにより青酸カリによる服毒、もう一人は凶器は注射器の中に薬を入れて投与したあとに殺害したってことか」

「亡くなった須藤光は友人と一緒に演劇を見に行ったと・・・」

「ほう、なるほどね」

「でも、問題はどうやって殺害したのかだ」

「考えれますな」

 そんなとき、南はある男に出会った。

「えっ、あの~、なにか?」

「ちょっと聞きたいことがありましてよろしいですか」

「はい、なんでしょうか。えっ、長崎で殺人事件!?」

「この2人のことでなにか知っていますか?」

「そうだな。この男はたしか以前勤務していていた同僚に似ていましてね」

「ほう」

「この男は昔一緒に私の会社で勤務していたんですが、父が病死し九州に帰ることにしたため、会社を辞めました」

「なるほど、それ以降に会っていないってことか」

と菅原が言った。

「この女性なんだけどわかりますか」

「えぇ、そういえば新宿で会ったな」

「知っているんですか?」

と桜井は言った。

「えぇ、確か、私が行くキャバレーの女なんです」

「ほう、なるほどね」

 そして、2人に共通する男の情報をその男は言った。彼の名前は和田山信夫。事件当日は佐賀県の鳥栖へ行っていたことがわかった。

「えっ、彼は事件当日に鳥栖へ言っていた」

「はい、行くときは寝台特急に乗って鳥栖へ向かって行ったことがわかりました」

「なに、事件当日に佐賀へ行っていたのか」

「はい」

「ほう、なるほどね」

「アリバイがあるんだね」

と高杉が言った。

「えぇ、その男の話だと東京から佐賀へ行くときは寝台特急に乗って行くそうです」

「なるほど

「菅原、何時の寝台特急か覚えているか?」

「えぇ、たしか18時03分の寝台特急はやぶさ熊本行きに乗って鳥栖へ向かったと言っています」

「そうか。やはり九州に行くときは寝台特急は欠かせないのか」

「えぇ」

「以前は寝台特急あさかぜ1号と特急有明に乗って鳥栖へ行っていたそうです」

「本当かな?」

「でも、寝台特急はやぶさに乗ってそこから長崎に行くことができるのか?」

と桜井は言った。

「そこが問題なのよね」

「でも、犯行は可能なんだろうか」

「問題は特急はやぶさに乗ってどこから特急かもめ9号に乗ったかだ」

と高杉は言った。

 

 だが、ここにきて大変なことが起きた。

「和田山のアリバイは成立ですか」

と高山が言った。

「みどりの窓口と寝台特急はやぶさの車掌にも確認したから」

「そうか」

「彼の実家はたしか呼子か」

「えぇ、彼の話だと3年前に妻と離婚して妻は東京の実家に戻ったそうです」

「3年前に離婚か」

と南は言った。

「たしか、鳥栖へ行くときはいつも寝台特急に乗っていくんだったな」

「えぇ、夜に東京から寝台特急に乗って鳥栖へ行くそうです」

「なるほどね」

「この男が犯人なんでしょうか?」

「とにかく犯行は可能かどうかだ」

「でも、どうやって長崎へ行ったのだかだ」

と、そのときだった。

「犯人は博多から特急かもめ9号に乗ったってことは考えられないかな?」

「あぁ、その可能性もあるな」

と中野は高杉と梶山に言った。

「犯人は博多か鳥栖で特急かもめに乗り換えたってことは考えられないかな?」

「あぁ、それも考えられるな」

と、そこへ千歌とルビィと曜がやってきた。

「ねぇ、犯人は鳥栖から特急かもめに乗ったんじゃないかな?」

とルビィは南と高山と小海に言った。

「えっ!?」

「それはどういうことなんだ」

「特急つばめやかもめは鳥栖に止まるよね」

「ということは寝台特急に乗っていったから鳥栖に停車するのはさくらとはやぶさ、そして、なはとあかつきか」

「その男は寝台特急に乗っていたの?」

と曜は南と高山に言った。

「あぁ、彼は事件の前日に佐賀県の呼子に行っていたことがわかったんだよ」

「呼子ってことは佐賀県の唐津のことね」

「あぁ、そうだよ」

「班長」

「ん、なんだね」

「私も佐賀に行ってみようと思いまして」

「ほう、調べてみるのか」

「えぇ、調べてみます」 

 そして、次の日、南は事件の捜査を調べるために佐賀県の鳥栖と呼子に向かった。南は早速呼子の陶芸に向かった。

「あぁ、この男ですか」

 

「はい、たしかに来られましたが?」

「えぇ、たしかに来られましたよ」

「その店は祖父と父も仕事していたのでよく手伝いにきていたんですよ」

「ほう、なるほどね」

「その後、結婚して東京へ移住したのですが離婚してこの実家に帰ってきたですよ」

「たしかですか」

「えぇ」

「なるほどね」

 そして、唐津で調査を終えて鳥栖に戻ってきとき、南はあるものを見つけた。

「885系かもめだな」

とそのときだった。

「そうか、わかったぞ。犯人はこれを利用して長崎へ向かったんだな」

 

 この南の考えをもとに早速千歌とルビィと曜と一緒に時刻表を見ながら推理してみた。

「ねぇ、ルビィちゃん」

「なに?」

「犯人は鳥栖駅から特急に乗り換えて行ったんじゃないかな?」

「えっ!!」

「それはどういうことなの、千歌ちゃん」

とルビィが言った。

「犯人は寝台特急はやぶさに乗って鳥栖で下車してそこから特急に乗って長崎方面へと行ったんじゃないかな?」

「あぁ、それも考えられるな」

「もしかしたら東京から寝台特急はやぶさに乗って鳥栖駅で特急かもめに乗り換えて長崎方面へと行ったんじゃないかな」

「ほう、なるほど。すると、犯人は鳥栖で特急かもめに乗って長崎方面へ向かったってことか」

「えぇ、そうよ」

「あぁ、それも考えられるな」

 そして、南は時刻表を見てこう言い出した。

「そうか、犯人はそれを利用したのか」

「なるほど、東京から鳥栖へは寝台特急はやぶさに乗ってそこから特急かもめに乗って長崎方面へと向かったのか」

「あっ、この男、ルビィ、見たよ」

「えっ、それは本当か」

「うん、たしか鳥栖駅の辺りで」

「そうか、犯人は鳥栖から特急かもめに乗って長崎方面に向かったのか」

「きっと間違いないよ」

と千歌は南とルビィに対して言った。

 

「なるほど、すると犯人は鳥栖から特急に乗って殺人が行われたんだな」

「そうか、犯人は途中から特急かもめに乗っていたのか」

と高山が言った。

「えぇ、そうよ」

「南さん、時刻表を見せてください」

「えぇ、はい」

早速時刻表で調べてみると、

寝台特急はやぶさ

東京発 18時19分発 乗車

鳥栖着 10時19分着 下車

特急かもめ9号

鳥栖発 10時22分発 乗車

肥前山口着10時46分着 下車

特急みどり10号

肥前山口発11時12分発 乗車

鳥栖着 11時38分着 下車

「そうか、肥前山口で特急みどりに乗り換えて鳥栖へ戻ったのか」

「えぇ、そうよ」

「これで和田山のアリバイが崩れたな」

「よし、早速和田山の逮捕に向かうか」

「えぇ」

 そして、千歌とルビィと曜、そして、南と高山は長崎の海岸へ向かった。

「あぁ、あなたは」

「やぁ」

「なにかようかな?」

「実は話したいことがあってね」

「で、なんのようなんですか?」

と、和田山に言った。

「あなたは長崎へと行きましたか」

「だからなんなんだ」

「この特急かもめの殺人の犯人、あなたですね」

と千歌は和田山に言った。

「えっ!?」

と和田山は驚いた。

「あなたは東京から寝台特急はやぶさに乗って鳥栖へ向かい、そこから特急かもめ9号に乗って肥前山口で下車してそこから特急みどりに乗り換えて鳥栖へと戻った」

「えっ」

「じゃあ、杉浦も須藤も」

「そうだよ。和田山がやったんだよ」

「長崎で共犯と一緒にね」

「くっ、くそー。なんでわかったんだよ、私が犯人だってことを」

と和田山は観念したようだった。

「それで、もう一人の仲間は」

「今頃博多にいるよ」

と、そこに長崎県警の刑事が到着した。

「和田山信夫、殺人容疑で逮捕する」

「さすがだな。彼女たちはなかなかいい感をもっているようだ」

「やぁ、お手柄だったな」

「南さんに高山さん」

「これで事件は解決したな」

「えぇ」

「うにゅ」

 こうして1つの事件は解決となった。

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